あるとさん主催のmotorcycleコンペ2024に参加しております。

アオシマ1/12のカワサキポリス1000を製作しております。
前回までの進捗状況はこんな感じです。

さて、残る取り付けパーツもあとわずか、ひとつひとつ確実に作業を進めていきましょう。
完成するかな?

前回同様パーツの取り付けがメインとなりますが、ボス穴がユルユルで、さらにボスが短くて、果たして強度は大丈夫なのかという不安がつきまといますね。
まずは車体後部のサイドバック(ラゲッジ)を取り付けましたが、これがまた「合わない」「(強度が)もたない」の連発でして、サイドバックのガードパイプのボスを削り落としてプラ棒で足付けしたり、テープで引っ張ったりして、ようやくこの形になりました。


サイドバックは明らかに傾いていますが、左右のバランスは揃っているのでそのままにしてます。
左右のバランスが揃っているのにパーツが傾いてしまうというのは、そう設計ミスです!

接着剤が固まるまでの間に、別途組み立てをおこないました。
グリップにミラーを取り付けたり、

タンクにフューエルキャップを取り付けたり、

フットレストとペダル類の調整をおこなったりしています。
フットペダル類はユルユルなボスではまず強度的に耐えられないので、0.5mmのピアノ線で足付けをしています(黄色矢印)。
この作業中に細いパーツを折っちゃいましたが、リカバリーしておきました。
さて、どれでしょう?
( ^o^)

シートを仮組みしていてビックリ!
シートはこの位置に取り付けるんですが、

シートにはショックアブソーバーがパーツ化されているにもかかわらず、その先端部分(赤矢印)を取り付けるボス穴も無ければボスも無い、というより取り付ける場所が無い!

説明書にも明確な指示が無い!

つまり宙ぶらりんの状態で、これではショックアブソーバーの機能を果たさないです。
「左右のサイドバックの裏側なので見えねーだろ」みたいな設計なんですよねぇ。

いやアオシマさん、これスケールモデルなんですけど・・・
しかも上から覗けば丸見えだし(TOT)。

実車がこうなっているわけはないから調べてみたんですが、なんとこのようなショックアブソーバーを装備している実車画像が見つかりませんでした!
通常(バイクの知識が無いのでよく知りませんが)、バイクのシートの下ってバッテリーとかが入っていて、開閉できるようになっていますよね?
だからショックアブソーバー的なものは、たいていシートの中か、内側の真下に取り付けられていると思うんですが、この実車画像にもキットパーツのようなものは無さそうだし。
どーゆーこと?

要らないパーツなら切っちゃうぞ、コラ!
せっかく塗装までしたのに。
「この部品は使用しません」で良かったんじゃね?

アオシマってけっこうな老舗メーカーなんですけど、いつまで経っても二流のイメージが拭いきれない理由が、こういうところに表れていたりします。
 模型を「精密」に再現するにはそれなりの技術と知識が要りますから、モデラーによって個人差が出るのは仕方のないことですが、たとえ技術が未熟でも「正確」に作りたいと思うのはモデラーの共通意識だと思うんですがねぇ。
ことによるとエレールよりヒドいかも。
外箱に「上級者向けキット」って書いてみる?
ユニオンやグンゼみたいに。
あれ、ハッタリだけどね。
そうしたら、よほどの変態モデラーしか買わないだろうし、私みたいな・・・

あと凄いのはラウドスピーカーの取り付け部分で、ラウドスピーカーはフレームに取り付けるように指示されていますが、なんとフレーム側もラウドスピーカーのステー側も「ボス穴」なんですよねぇ。
しかもフレーム側は約直径2mmの丸穴、ラウドスピーカー側は高さが2mm弱の釣り鐘を横にしたような形の穴だから、取り付けが決まるわけがありません。
幸いフレーム側は丸穴なので、先端を釣り鐘型に加工したプラ棒を作り、あらかじめフレーム側に接着しておきました。

仮組みすると、こんな感じ。
多少の微調整は必要ですが、おそらくこれで位置と角度が決まるでしょう。

残されたパーツはこれだけ!
フットペダル類の取り付け以外は強度的に不安が無いものばかりなので、この後の作業はスムーズに進むと思います。
この状態で接着剤が固まるまで一晩放置し、次回はいよいよ完成となります・・・たぶん。

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~