延命せず最後を迎える高齢者の選択(クローズアップ現代) | さあ、いってみよー

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4月3日のクローズアップ現代では、「延命せず最後を迎える高齢者の選択」について放送された。


延命治療は人工栄養、人工呼吸、心肺蘇生などが挙げられ、以前記載したブログでも少し紹介している。


参考 : ブログ 「平穏死という選択」(石飛幸三)  平成25年2月2日アップ


番組で紹介された平成20年厚生労働省のデータによると、延命治療を希望しない人の割合は37.1%で10年で2倍になったとのこと。 どちかというと希望しない人は33.9% 延命治療を希望する人は11% 14.7%はわからないと回答している。(無回答3.2%)


自分ならどうしたいか? 番組をみながらワイフと話してみた。


お互いに延命は望まないということだったが、家族の立場からすると、私はワイフの延命は希望すると思う。


現時点では、そのような考えだが、これが50年先なら考えも変わっているかもしれない。


その時の自分達の生活環境によって変わると思うが、その時には、今度は自分達の子どもの意見も出てくるだろう。


ちなみに、ワイフは、私の容態が急変した場合には、「本人が望んでいるので延命治療はしないでくださいと言う」と笑いながら言っていたが・・・(笑)



実際に容態が急変して病院に搬送された場合、医師は、本人が望まなくても家族から訴えられるという不安や医者としての使命感から延命治療をしているのが現状である。


本人の希望と家族の想いが、私の考えと同じように異なる場合もあるだろうし、実際にその状況になってみないとわからない、考えないということもあるだろう。


番組では、「事前希望書」というものを医師が取り入れている事例が紹介されていた。


もしもの場合に、どこまでの範囲で治療を望むのか事前に書面に記載されたものである。


現時点では、その医師の病院での取り組みのようだが、容態が急変し他の病院へ搬送される場合もあるので、本人の希望を尊重すべく、その地域全体において情報の共有を図るため、地域の医師とも連携をとっていく等の取り組みをしている。



以前のブログでも述べたが、本人の希望や家族の希望、携わった専門職員の在り方など、事前に協議したり整理することが必要であり、とても大切なことである。


番組で紹介された医師の言葉で、「自然な老いを見つめ自然な死を受け入れるということに意義ある」ということに、私は共感する。