いつもブログをお読み頂き誠にありがとうございます。
今回は、象探りの話を申し上げます。
3人の目の不自由な方が、“象”というものを初めて見に行きました。
Aさんは、恐る恐る近づいて触ってみたのが太い脚でした。
「松の木の大木のようなものだ」と思いました。
Bさんは、横腹を触りました。
「まるで太鼓のようなものだ」と思いました。
Cさんは、長い鼻を触りました。
「まるで蛇のようなぐにゃぐにゃしたやわらかくて長いものだ」と思いました。
そして、
3人は、象について話し合いましたが、お互いの意見が合わず喧嘩になってしまいました。
3人に共通して言えることは、
自分の偏見には気づかず、狭い経験、誤った見解で判断しているということです。
「寓話童話お伽話」(昭和4年講談社発行;修養全集第4巻)より引用
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
以前、拙ブログにて「草原に走る馬」の話を申し上げました。
意味はよく似ていますね。
(※詳しくはこちらをご参照下さい。)
結局、全体を見ることが大切です!!
しかし、
現代の多くの分野では、
再分化し、特化し、専門的にみております。
このこと自体は素晴らしいことだと思いますが、
それが全てと思って話をすると
大きく真理から外れてしまうことになりますね。
日本の現代医療の盲点は、
西洋医学を重視しすぎるあまり、全体像が見えなくなってしまっているようです。
病気の方は、今一度、「病気の原因」は何かを見つめ直していただけると
良くなる方向が見えてくると思います。