前回に引き続き、ユニオン1/24 のフェラーリ512Sを製作しています。

 古い製品ゆえ、ボディカウルの修正を続けておりますが、後の作業をやりやすくするために、シャーシの一部を切り取ってカウルと一体にします。

一番問題なのは前部カウルの先端下側の部分がシャーシと一体になっていることで、まずこの部分をカットし前部カウルに接着し整形することにしました。


前部カウルを仮組みすると、こんな感じに。

後部カウルも組み立てると、こんな感じになります。
まだ完全に段差は消えていませんが、擦り合わせで消せるレベルにはなったようです。
この時点でボディサイドのリベットモールドが消えてしまうのは諦めることにしました。

 このキットはかなり精密に設計されており、それゆえパーツ割りや凸部の裏側のヒケが非常に多いので、パテ埋め及びそれに伴う整形作業がたいへんです。
あて板に貼った耐水ペーパーで軽くサンディングして、 目立たなかったヒケを見つけます。
そして溶きパテを塗ってしばらく乾燥、パテが固まったらサンディングして面出しをおこないます。
・シャーシ

・フロントカウル

・リアカウル
めちゃくちゃヒケがありますね。
特にリアカウルは酷く、スポイラー部分は接着位置を凸モールドでラインを示していますが、位置決めのピンや穴などは無いので、箱絵を参照に組み立てました。
接着面は隙間ができるので削って合わせてから 溶きパテを塗り、サンディングしています。
たまに仮組みしながら段差やヒケをチェック。
なかなか良いプロポーションをしています。
かなり良くなりましたが、まだまだ不十分なので、このあとは水研ぎにまわします。

数日前に蛍光灯漂白をしていたデカールは、こんな感じになりました。
かなり白くなりましたね( ^o^)
デカールの漂白としては窓ガラスなどに貼っておこなう「日光漂白」が一般的ですが、 これは紫外線によるものです。
蛍光灯からも紫外線は出ているので、同じ効果が得られますね。
注意点としては漂白されるとともに劣化するので、そのまま 貼ろうとするとヒビ割れを起こす ことがあり、キツい曲面やモールドには追随してくれないこともあります。
「リキッドデカールフィルム」などで補強することは必須となりますが、その分デカールが厚くなりますから、研ぎ出し前のクリアーを厚く吹く必要があります。
それに、完璧な対処法ということでもないので、代わりのデカールがどうしても入手できない時くらいにとどめておいたほうが良いでしょうねぇ。
今回はスタジオ27からデカールが販売されていますから、劣化を懸念してまで無理して漂白する必要も無いんですけどね・・・

ということで、今回はここまで。
(^^)/~~~