旧友 【沼津/雅心苑/菓子】 | お菓子の雅心苑 社長のブログ

旧友 【沼津/雅心苑/菓子】

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連休最終日、建国記念の日です。紀元節。もっとも、江戸時代の学者が日本書紀の記述を忠実になぞって、よくわからないところは推理して、たぶんこの辺じゃないかってわりと適当に決めた日が元なんですが。それも明治になってから掘り起こし。

 

先日見たこの映画、意外と掘り出し物でした。

「罪と悪」。高良健吾さんが出てます。

中学時代、友人たちに起きた悲劇が20数年後に新たな悲劇を呼び起こします。イーストウッドかスコセッシに似たような映画があったような気がします。

 

中学時代の仲良し4人組がリアルです。この時代のシーンだけでももっと長くても良いぐらいに思いました。

サッカー部の部員。警察の息子で裕福な家の子と家庭が崩壊している家の子が特に仲が良い。あと双子の片割れとちょっと小さい子。そしてひとりがいなくなります。

子役というほど幼くもないですが、子どもたちの演技もナチュラルでとても良いです。

 

長じて、ひとりは親の職業を継いで刑事になり、故郷の街に帰って来ます。かつての親友は半グレのボスみたいな存在になっていました。

 

ここからのストーリーも、わりとよくある流れではありますが、椎名桔平さんとか佐藤浩市さんとか有名な方々が出てて見応えがあります。

そもそも、展開やカメラワークとかもうまくて、飽きさせません。緊張感が途切れません。もちろん主役クラスの3人の演技もさすがです。

 

監督はこれがデビュー作です。もっともいろんな監督の下で助監督をつとめてきた方のようです。齊藤勇起さん、どこかで聞いたような名前です。

 

ただ、この真相は雑というかちょっと粗いように思いました。ちょっと残念。