めぐみさん主催のファイナルラップコンペSeason2に参加しております。

ユニオン1/24のブラバムBT33の製作も、今回で最終回となります、たぶん。
 前回までの進捗状況は、こんな感じです。

おそるおそる固定していたマスキングテープを剥がすと(輪留めを忘れずに!)
やっぱり、コクピット内の追加工作は正解でしたね。
フロントサスペンションとエンジンの密度感を考えると、これくらい手を入れないと物足りないと思います。
まだシートの前後の空間(黄色矢印)が物足りない気もしますが、模型的にはこれでも良いのかな?
この部分の詳細な画像が見つからないので、手の入れようが無いというのが正直なところですが。
この画像から想像して「でっち上げリング」するという手もありますが、悩むところです。
ちょっと心残り・・・

あと気になっていたステアリングですが、ハセガワ1/24ホンダRA272のステアリングを取り付けてみると、
もちろんキットを設計した年代が全く違うので、新しいハセガワのほうがリアルに再現しているんですが、見た目はあまり変わらないんですよねぇ。
なので、エレールを信じて、このままいきます。

ノーズやウイングを仮組みして、雰囲気を見てみました。
おーっ、カッコよか~!
立派にF1しとるやん。
リアウイングはまだ載っけただけだから、定位置に取り付けると、5mmほど高く5mmほど前にズレます。
この位置のほうがカッコ良い気もしますけどね。
修正につぐ修正とスクラッチでかなり手こずりましたが、一度製作していたことも手伝って、何とかここまで来ましたぁ( ^o^)。

ちょっと余談ですが、最近はスケールモデラーよりもガンプラモデラーのほうが多いせいか、ゲート処理すら面倒くさがる輩がいるようですねぇ。
ゲート処理の要らない製品なんかあるわけないのに。
メーカー側でゲート処理までしていたら、まずその手間で価格が跳ね上がりますし、傷付き防止で主要パーツは個別梱包になるでしょうし、そんなことをしていたら販売価格は数万円になります。
楽プラでさえもゲート処理は必須ですから。
そういう人がこのキットを製作したら発狂するでしょうねぇ。
まぁ初めから作ろうとは思わないでしょうが・・・
前にも書きましたが、「作りやすいから作る」のではなくて、「作りたいアイテムだから作る」んだから、多少の手間暇は我慢しないとね。
多少じゃないような気もしますが。
このキットはそんなレベルの製品ではないし、ユニオンが宣う「上級者向け」でもありません。
ただ古いキットだから、そこまでの考証がされていないだけです。
だけど「作りたいアイテムだから作る」んですよねぇ。

と、愚痴はこれくらいにして、実車画像と比較すると、
フロートウイングが小さくて、タイヤとリアウイングがデカく見えます。
肉眼で見るとこの画像ほどの違和感は無いんですが、スマホのカメラで撮るとこんな風に写っちゃうんですよねぇ。
何でだろ?(←お前が下手なんだよ!)

そんなことより、4輪接地のチェックをば。
まだ「鬼キャン矯正治具」を車体に密着させていないし、各ホイールも仮組みしているだけなのでやや不安定な感じですが、

左側の後輪に若干の逆キャンバーが付いていること以外は、4輪とも綺麗に接地していますので、矯正すれば直ると思います。
それより、オイルクーラータンクが、配管のビニールチューブのテンションの影響で曲がっちゃってますねぇ。
接着してから十分に時間を置いてから配管したんですが、想像以上にビニールチューブのテンションがキツかったようです。
これは何とかしないと、後ろから丸見えだし。

人通りチェックしたところで、そろそろホイールを接着して4輪接地の調整に移ります。
今回は、2液混合タイプのエポキシ接着剤を使ってガッチリ固定します。
 2液混合タイプのエポキシ接着剤はその接着強度の高さゆえに、間違って接着すると外すのはほぼ不可能になりますが、硬化時間が24時間と長いため、固まるまでの間なら微調整が可能なので、瞬間接着剤のように慌てて作業する必要はありませんから。
じっくりと位置決めと調整をおこない、接着中に動かないように固定さえしていれば、良好な結果を出してくれます。
前後輪ともに、心もちトーインになるように調整しています。
特にトーアウトグセのあった前輪は、マスキングテープで矯正しています。
しかしスマホで撮った画像を見ると、あたかもトーアウトになっているように写るんですよねぇ・・・

逆キャンバー気味だった左側の後輪は、ホイールの上側にクサビを打って 、真っ直ぐ接地するように矯正しました。

最後にきちんと4輪接地するようにテープで押さえておきます。
テープによる固定は、必ずタイヤ上面でおこなうこと。
くれぐれもボディに重しを置いて一気に接地させようなんて考えないことです。
F1模型のサスペンションは脆弱ですから、そんなことをすると間違いなく折れます(と、経験者は語る!)。

経験しとったんかーい!
良い子は真似しないでね♡(←誰が真似するかいっ!)
後はこのまま放置して、接着剤が固まるのを待ちます。

曲がっていたオイルクーラータンクは、ここまで直りました。
これ以上やると「バキッ」といきそうなので、これで我慢します。

4輪接地が決まるまでの間に、残りのパーツの取り付けをおこないます。
まずはサイドミラーとキャノピーの取り付けですが、サイドミラーに関しては、結局キットパーツは強度に不安があるのと形がイマイチなので、タミヤを改造したパーツを使いました。
 実車のサイドミラーはアームの断面が流線形なんですが、このスケールで再現するのは私には無理なので、外形1mmのプラ丸棒を使っています。
キャノピーはフレーム部分を塗装で表現し、Gクリアーボンドで接着しているので、固まるのに時間がかかりますねぇ。

エアファンネルは、ゲート処理中にひとつ飛ばしてしまいました。
他の作業をおこなっているうちに見つかるのを期待していましたが、結局見つかりませんでした。
(TOT)
まぁ、キットパーツは形が不揃いだし、空気取り入れ口の外径も4.0mm~4.5
mmとバラバラなので、サイズがキットパーツに近く(外径4.5mm)形も揃っている内径2mmのハトメを使うことにしました。

エンジンに取り付けるとこんな感じです。
やはり外径が少し大きい(1/20スケールでちょうど良いかも)ですが、形が揃っているのと「金属製」だということで自分を納得させました。
つまり妥協ですね( ^o^)。

上から見ると、そんなに違和感は感じないので、これで良しとします。
というか、他に選択肢はありませんから・・・
車体の4輪接地とともにキャノピーの接着剤が固まるまで、この状態でひと晩放置します。

残るパーツはリアウイングのみとなりました。
予定に反して今回の完成には至りませんでしたが、次回は間違いなく完成となるでしょう。

前回製作した時は、もともとパーツの欠品が多くスクラッチの連続だったのに加えて、作業の終盤で作業台から落下して大破してしまいましたが、ようやく完成させることができそうです。
感慨深いですなぁ。
エレールのキットは、それはもう作りにくいキットが多く、ネットで先人の製作記事を見ても、皆さん一様に苦労されていますが、完成にたどり着くことができれば、その苦労も拭われるほどの仕上がりを見せてくれます。
けして、お勧めはしませんけどね。

完成まで、あと一息。
気を引き締めて行きましょう。
ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~