旧ゾイドのデスピオンをレストアしています。
③尻尾先端のカメラ窓を複製
手配していたレストア用の材料が一部届いたので、レストアを再開していきます。
①のピニオンギアの交換は簡単な作業なので割愛します。
②の動力パイプは各所で太さが異なります。
・胴体中央部:外径6mm
・尾部:外径3mm
・ビーム砲:外径2.5mm
動力パイプのレストアはキットのように軟質プラで再生するのは不可能ですし、今後のことを考えると強度に不安があるので、 コイルスプリングを使うことにしました。
使用したコイルスプリングはできるだけやわらかいものを選びましたが、それでも取り付ける場所はプラですし、ずっとテンションがかかり続けるので、固定する部分には金属線などで足付けをしてしっかりと接着する必要がありますね。
尾部の動力パイプは尻尾パーツを取り外す際には簡単に外せないといけませんし、尻尾が前後に動くことで簡単に抜けないようにしなければなりません。
では尾部の動力パイプから。
まず、キットの基部パーツに穴を開けて外径1.6mmの真鍮パイプを埋め込み、外径2.5mmの真鍮パイプをかぶせてから外径3mmのスプリングを接着します。
何故こんなまどろっこしいことをするかというと、基部パーツは軟質プラなのであまり大きな穴を開けると破損しやすいからです。
次にビーム砲の動力パイプを。
自在鋼線と外径2.5mmのスプリングを組み合わせて、破損したパーツに形を合わせます。
もうひとつのデスピオンでは、コクピット前方の動力パイプが破損しているので、ついでにこれも再生しておきます。
まだ真ん中の外径2.5mmの細いパイプは再生していませんが、この程度のものなら簡単に再生できますから、とりあえずこれで。
そしてギミックの補修として、ピニオンギアを交換しました。
そして補修の終わったパーツを取り付けて、動作テストをおこないました。
文句はさておき、残された補修箇所は、胴体中央部の動力パイプと尻尾先端のカメラ窓の再複製ですが、それは材料が届いてからになりますね。
今回補修しているパーツはいずれも壊れやすいもので、逆に言えばこの部分の設計がしっかりしていれば、ほとんど壊れることは無いんですよねぇ。
高い所から落としたりしなければですが。
メーカーさんには一考をお願いしたいものです。
デスピオンの補修はいったん保留にして、 合わせてレストアを進めているセイバーファングは、黄色い成形色とゲート跡を処理しないで塗装されていることが気に入らないので、パーティングラインとゲート跡の処理を施した後、塗装を変えることにしました。
胴体はこんな感じに塗り分けて(ホワイト→ダークイエロー→ 陸上自衛隊迷彩色の茶色)、このようになりました。