おかげさま
夏がくると冬がいいと言う
冬がくると夏がいいと言う
太ると痩せたいと言う
痩せると太りたいと言う
忙しいとひまになりたいと言う
ひまになると、忙しいほうがいいと言う
自分に都合がいい人は、いい人だと誉め
自分に都合が悪くなると、悪い人だとけなす
借りた傘も 雨があがれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は、昔に比べりゃ 天国だが
上を見て、不平不満に明け暮れ
となりを眺めて 愚痴ばかり
どうして自分を見ないのか
静かに考えてみるがいい
一体自分とは何なのか
親のおかげ 先生のおかげ
世間様のおかげのかたまりが
自分ではないか
つまらぬ自我を捨てて
得て勝手をつつしんだら
世の中はきっと明るくなるだろう
おれが わたしがを捨てて
おかげさまと暮らしたい
このお言葉は、退院後、自宅療養中
近所のおばあちゃんが訪ねてきてくれて
くださったお言葉です。
そのおばあちゃんも
今の今まで病気一つなかったのに
約1ヵ月前に
この世を去る寸前まで行かれた
そうです。
この方も、
気付かされたのだと思います。
そして、若僧の私に教えたかったのだと思います。
本当に教えて頂き有難うございました。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
皆さまも「おかげさま」で感謝されてみてください。
良いことが山ほど押し寄せてくると思いますよ。(笑)