大ちゃんさん、めぐみさん主催のガレージキットコンペに参加しています。

今回はホワイトメタルキットということもあり、またキット自体のディテールはアッサリしているので、細部を作り込むというより塗装に重点を置き、ボディなどの外装パーツの整形に力を入れて製作しています。
ボディの整形はおおむね終わったので、サフを吹いて状態をチェックします。
まずは下地塗装として、ニッペのマルチミッチャクプライマーを2度吹きしてから、

ベースホワイトを吹いてみました。
小物はこんな感じに。

製作の起点となるリアシートは他のパーツの位置決めに関与するので、シャーシを治具にして正確に組み立てました。

エグゾーストパイプは塗装しないほうがよかったのかも。
ホワイトメタルの素地を生かして、金属感を強調したほうがリアルですしね。
まぁ、後で剥がすとしますか。

問題のボディパーツはと言うと、ボンネットは綺麗に仕上がっているようですが、

残念ながら、ドア周りに「ボイド」と呼ばれる気泡跡がありました。
ホワイトメタルの素地では見にくいですけど、サフを吹くとまるわかりになります。
一度パネルラインで区分けしてサフを剥がしました。
左側はこんな感じ。

右側はさらに広範囲にボイドが見つかったので、フェンダー部分まで剥がしています(TOT)。

気になっていたフロントグリルも若干凹みが見られますね。

今回はこんなものを使ってみました。
固まるとプラ材のように削れるらしいです。
瞬間接着剤という名称ですが全く信用していないので、さらに24時間放置して、固まったら整形してサフで再確認します。

今回の製作のキモですから、焦らず騒がず時間をかけて整形して行きます。


これだけでは完成しないので、我が家のジャンクボックスからめぼしいものをピックアップすると、
ワイヤーホイールやステアリングは微妙ですが、グリル用のメッシュやヘッドライトのリングは使えそうですね。

左上のウインドシールドはフジミ1/24のシェルビーコブラのもので、形は違いますが少し手を入れれば使えるかも。

実車はこんな感じで、全体的に低く、なだらかな曲面ではなく、中心から左右にかけて直線的に延びています。
特筆なのは、ボディとの合いが良好なことで、これは嬉しい発見でした。
スクラッチするよりも強度が稼げるので、これが使えると大きいでしょうね。
ガラスも平らな板状だから、透明プラ板を切り出せばいいだけだし。
このウインドフレーム用のガラスもありますから、「でっち上げリング」でそのまま使うという方法もありますが・・・

さらに嬉しいのは、これ。
フットペダルやドアノブ、フューエルキャップまでありました!
それに、以前BMW 3.5CSのダイキャストミニカーをレストアした時に購入した立体デカールが使えそうだし。
右側はキット付属のデカールですが、劣化が激しいし、明らかにオーバースケールで使えませんからね。

意外といけそうなのがステアリングで、スポーツタイプだから全くダメだろうと思っていたのが、

よく似ているんですよねぇ。
ステイの穴を埋めてラインを入れたらそれらしくなるかも・・・

どうしても揃わないのがバンパーでして、1930年代のクラシックカーのバンパーなんて、同じ時代の車からしか流用できませんから、やはりスクラッチ頼りということになりそうです。

なんとなくいけそうな感じがしてきたので、シャーシ部分から製作を始めてみましょう。
このキットのシャーシは単なる板状のパーツに、シャーシフレームを表すリブなどがモールドされているだけで、タイヤハウスから反対側が筒抜けだし、車軸を支える軸受けのようなものは無く、ただ溝が掘られているだけなので、
組み立て前にこれらを作っておく必要があります。
厚紙で型紙を作って、タイヤハウス内に壁を作って、筒抜けにならないようにします。

ボディを載せると、こんな感じに。
これで筒抜けにはならなくなりました。
型紙に合わせてプラ材を切り出し、シャーシに取り付けると、こんな感じに。

リアシートは所定の位置に決まります。
これによって、センターコンソールとフロントシートも決まりました。

ボディを上からかぶせると、こちらもキッチリ決まります。
シャーシに取り付ける主要パーツは全て位置が決まったので、これから塗装しながら細部のディテールアップに移ります。


幌とエンジンフードを載せると、車体の全体像はこんな感じになります。

フロント側のガイドがズレ止めを兼ねているので、エンジンフード(ボンネット)も決まりました( ^o^)。
おわかりのように、エンジンは載せないことにしました。
載せたところで上げ底になるし、エンジンを作り込んでも、運転席などのディテールがイマイチなので、あまり意味がありませんからね。
ボディのほうはまだまだこれからという感じですね。
フロントグリルやウインドシールドなどの、工作に時間がかかるパーツの製作がありますし、ミラーやバンパーなどのパーツはまだ揃ってもいませんから。

ボディは整形を終えて傷チェックをしました。

綺麗にはなりましたが、度重なる研磨作業でドアの分割ラインが消えかかっていますね。
フロントグリルはかなり良い感じに整形できました。

シャーシに後部座席を載せ、マスキングテープでガイドラインを設けて、センターコンソールの位置決めをおこないます。

さらに車軸を通す真鍮パイプを取り付けて、車軸が脱落しないようにしています。

整形がおおむね終わったので、この後シャーシとボディは本塗装に移ります。
ボディは色分け→クリアー吹き→仕上げと、まだまだ時間がかかりますねぇ。
それまでに外装の小物を揃えたいところです。

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~