ここ最近は40年以上前に生産されていた旧キットの製作が続いておりますが、今回もまた悪い虫が出まして、珍しいキットを入手してしまいましたぁ~

それがこれ!

サニー1/25のACコブラ427であります。
メーカーは 「サニー」でスケールは「1/25」でシェルビーではない「ACコブラ」という、まことに異色づくめのキットですが、内容はなかなか魅力的な製品のようです。

実は私、一番大好きなオープンカーがシェルビーコブラでして、かつては京商やロードタフの1/18、レベルの1/20、ブラーゴやJADAおよびフランクリンミントの1/24などなど10台以上のシェルビーコブラのミニカーを所持しておりまして、完品のものはオークションで売ってしまいまして、 現在残っているのはレストア待ちのジャンク品ばかりとなりました。
・アーテル1/18
 ウインドシールドが欠品のジャンク品で、長いことほったらかしになっています。
塗装を剥がして再塗装しなければならないんですがねぇ・・・
・メーカー不詳の1/24ACコブラのプロトタイプ
左側のワイパーが欠品ですが非常に珍しいプロトタイプです!
・同じサニーのデフォルメACコブラ
未組立のモーター付き走行タイプです。
サニーと言えば、こういうキットのイメージが強いですね。
・WELLY1/24のシェルビーコブラ427SC
我が家では唯一の完品のダイキャストミニカーです。
安いわりには、なかなか良くできています。

本題に戻りまして、スケールキットとしてはフジミ1/24に継ぐ2台目となります。
説明書をみるとエンジン内蔵で、ボンネットとトランクの開閉ギミック付のようです。

しかし、メッキパーツとクリアパーツが同梱され、さらにデカールも裸のまんま同梱という、昨今のモデラーなら怒り狂いそうな包装がされています。
デカールは定番の二重ホワイトラインのみで変色しており、あの特徴的なコブラエンブレムのデカールは付いていません(TOT)
 
無性に作りたくなったので、三菱MU-2Jの製作途中にもかかわらず、さっそく製作開始~!

ということで、まずはボディチェック!
開閉ギミックのひとつであるボンネットは、開閉をスムーズにするために前側の隙間がやたらと広いので、プラ板を貼って隙間を狭めてみました。
ちゃんと開閉するかは調整しだいですが・・・

ついでに開閉ギミックのヒンジ部分はいかにも折れそうなので、外径1.5mmの真鍮パイプに交換し、内径1.55mmの真鍮パイプをかぶせてガタツキが少なくなるようにしました。

また、 この車の特徴でもある、転倒時にドライバーの頭を保護するロールバーはイモ付けなので(しかも塗装とデカール貼り後にと指示されてます)、あらかじめ2.1mmの穴を開けて、ボディを貫通する方式に変更しました。
ロールバーが1mmほど低くなりますが、実車も同じ構造になっているので良しとします。

今回の製作において、以前製作したフジミ1/24シェルビーコブラの余りパーツが使えそうなので、ジャンクボックスから目ぼしいものをピックアップしました。
袋に入っているのはレーシングスクリーン(ウインドシールド)で、シェルビーコブラによく見られるフック型のバンパーやシフトレバーは使えそうです。
ホイールとタイヤもフジミのほうが、ディテールが良いので幅を合わせれば使えそうです。
ワイパーも使えそうなものがあるので、こちらはプロトタイプに。

このキットは実車に似せた構造になっており、鋼管フレームのシャーシが再現されています。
なので、エンジンやデフを載せて、シャーシ単体で飾ることもできます。

ボディとの合いは古いキットとしてはまずまずといった感じで、極端な隙間や段差は見当たりません。
今回はキットに付属している前面ガラス(ウインドシールド)は使わず、フジミのレーシングスクリーンを使用する予定なので、取り付け位置を示す凹みをパテで埋め、またトノカバーを装着する際に邪魔になる取り付けピンのモールドは削り落としました。
あったところでオーバースケールですから。

また、このキットではボンネット先端部とリアトランクにコブラエンブレムがモールドされていますが、塗装の邪魔だしオーバースケールですから、思い切って削り落としました。
フジミのデカールを注文したので、問題は無いと思います。

パテが固まる間にエンジンの組み立てをば。
残念ながらエアファンネルは穴も開いていないし形状もイマイチですから、思い切ってカットしディテールアップします。
エアファンネルとシリンダーヘッドを取り付けていませんが、なかなか精密に再現されています。

ボディのチェックが終わったので、ボンネットとリアトランクゲートを仮止めし、サフを吹いて状態を確認します。

 一晩放置して、さらに状態をチェックします。

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~