怪談 【沼津/雅心苑/菓子】
怪談 【沼津/雅心苑/菓子】
今日は雨の予報でしたが、夕方までなんとかもちました。おかげで親戚の法事は無事に終了。その後は、三島で行われていた某団体の県大会にちょっとだけ参加してきました。
おつかれさまです。
夜は本格的に雨です。
「異人たちとの夏」という映画がかなり昔にありまして。片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さんが夫婦役でした。実はちゃんと見ていないのですが。
山田太一さんの小説が原作で、市川森一さんが脚色して、大林宣彦さんが監督した作品です。3人とももういないです。
イギリスで、昨年リメイクされました。監督が大林映画を見ているかどうかはわかりませんが、山田太一さんの小説が原作ということです。「異人たち」。
ロンドンのほとんど人が住んでいない集合住宅に住む男性が主人公です。シナリオライターらしいが、外に出かける仕事でもなく、ひとり孤独に暮らしています。それには彼なりの理由もあるのでした。
幼い頃に亡くした両親のことを書こうと思い、かつて住んでいた街を訪ねてみると、昔の家に昔のままの両親が住んでいるのでした。
という流れはほとんど原作と同じだと思います。
現在パート(というか)の恋愛相手が大きく違います。まあ、今の時代ならではなのでしょう。その分、主人公の孤独感やイノセントさがくっきりとします。逆に社会性、一般性が弱くなっているようにも感じます。
基本的に、怪談噺です。ある意味東洋的。
独特な雰囲気のある映画で、わりと好みですが、あんまり伝わってくるものはなかったです。