ユニオン1/24のフェラーリ512Sを製作しています。

車体修正の最終段階の水研ぎ前にボディカウルの合わせをチェックしていたところ、まだ不十分な部分が見つかりました。

ひとつ目は、フロントカウルとドアの間のヒンジの部分が左右均等の隙間になっていないこと、


もうひとつは、コクピット部分とリアカウルの段差です。

ドアヒンジの部分はプラ板(0.3mmくらいかな?)を貼って隙間をせばめてやれば、違和感は無くなると思いますが、問題なのはリアカウルのほうです。
段差の酷いところは1mm近くもあり、これはコクピットカウルの下側が広がることで起きた段差なので、削って修正するとモールドは消えるし、薄くなりすぎて割れちゃう可能性も(TOT)
なので、コクピットカウルをせばめてやる必要がありますね。
正直言うと、かなり難しいです。
手で曲げて、ある程度修正することはできますが、ピッタリとはいかないかも・・・

水研ぎは、#800と#1500の耐水ペーパー及びスポンジヤスリで、段階的におこないました。

とりあえずボディカウルと同じ色、つまりモンザレッドに塗装するパーツは、フェンダーミラー以外全て取り付けましたが、取り付けるパーツの全てが合わないため、水研ぎにこぎ着けるまでめっちゃ時間がかかりました(TOT)
中性洗剤で洗ってから、水分を飛ばすためにしばらく乾燥中です。

この間に、細かいパーツの整形と組み立て塗装を進めていきます。
それからデカールチェックを!
古いデカールは、日光漂白などでデカールが劣化しヒビ割れを起こしたり、また経年劣化でデカールが台紙から剥がれなかったりすることがありますから、余分なデカールを使って判断します。
 剥がれなかった場合は別売のデカールを使うしかありませんが、リキッドデカールフィルムで補強すれば使えるという状態なら、この段階で処理しておく必要があります。
アイテム表示のデカールをプラ板に貼ってみたところ、特に貼りにくいという感じはしませんでした。
綿棒で密着させる際にも破れるようなことは無く普通に貼れ、透明の部分の黄ばみもみられません。
幸い大判なデカールは無いので、おそらく補強しなくても大丈夫なようですね( ^o^)
不思議なことに今までの経験によると、意外と古いキットのデカールは丈夫なんですよねぇ。
特に外国製キットのデカールは丈夫なんですよ。
最近のデカールは古いキットのデカールよりも薄く曲面に追随しやすい反面、日光漂白などで劣化しやすいような気がします。
目安としては、製造から20年経つものはアウトで、オークションなどで中古品を購入する際にも、黄ばみが無くても注意が必要となります。
特にハセガワやフジミのデカールはこの傾向が強く、リキッドデカールフィルムで補強するか新品のデカールを使ったほうが良いように思います。
リキッドデカールフィルムを使うとデカールが分厚くなりますから、研ぎ出しなどをするカーモデルの製作では、その分クリアーを厚く吹く必要がありますから、できるだけ使いたくないのです。

いよいよ車体の塗装開始となります。
まずは、傷チェックとパテ処理した部分の色調差を整える意味で、 クレオスのベースホワイトで全体を吹きます。

唯一の塗り分けとなるシャーシ(コクピット)は、あらかじめシルバーを吹いておきます。

一晩乾燥させてから、次回は車体カラーとなるモンザレッドを吹きます。

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~