女だらけの忘年会 | 合掌

合掌

俺の生存記 

先月末から続く忘年会ラッシュも残すところあと一回。
もう何度目の忘年会かなんて数えてないけど。
酒で荒れた胃と肌で今年の終わりを感じている。

俺の所属するコルセンでも忘年会を行った。
っていうか。
俺はオペレーターの彼女達から。
「忘年会をやりましょう!」とお願いされた事が意外であった。


近年では仕事とプライベートをきっちりと分ける風潮が定着しており。
忘年会のように就業時間後の社内的行事は敬遠されることが多くなっている。
俺が昨年まで所属していた部署も然りで。
歓送迎会以外は行わないという上司の方針もあって。
部として忘年会は行わなかったし。(忘年会は有志で行った)
まして女性は会社の飲み会を敬遠しがちだ。
だから俺は漠然と忘年会は行わないと思っていたので。
そういう声が上がることを意外に思ったのだ。

 

俺は上司に忘年会を行うのかお伺いを立てると。
忘年会をやるのは構わないが自分は参加しないということだった。
酒も飲めないし参加しても意味のない会だからということであった。
意味のない会ねぇ・・・。
俺達はいわばひとつのチームだ。
チーム内のコミュニケーションを図る機会と思えば。
忘年会だって意味のあるものではないのか?
色んな考え方があるからしょうがないけどさ。


っていうか俺は。
女性陣の中で男ポツリというのもバツが悪いし。
忘年会があるなら参加を遠慮しようと思っていたのだ。
だから俺はそのことを告げると上司はこう言った。

 

「コールセンターとして行うなら監督責任があるから、
konta君アナタは参加しなきゃダメだよ。」


なんだそれ。
俺に対する忘年会への参加強要だよね。
これってパワハラじゃね?(笑)
ま。いーけどね。

 

かくして。

男は俺だけという。
ハーレム忘年会を開催。
この女だらけの忘年会。
ポロリもある・・・ワケはない。(笑)

 

南無妙法蓮華経

 

12月某日。
女だらけの忘年会スタート。

しかしながらお世辞にも。
幹事の仕切りは良いとは言えるものではなかった。


ビンゴ大会を企画して。
ビンゴガードを会社に忘れるという大失態をしでかすし。
仕切りはグダグダである。
こんなの他のとこでやったらぶっとばされるに違いない(笑)
でもなぜかこのグダグダとゆるーい感じが。
この忘年会には妙にハマっていた。
ただし。
やっぱり男ひとりというのは面映かった。

 

ビンゴはじゃんけん大会に変わったが。
反って盛り上がったし。
一等の景品は2in1PCという大盤振る舞い。
幹事に聞くと。
それはマネージャー(上司)が寄付した物で。
忘年会に参加はしないけど会費も上乗せして払ってくれたと言う。

 

ふーん。
それで上司としての役割を果たしたってことなんだろうけど。
なんかが引っかかるというか。
上司はいつも俺の心にモヤっとするモノを残していく。


上司は忘年会を意味のない会だと言った。
確かに。
酒が入ると本音が出るというか口が軽くなって。
愚痴や悪口や聞きたくない話を聞かされたり。
先輩や上司から説教をされたりと疲れることもある。
けど。
俺が言うのも口幅ったいが。
意味のある会にするのも。

上司の力量であったりするんじゃねーのかよって思う。

 

忘年会は一年の有終の美を飾る会である。
今年も共に働いた同僚や部下や上司に。
感謝の気持ちを伝える会。
そんな風に考えれば忘年会も悪くないと思うんだけどね。

 

合掌