私はそもそも、TPP参加に関して完全なる反対派です。
その理由は、これまで折に触れて述べてきた通りです。
10月6日、自民党の西川公也TPP対策委員長が、これまで「聖域」として扱ってきた農産品の重要5項目について、関税撤廃の可能な品目があるかを検討するという趣旨のコメントを記者団に語りました。
今まで通り関税をかけ続けて、自国の酪農畜産農業に携わる方々を守りきる筈だったのに、どうも様子がおかしいですよね。
「聖域」を守りきれないんだったら、TPP参加交渉から脱退すればいいだけの事なんじゃないでしょうか。
まるで「聖域」が、TPP参加の足かせとなっているかの様な風情です。
自民党は先の衆議院選挙において公約として
「聖域なき関税撤廃」など日本の国益に反する形でのTPP交渉参加に反対します。
と掲げ、自民党のHP上にもはっきりと記されています。
そんなにも国民を疲弊させ、ストレスを溜めさせて、一体どうするつもりなんですか。
オリンピック誘致を決定付ける席上で、すぐバレる様な大ウソをついて、一体どうするつもりなんですか。
各国が誇る超一流アスリートと、正々堂々と勝負するその姿をじかに見ようと世界中から集まる善男善女をあざむいて、一体どうするつもりなんですか。
ウクライナやキエフの様な惨状が起きてこない事を私は切に願います。
そういえば、1940年に幻となったオリンピックがあったんでしたっけ。
その開催地は・・・・
東京。
欧米社会から孤立しはじめた日本は1933年に国際連盟からの脱退を表明し、1935年には脱退しているにも関わらず、何故か1936年に東京がオリンピックの開催地として決定されているんですよね。
しかし、支那事変の長期化から開催辞退を表明し、そのまま第二次世界大戦へと・・・
私は戦後の生まれですが、上野恩賜公園の入口で物乞いをしていた、腕や脚を失くした多くの元軍人さんの姿を覚えていますし、戦時中はどれほど耐え忍んだ生活をして、どれほど悲しい思いをしてきたかを家族から散々聞かされて育ってもきました。
何度となく書いてきてはおりますが、戦争をして得するのは、兵器弾薬を売りさばき、国家に戦費を貸し出すグローバル企業だけです。
グローバル企業下僕のマスコミに踊らされて、その気になっては負けです。
グローバル企業の手下である政治家の言葉を信用してはいけません。
平和がいちばんです。