ハイ!タイトルのイベントです。
今年は一回開催、しかも入場無料!(駐車料金が2000円、パドックを見たい人はプラス3000円)
大丈夫か~な心配をよそにいつも通りの開催でした。ただ無料も手伝ってかなり人入っていました。
日本ではドラックグレースってまだどマイナーな存在で本当に好きな人だけが集まってひっそりとやっているようなイベントなんです。ただ実際はとーても分かりやすくて単純明快!女性やちびっこ達も楽しめるイベントなんですよね。花形イベントのF1のがむしろ楽しむポイントが細分化されていてめんどくさい(別にF1が嫌いな訳じゃないですよ)。誰はどこそこのコーナーの進入がどう…とか、今年のレギュレーションだとどこのチームが~だとか、ピットインの作戦がどう…とか、う~んめんどくさい!
ドラッグはそんな面倒なとこは見ないでも良し(見てもいいけど…)!
ほんと、みたまんまです。
二台が並んでシグナル青で「ガー」ってでてって400m先のパイロンを先に超えたほうが勝ち…という、まあアメリカ人でも分かる(なんていったら失礼か…)単純なルールです。
スタート後10秒たらずで勝敗決定、因みに本国のトップカテゴリーではなんと4秒(!!)たらず…。
たのしそうでしょ!
さて場所は日本で一番有名なあの山様のふもとの富士スピードウエイで行われます。今回はそのラウンド1
因みに今回は雨天だったのでタイヤが滑ってしまってドラッグにならなかった…というしょうもない開催。
写真は去年のラウンド2のものを使っております。
しかも自分は風邪ひいて体調最悪(ならいかなきゃいいのに…)、ちょこっとだけ見て直ぐに帰ったのであった。
なんで去年のラウンドベースのお話になります。
さてドラッグで使用される車はそのほとんどが大排気量の車、「マッスルカー」なんていわれる車さん達が主に使われます。
こーんなのとか
こーんなの
軽量でハイパワーな日本のスポーツカーのがいいやんか~、と思うのですが何しろ短期決戦。踏んだ瞬間に「ドカン!」と車体を押し出す大排気量車のが有利なのです。エンジン回転を上げて~なんてやっているウチに相手はゴールにたどりついちゃうのです。
さてこれらのマッスルカーのレースも面白いのですがその上のカテゴリ。
ガスドラッグ(ガソリンのドラッグ専用マシーン)やアルコールファニーカー。
これがファニーカー(可笑しな格好をしているからだと思われるネーミング)
パカッと開きます↓
おもちゃみたいですね
んでガスドラッグ↓
因みにスタート前に上のガスドラッグのように路面に水をまいておいて(タイヤを空転させるため、また路面を壊さないための水)その上で「ガーーーー!」tとタイヤを空転させてスタートラインに着きます。
タイヤの表面はゴムなので溶かしてやわらかい状態にしておいたほうが良く路面にグリップするのです。
こんな感じ↓
煙でモクモク、ゴムの溶けた臭いでムンムンになります。
これらのいずれも考えられないくらいに速いマシンたちになるのですが、ドラッグのトップカテゴリーはTF(トップフューエル)という燃料にニトロを奴になります。
ドラッグレースで一番のド迫力っていったらもうTF!
アルコールファニーカーも好きだけどなんといってもTFです!
コレがそれ↓
映像でみるとこんな感じ↓
http://www.youtube.com/watch?v=zxlTfZvZAf4
だいたい5000馬力くらいらしいのですが規模があそこまでいくともう細かい理屈なんて関係ないです。
あれのインパクトはもう言葉では表せない…というしかない以上に凄いのだけど、もう本当に言葉では表現できない規模の大迫力です。
そもそもなぜドラッグレースに行くことになった理由。
なんどかF1は生で見たことがあった。一番でかい音がするのも一番速いのもあれだと思っていた…、
が…。
「俺の知り合いでドラッグからみたらF1なんて蚊が鳴いているくらいにしか聞こえないっていっている奴がいるよ~と」
んなわきゃね~だろ…と思っていたのだけどそいつに実際にあうとやはり「蚊が鳴いている」とかほざきやがる(す、すいません)。
んじゃいってみよーじゃん!
ということで見に行ったのが始まり。
幸運(かどうかわからないけど)な事に最初に行ったときは観客もまばら、しかも主催側もかなり適当な放置プレーでしたので今みたいにパドックパスなんか買わなくてもパドックのなかをウロついたりしても何も言われなかった。
さらにレースが始まったのでスタートの近くにいってみていたのですが横の金網が開いている…そーと中に入って邪魔にならないようにスタートラインのすぐ横で見ていました。今はもう警備がうるさくて全然近づけませんが…。まあ相当危険なので当たり前だけど。
なんで初体験であのTFのスタートを4~5mの距離で観てしまった…。
「本当に凄いからね~」なんていわれていたのですが…。
アイドリングはエンジン音というより箱の中で細かい爆弾が「バチバチ」と爆発しているような音に聞こえました。だって燃料ニトロだもんね。
ビチビチビチ
バリ~ン!バリ~ン!
ガ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!
冗談ヌキに音で危険を感じた…、本当に音圧で吹き飛ばされるかと思った←正直ここまで言っても実際には足りない。あんなに巨大で暴力的な音は聞いたことがない!
思わずキレそうになった「あんなにデカイならちゃんと教えといてよ!マジで鼓膜が破れるかと思ったぜ!」
知り合いは笑いながら「だからいったじゃ~ん」って
あそこまでいくともうひとつの芸術。
あとはやり始めるとあそこまでやってしまうアメリカ人の桁違いのお馬鹿加減を身体で感じて戦慄を憶えた…という。
普通積まないでしょ5000馬力を…。日本人なら「無理に決まってるだろう!」とか直ぐに言うでしょ。
違うんですねあの方々は…。
ほんとに載せちゃう。
はは。
実はまだあります。
コレ↓
形こそかわいらしいですが…
ジェット機のエンジン積んでます。1万5000馬力だって…。もうお腹いっぱい?(笑
エンジンスタート時にガスコンロの火つけるような音がする。
「カチッ、カチッ、ボウ!」とかいって着火後「ゴーッ!ゴーッ!」なんて言って後ろに火柱が20m位出ます。鳥は一発で焼き鳥だな。
「キュウイ~~~~~~~~~~~~~~ン!」
あの…目の前にいるアレは果たして車なんでしょうか…(汗
カン高い音が頂点に達したと同時に
「ボウッ!」
とかいって一瞬で彼方に消えました…。遠くの方でパラシュート開いて減速しましたが。なんか一瞬空気の波動が見えた感じがした。
あとはチビドラッグ↓
ドライバーはちびっ子でした。
バイクも↓
エンターテインメントに於いても大国アメリカ。遊び心満載、本気で取り組んで、徹底的に楽しんじゃう。
そーんなアメリカの文化の一端に触れる…なんて言うと大げさだけど、本当に心底楽しめるイベントです。
次回は春に開催予定だそうです。
コレをよんで興味をもった方は是非富士でお会いしましょう!!
ドラッグサイコー!!!