不履行 【沼津/雅心苑/菓子】
不履行 【沼津/雅心苑/菓子】
今日は環境整備点検の日でした。スタッフふたりと各店・各部門を巡回してきました。
ニュースで聞く関東地方ほどではないですが、風が強かったです。でもまあおおむね大過ないです。静岡県は本当に平和な地域です。
今夜はガイ・リッチー監督の新作を見ました。「コヴェナント 約束の救出」。戦場物です。主演はジェイク・ギレンホールさん。ガイ・リッチーさんの映画とは思えないほど真面目で重厚です。
アフガニスタンからアメリカ軍が撤退する少し前の話です。
アメリカは雇った通訳に、アメリカ在住のビザを出すと約束していたのだそうです。アフガニスタン側からすれば、祖国に敵対し、アメリカに協力する裏切り者。いつタリバンに家族ともども殺されるかわからないわけです。
主人公が軍曹のチームは、ちょっと怪しい通訳を雇い、タリバンの爆弾工場を探し出すというやや遊撃隊のような活動をするのですが、見つけた工場でタリバンの大部隊に襲われ壊滅。ふたりだけで逃げるわけです。
ここまで書くとネタバレかもしれませんが、いろんなところに出ているので、書きます。
すぐに軍曹は重傷を負ってしまい、通訳がひとりで彼を抱えてアメリカ軍基地まで連れて帰るのでした。
アメリカ本国に無事に帰れた主人公ですが、通訳(とその家族)にはアメリカのビザなんかおりなくて、軍も政府も役に立たない。命の恩人を助けるために再びアフガニスタンに戻る主人公・・・という話。
戦場の描写もリアルで迫力ありますし、ガイ・リッチー監督としては、丁寧に追っている演出で見応えあります。
なかなかの良作です。
主役ふたりの交歓がもう少しあればよりわかりやすかったかとも思いますが。
そして、たくさんのアメリカに協力したアフガニスタン人が、約束を履行されずに取り残されているのです。タリバンに襲われる恐怖を感じながら。
いったい、20年近くに及ぶアメリカ軍の駐留とは何の意味があったのか。あの、バタバタとした撤収は何だったのか。
さらに、アフガニスタンという国の未来はどうなるのでしょうか。