老人たちの裏社会(新郷由起)を読む | さあ、いってみよー

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北海道滝川市在住。

ランニングや子どものこと、介護事業に関連したことなんかを書いています。 5Kから100K、トレイルランも楽しんでいます。
2018.4.23から、にゃんこが登場しています。

サロマのレース後から、3日前は朝ラン、昨日は夕ランをそれぞれ5km実施した。


3日前は流石にダメージが残っており、キロ8分ぐらいしか出せなかったが、昨日は6分30秒くらいまで回復している。


例年だと、この時期はピンネシリ登山マラソンにエントリーしており、申し込んでいれば明日が大会となる。


今年はサロマで完走する予定だったので、疲れが残っていることを予想し、本レースは回避した。



ピンネに出られる方・・・登り下りともキツイコースだが、スピードやスタミナのトレーニングコースとしては最高のレースであり、また、一部トレイルコースがあったり、完走後の達成感はかなりあるので、楽しみながら頑張ってほしい。


仕事をしながら応援させていただく。


参考として、昨年等のブログをアップしておく。 


「意地の完走 第20回 ピンネシリ登山マラソン」(2014年7月7日)


「ジョギング⑪ 第19回ピンネシリ登山マラソン完走」(2013年7月8日)



さて、先日『老人たちの裏社会』(新郷由起)を読んだ。


私は仕事がら、ターゲットとなるお客様の一面を知るのにも、このような内容の本も読んでいる。


6月25日にヤフーニュースで流れていた記事において、「高齢者の9割が貧困化 下流老人に陥る5つのパターン」というものがあり、週刊朝日2015年7月3日号から抜粋したものが紹介されていた。


一部引用(赤字)


実際に生活保護を受給する高齢者は増加中で、今年3月時点で65歳以上の78万6634世帯(受給世帯の約48%)が生活保護を受けている。昔なら子ども夫婦に扶助してもらうことが当たり前だったが、今は核家族が多い。頼りの子どもは派遣切りやニート。


高齢者が貧困に陥るパターンを五つに大別した。


(1)本人の病気や事故により高額な医療費がかかる


(2)高齢者介護施設に入居できない


(3)子どもがワーキングプアや引きこもりで親に寄りかかる


(4)熟年離婚


(5)認知症でも周りに頼れる家族がいない



という記事だった。


その記事を読んだ後での本書だったので、より印象深く読ませていただいた。



本書の目次部分の紹介



第1章 万引き

     コラム 巧妙過ぎる!!高齢者による「窃盗・詐欺」の最新手口


第2章 ストーカー

     コラム 「シニアストカー」の凄まじい思い込みと執念


第3章 暴行・DV


第4章 売春

     コラム 悪女の毒牙にかかった高齢男性たちの「孤独」


第5章 ホームレス


第6章 孤立死

     コラム シニア婚活パーティー&不倫サイトに集う人々


第7章 生き地獄化する余生




大変興味深い内容であり、あっという間に読んでしまった。


私が住んでいるところの図書館から借りたものなので、お近くで興味がある人はぜひ読んでもらいたい。



さいごに、本書から少しだけ引用して本ブログを終わりたいと思う。



妻から夫へのDV―原因は「恨み」


女性の暴力はほとんどの場合で恨みから発します。


壮年の頃、体力では敵わなかった男性側が衰えるのを待ち、足腰が弱まるなどして逃げられなくなったら最後、ここぞとばかりに恨み殺す勢いで報復に転じるものです。




私もこのようなケースに何度か遭遇したことがある。


決して人事ではないことを、世の夫たちにお伝えする。




おわり