他に階段の壁に貼ってあった言葉を少しご紹介させて頂きます。
まず、この言葉です!

これは、2009.5.6の手術前夜に友人から送られてきたメールの言葉の一部です。
実は…
この世でピンチと思っていることは、チャンスだったのですね。
お陰さまで私は最高のチャンスを得ることができました。
発病前に、「健康について」の講演依頼がいくつかあり、老人会を中心に
お話をさせて頂いたことはありました。
当時、私は講演を終える度に常々
「人生の大先輩方に対し、もっと深い内容を伝えたい」と思っておりました。
「講演内容が浅い」というコンプレックスを無意識に持っていたようです。
しかし、
病気によって、この4年間で死の淵まで経験させて頂きました。
このお陰で、人生の大先輩方や病気でいつどうなるかわからない方々
のお気持ちが分かるようになりました。
同級生の友人達の4年間と私のこの4年間とでは、
得たものが大きく違いました。
本当に心より感謝です。
次の言葉は、これです!

いつも申し上げますが「癌(ガン)」という言葉は、“やまいだれ”に“品”を“山”ほど持つと書いて
「癌」になります。
とにかく、発病前の私は『よくばり』でした。
この言葉を、階段を通る度に、自分に言い聞かせて
自分の物事に対する欲張りな反応パターンを変えていきました。
お陰さまで、欲張りの自分を傍観できるようになり、
今では、欲張りなレールに乗ろうとしたときに、すぐに外せるようになりました。
本当にありがとうございました。
次の言葉は、これです!

この言葉は、多くの人は「ピン」とこないと思います。
当然、発病前の私もそうでした。
しかし、
発病後、様々な経験をさせて頂き、このことに気づかせて
頂きました。
この言葉は、自分の物事に対する認識を根底から大きく変えた言葉ですね。
まさに、「諸行無常」(鴨長明氏)ですね!!
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
病気によって
「言葉」には、本当に素晴らしい効力があることを知りました。
これも、この病気がなければ気付けなかったことです。
私は、仕事柄幅広い年齢層の方々と出会います。
その中には、
たとえご高齢であっても、あまり人生経験がなく長い間平穏無事に
過ごされてきた方もおりますし、
逆に
私と同様に、若いうちに病気や事故、倒産や離婚などの人生を大きく変える出来事に
遭遇してきた方々もおります。
決して良し悪しはないのですが、
一度きりの限られた人生です。
私は、後者としてこの人生を過ごせていることに、とても感謝しております。
他にも多くの言葉を貼り付けてありましたが、このくらいにいたします。
他の言葉は、拙ブログ「救われた言葉」にすべて載せてあります。
宜しければご覧くださいね。