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『※世界に誇れるBSE対策を手放した日本
世界で一番厳しいBSE(牛海綿城脳症)対策を摂ってきた日本が、
2013年2月1日からは、
アメリカ、カナダ、フランスから輸入される牛肉および内臓の月齢条件を
これまでの20カ月齢以下から30カ月齢以下と拡大し、
脊柱などの特定危険部位も輸入可能としました。
オランダも12カ月齢以下なら輸入できることにしました。
今後アメリカから、
従来脊柱などの特定危険部位だった骨の付いた牛肉が沢山輸入されることになります。
日本国内の対策も、BSE検査の対象月齢を現行の20カ月月齢から30カ月月齢超としました。
また、
30カ月齢以下なら頭部、脊柱なども特定危険部位ではないとされたため、
食用にできるとしました。
屠殺場では月齢によって分別管理し、
「これまでのBSE対策をとるものとフルーパスできるものに分けるための
ガイドラインも定める」といいます。
このリスク管理変更は、2012年10月22日の食品安全委員会の評価によるとしています。
しかし、
食品安全委員会の評価は、
私たち日消連と食の安全・監視市民委員会が2013年1月28日に提出した抗議声明に
あるように、欠陥だらけの米国のBSE対策を黙認したり、
非定形のBSEの危険性を軽視したり、自治体の全頭件さをやめさせようとするなど、
安全を願う多くの国民の声をないがしろにするものです。
※ブラジルでもBSEが発生していた…
さらに
BSE対策を巡っては、ブラジル(2011年日本の加熱処理肉全輸入量の21.3%占める)の
BSE発生情報を、2010年12月2012年12月8日まで察知することもできず
漫然と輸入を認めてきた行政の怠慢という問題もあります。
これを追及すると、
農林水産省は、
「2010年に食品安全委員会が安全だと評価したからである」と
責任逃れの返答をしています。
「ブラジルが危険な輸出国である」との再評価をするつもりもないようです。
BSE対策は、消費者の安全を第一に考え、世界におけるBSEの根絶を目指すべきです。
(山浦康明)
「消費者リポート」NO,1528 2013.2.21号より転載
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
いつも申し上げますが、私は発病後丸4年は牛肉を食べておりません。
ヨーロッパ諸国の牛肉消費量も激減しているようです。
正しい情報を得て、自分の命は自分で守りたいですね。