ファンダという色眼鏡をかける弊害(2) | FXデイトレ@フィボナッチサイクル戦略.COM

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サイクル(横軸)+水平線(縦軸)+斜線を使ってチャートを分析しトレードしています。

話は少し脱線するが、情報とインディケーターには共通点があるように思える。全てのインディケーターはローソク足の動きを後から追いかけて表示する。よって、ローソク足の動きより遅く情報が我々に伝わる。このことから、察しのよい方なら情報とインディの共通点がお分かりかと思うが、要するにインディでトレードをした場合は、判断が遅れるので利益がとりにくい環境に自分を置いていることになる。初心者はインディを多用する。自分ではインディが多ければ多いほど安心するのだが、事実はその真逆でますます自分を不利な環境に置いていくことになる。

話を戻す。今週6月11日(月)に一方的な下落が続いたユーロだが、その後下げ渋り、反転上昇していった。6月14日(木)にスペインの国債の利回りが一時7%を超えたというニュースが流れたので、ユーロは下落していくものと見ていたが、それでも下げない。あのニュースで下がらなければ、EUのネガティブ情報に慣れっこになったか、「ギリシャ選挙の様子見」を疑うしかなかった。
 
ユロドル4時間足
しかし、ユロドルの4時間足チャートを眺めて、ふと思った。6月1日に底をつけた流れは4時間黄チャネル上辺を上抜け上昇に転じた。方向感はややかけるものの移動平均もチャネルの方向も上向きだ。チャートを素直に見ていれば、買で戦略を立てるべきではなかったのかと。

今週はほとんどロングをしていない。それは、先のファンダメンタルズに縛られている自分がいたからだ。戻り売で伸び悩んだりしたことは、当たり前のことで流れが揉み合いとは言え「上」だったからである。また、5月から売り癖がついていたこともあるだろう。

ファンダメンタルズや情報を全てシャットアウトすることはどうかと思うが、「チャートに従う」を忘れてはいけないことがよくわかった週だった。思えば昨年の3月、東日本大震災で円安に流れるだろうと思い込んだ建玉は無残にも踏みつけられた。この時もチャートに忠実であったなら、踏みつけられる前に戦略を立て直すことができたはずだ。ただし、1995年の阪神大震災後のドル円の動きがわかっていれば、「歴史は繰り返す」で対策はとれていたのだが・・・。

情報(特に指標、国際会議、政策会議、選挙、金利発表など)を入手することは大切であるが、それをもとにしたファンダメンタルズに縛られ色眼鏡でチャートを見ると歪んで見えてしまう。よって、常にチャートに忠実であることを心がけなければならない。その意味において、スキャルピングに徹する限り、ファンダメンタルズ分析は必要ない、または弊害にすらなるのかもしれない。

(1)で書いたギリシャ選挙後の動きのシナリオも思い入れると、自分の正当性に縛られチャートを歪めてみてしまう要因となるだろう。トレーダーは評論家ではなく選手である。評価は結果が全て、しかしながらその努力の過程はもっと大切なことである。

現在、ポンドルが急上昇している。チャートに忠実であったなら獲れているのだろう。