ダメなところは、直すよりももっと良い活用法が | ガステ美智子の愛がミチル話

右の手に持っているものは、玄関へ持って行きたい。

左の手に持っているものは、リビングに持って行きたい。

私は、廊下で固まっていた。

 

どうしよう。。。

 

どちらを先に持って行こうか。そのために、まずはどちらへ進もうか。

玄関とリビングは、反対方向。

その真ん中で立ち止まっている私。

 

そこに彼がやってきて、

「大丈夫?」

と声をかけてくれる。

 

私は、

「これは玄関に持って行きたくて、これはリビングに持って行きたいの。。。」

と答えると、彼はにこっと笑った後、玄関に持って行く方の物を手に取り、代わりに持っていってくれた。

 

これで私は、リビングにだけ行けばいい。

スッと、心が楽になる。

こんなつまらないことでパニックになる私を、笑って助けてくれる。

一度も、「そんなの〇〇したらいいじゃん」と言ったことはない。

今起こっていることが、どれくらい重大か、もしくは些細なことか、それは人それぞれ。

彼は、それをよくわかっている。

 

夜に子ども部屋で、彼と子ども達の会話が盛り上がっている。

子ども達が「次は私!次は私!」と、張り切って学校やバレエ、思い出話を披露し、彼や他の子ども達が答え、止まらない。

私は、こういう輪に入っていくことがとても苦手。

まるで、大縄跳びで中に入れないみたいに。

だから、子ども部屋の入口から、そっと覗くだけ。

 

すると彼がこちらを見てにこっとし、ぽんぽんと自分の隣を叩く。

彼は、いつも必ず隣を空けておいてくれ、呼んでくれる。

私は部屋に入って彼の隣に座り、話を聞く。

「ははは」と笑って応じるくらいしか出来ないけれど、雰囲気を味わえるだけで嬉しい。

 

私の苦手な部分を、優しくサポートしてくれる。

良いところを喜び合うのも素敵だけれど、ダメなところを大切にし合うことの幸せって、温かいなぁ。

 

 

ダメなところから生まれる可能性や、絆。

パートナーシップが、優しく幸せに穏やかに育まれていくことを、アドバイスしています。

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