あるとさん主催のmotorcycleコンペ2024に参加させていただきました。

アオシマ1/12のカワサキポリス1000を製作しておりますが、前回に引き続き、 本格的な製作前作業として、パーツの整形や仮組み及び調整をおこないます。

先日メッキパーツの剥がしをおこなっていましたが、ここでちょっとした問題が発生しました。
 始めにクリアーコートを剥がすためにIPA風呂に浸けて、5~6時間経過してからハイター風呂に浸けて一晩放置していたんですが、今朝状態を見てみると、
メッキは綺麗に剥がれましたが、下に何か塗られており(ひょっとしたらメッキの定着剤?)、これがなかなか剥がれません。
通常なら、光沢を出すためにクリアー塗料のようなものが塗られており、これはIPAや薄め液で落とすことができますけど、どうも様子が違うようです。
以前、金属モデルガンを塗装した時にプライマーとしてミッチャクロンを使ったんですが、塗装の仕上がりが気に入らなかったので剥がそうとしたんですがなかなか剥がれず、今回のようなシワシワな塗膜が残りました。
成分はメーカーに問い合わせるか、定性分析をしないとわかりませんが、メッキ剥がしという面ではかなりしつこい塗膜になっていますね。
画像の白っぽい部分が平筆でこすり落としたもので、黄色っぽい部分がまだ剥がれていない部分で、問題なのは剥がれかかった塗料?がシワシワな状態で残っていることです。

モールドの細かいフロントフォークやディスクブレーキは、さらに悲惨な状態です(TOT)。
これ、 綺麗に剥がれるのかな?

いったい何が塗られているのかわからず、開始早々に製作が止まってしまう事態に!
うーん、困りましたねぇ。

以前(と言っても10年ほど前)、同じアオシマ1/12のカワサキZ900RSを製作したんですが、その時はこんなことは無かったんですよねぇ。
メッキ剥がしは過去に何度も経験がありますが、こんなに手こずるのは初めてです。
とりあえず、もう一度IPA風呂に浸けて状態を見てみますが、変わらなければ次の対策を考えないといけませんねぇ。
他の方法として、「薄め液風呂」に浸けて剥がれてくれたら良いんですが、繊細なパーツが多いので、あまり歯ブラシ等でゴシゴシはしたくないので。

実験的にランナー部分を薄め液風呂に浸けてみました。
その結果が、これ。
残っていた塗膜は柔らかくなり簡単に剥がれるようになりましたが、検体として使用したランナーが割れました。
これはランナーをカットした時にクラック(ヒビ)が入ってしまったことが原因でして、薄め液を使う場合は気をつけたほうが良いです。

一方、先行して塗装工程に回しているタンクは、溶きパテを塗ってから研磨し、さらに状態を見るために捨てサフを吹いて再研磨した結果、目視ではヒケはわからなくなりました。
まぁ、もう一度サフを吹いてみないとわかりませんけどね。

 さて問題のメッキ剥がしですが、数時間IPA風呂に浸けていたら柔らかくなったので、毛足の短いボカシ筆を使ってこすり落としたんですが、モールドの細かい部分や位置決めピンの穴などは剥がれず、爪楊枝を使って剥がしました。
これでも完全に剥がれているわけではなく、中途半端に残っている部分もありそうで、最悪なのはそういうところは塗料や接着剤、さらにはパテなどの食い付きに悪影響を及ぼすことでして、パーツ整形はかなり入念におこなわないといけませんねぇ。
メッキ剥がしという作業は、本来は説明書通りの組み立て作業ではないので、不具合が生じた場合は自己責任になるんですが、それにしてもねぇ・・・
ここ最近アオシマのキットを組み立てたことが無いのでわかりませんが、アオシマのメッキパーツってみんなこんな状態なんでしょうか?
まさかこのアイテムだけってことは考えにくいし、知っている人がいらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _)m。

組み立ての前作業でかなり時間をとられましたが、ここから製作に移りたいと思います。
タンクと同じホワイトで塗装するパーツは、いったんグレーサフを吹いて状態をチェックします。
一部に異物が付着していましたが概ね良好といった感じでした。
この後、 ベースホワイト→ホワイト塗装と移ります。

エンジンの後付け加工ができないようなので、フレームはパーツの状態でフラットブラックで塗装しました。
なので、組み立ててから合わせ目を消してタッチアップするという、面倒くさいことににりましたね(TOT)。
エンジンは基本塗装としてシルバーで塗装しています。

メッキを剥がしたパーツは塗装しなければいけないので、ひたすらパーティングラインやゲートの処理をおこないます。
ようやく本来の作業工程に入りましたが、今回はここまで。

では、また。
(^^)/~~~