固定スライドガスガンの集弾性を確かめるためにブログを投稿してきましたが、今回は最終回となります。
前回は、固定スライドガスガンの集弾性を向上させるために、アウターバレルやインナーバレルのガタつきを減らすことに着目してきました。
現在所持している4丁の固定スライドガスガンの中で、一番集弾性が高かったコクサイガバメントカスタムを題材として選んでみました。
その結果、若干ながらですが、バレルのガタつきを抑えることにより、集弾性が向上することがわかりました。
しかし、コクサイガバメントカスタムは、トリガーを引くと同時にインナーバレルが後退してBB弾を咥える、いわゆる「バレル後座タイプ」ですから、バレルの後退にクリアランスを設ける必要があるため、インナーバレルのガタつきを完全に無くすことができませんでした。
また、BB弾を発射する直前までに長いトリガーストロークを必要とすることになるので、かなり手ブレが起きやすい構造になっています。
固定スライドガスガンの中には、あらかじめバレルが固定されていて後退しない製品もあります。
バレルが固定されているということは、バレルのガタつきを完全に無くすことが可能ですから、理論的には大幅に集弾性を向上させることができると考えました。
その対策を施す製品は、WAコマンダーカスタムです。
WAのコマンダーカスタム固定スライドガスガンは、前述のようにバレル自体が固定されており、シングルアクションの場合、ハンマーを起こすとガス放出ノズルが前進して固定され、トリガーストロークも短くなるので、手ブレによる着弾のバラつきも最小限となります。