めぐみさん主催のファイナルラップコンペ2に参加しています。

製作が止まっていたユニオン1/24 ブラバムBT33の製作を再開します。
前回まででボディカウルの塗装にタッチアップが必要となるところを見つけたので、ボディカウルは再仕上げに回しています。
このキットは以前にも製作したことがあり、その時はパーツの欠品により製作が難航し、さらに製作台から落下して大破するという憂き目に遭い、ゴミ箱ポイになった経験があります。
その時に気づいたのは、「イモ付け」パーツが異様に多く、エンジン架を含める細いパーツのほとんどが強度的に不安になるものでした。
前回の経験を活かして、 車体に取り付ける前にその不安をぬぐうべく、対策を立てることにします。
まずサイドミラーはイモ付けなので、形状的に近いタミヤのホンダRA272のパーツを改造し、差し込み式にできるようにしました。
スケールは違いますが、サイズはほとんど同じで、前方(鏡面の反対側)がとんがっているくらいです。
まだ、どちらを使うかは思案中です。

次は車体前部にあるラジエターからエンジンまでの配管は、ボディカウルの下側に取り付ける際、ラジエターとの取り付けと、エンジンから出てくる配管との結合はイモ付けなので、0.3mmのピアノ線で足をつけておきます。
何故こんなことをするかは、後でわかります。

次はこのキット最大の難関とも言える作業でして、キットのまでちゃんと組めたら、それは奇跡ですよ!
とりあえず説明書を。
フロントサスペンションに取り付ける細いパイプ?は、ボディ側の取り付け場所以外は全てイモ付けでして、狭いサスペンションの間を通し、タイロッドをかいくぐりながら接着しないといけませんから、前回の製作時で一番苦労ししました。
まぁ、あの時は事前にに説明書もチェックせずに組み立てましたから、上手く行くわけがありませんけど・・・
このキットには、もう一カ所同じようなところがありますが、ここに比べたらずっと楽ちんで「屁こいてプー」です。
こんなとんでもないキットを販売しておいて、ユニオンは「上級者向け」とか言ってますからねぇ、「ケンカ売ってます」と表示を書き換えたほうがいいと思います。
もちろん製作手順は説明書を無視しなければいけませんが、フロントサスペンションを仮組みして、ボディ側から出てくるパーツとの位置関係を確かめて、さらに接着強度を高める工夫をします。
フロントサスペンションの主要パーツを仮組みして、説明書のパーツG-118の取付位置を確かめて、
下側のサスペンションアームに凹みをつけておきます。
パーツG-118では長さが足りなくなる(約1mmほど短い)ので、外径1mmのプラ丸棒に置き換えます。
実際にはサスペンションアームにコイルスプリングのダンパーや車軸が付くので、もう少しやりにくくなりますが・・・

次はエンジンのプラグコードですが、説明書を見ると、
「配線される方は、次の加工を行ってください」って書いてありますけど、ただのイモ付けなのでは?
しかも、こんな小さな接着面積だと、100%製作中に外れて「イーッ」となるだろうし。
もうここも説明書を無視して、「次の加工」をおこないます。
加工と言っても邪魔な突起を削って穴を開けるだけですけど。
ただ、うわごとのように「6号つり糸を利用」を繰り返す説明書は無視して、プラグコードは0.5mm、キャブレターパイプは0.65mmと太さに変化をつけました。
実車画像を見ても、キャブレターパイプのほうが少し太いように見えますから。

次は問題のコクピットですが、ここはもうトホホの2乗くらいですから、ディテールアップも含め、かなり手を入れます。
これエレールの拘りなのかと思うほど、エンジン内蔵キットのコクピットはショボいんですよねぇ。
なんでだろ?
金型を設計する時、エンジンが上手くできたところで力尽きちゃうのか、舞い上がって他のところはどうでもよくなるのか、エレールってコクピットの表現が下手くそです。
実車画像を確認すると、


これに対してキットはと言うと、アッサリしてますねぇ。
まぁ、F1マシンというものは、シーズン中にも様々な仕様変更がありますし、極端な場合、同じレースでもカーナンバーで異なっていたりしますから、細かい部分の形状の違いは良いんですが、パイピングの省略はしょうがないとしても、せめてメーターパネルとステアリングコラムくらいはちゃんと再現して欲しいですね。
F1マシンの模型においては、コクピットカウルを外した時の内部表現は肝ですし、せっかくフロントサスペンションが細かく再現されているのに、コクピットカウルを付けたまま飾るのはちょっとねぇ。

ここからは、ボディカウルの塗装が乾くのを待って、組み立てながら修正とディテールアップを加えていきます。

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~