こんにちは・・・先日、メインパソコンが故障・・起動しなくなりました・・・私の場合、パソコンの役目は多く・・復旧にはあまり時間はかけたくないと思っていて・・もともと故障しにくいパーツを選び・・また、故障した時のために、予備の部品を置いておくといった対策をしていました。
今回の故障箇所は・・マザーボードですが・・・実は、マザーボード上の半導体などの回路には全く異常はなく・・・こんなところが破損していたのです。写真で分かるかな?赤い丸でかこんでいる場所
CPUの冷却装置を止める部分・・ここは強度のあるプラスチックが使われていますが・・それが、割れて少しだけ外れていたのです。少し外れるだけでも、冷却装置の固定はできなくなってました。
いくつか直す方法を検討しました・・・例えば、外れた部分を何らかの方法で接着させる方法等・・しかし、これは・・うまくいかないんです・・・なぜなら、かなり強い力がかかる部分だからです。
その方法で、冷却装置を固定してもすぐ外れるのです。
そこで、予備のマザーボードの出動となりました・・・・差し替えるのはマザーボードだけで、CPUもメモリも同じ物をそのまま使います・・・つまり、一部破損したマザーボードと同じソケットの規格のものです・・・
かれこれ、13~14年前に登場したAMDのソケットAM3+のマザーボード・・・本来は、マルチコアに最適化したFXシリーズのCPU用ですが・・それ以前のソケットAM3用のPhenomⅡやAthlonⅡをとりつけて動かすことも可能な規格です・・・
なお、FXシリーズの次に出たRyzenシリーズではソケットが変更となったので・・この規格で使える新しいCPUといえば、第二世代のFXシリーズまでです・・・
現在、私は8コア版でも、発熱をおさえたFX-8300を使っています・・消費電力はかなり少ないです。性能も私の利用目的には十分です。
これが、故障したマザ―ボードのかわりに使うマザーボード・・同じソケットAM3+とはいえ、チップセットが異なります・・当初、取りつけていたもの、AMDの800番代のチップセット・・・新たにとりつけるのは900番代のチップセットです。
実は、900番代のチップセットは、PCI-EXPRESSのレーン数が多いという特徴があり、例えば、グラフィックスを2枚差ししても(最近は2枚差しすることはあまりない)、2枚とも16レーンでつながります・・・
前のマザーボードだと、16レーンあるのは1つだけ・・2枚差しすると、8レーンと、4レーンが割り当てられ・・転送速度は当時のグラフィックスであってもぎりぎりでしょう。
それ以外については、チップセットの仕様はよく似ています・・・だから、どちらでも同じCPUが動くわけです。
マザーの交換の時、パソコンのケースの中に取りつけてあるパーツ等の大半を外して、また最初から組み直しました・・・
パーツを取りつけたり、ケーブルとつないだり・・冷却装置を取りつけ・・・交換作業には2~3時間かかりました・・・・
基板を新しく取りつけた直後・・・・
CPUやメモリ、拡張ボード・・各種ケーブル接続・・冷却装置取り付け後の様子
拡張ボードはグラフィクス1枚のみ・・・ほとんど、オンボードの機能で間に合います・・・USB端子は、USB2.0がバックパネルに8つもあり、マザーボードのコネクタにさらに6つ分もあります・・全て使うと14ものUSB2.0端子がそろいます・・・
USB3.0はバックパネルに2つですが・・マザー上に2つ分コネクタがあるので、最大4つ使えます・・とりあえず、2つで間に合うので、そのままです。
そして、Windowsやソフトが入ったSSD・・データが入ったハードディスクは、フォーマットせず、そのまま取りつけ・・・・Windowsの入れ直しをしていたら時間が余計かかるためです・・・とりあえず、そのまま動かして、問題無ければそのまま・・何か問題があれば、それらの修正等を行う・・再インストールは最後の手段です。
全て取りつけて、電源を入れたものの、UEFIの画面すら出ない・・マザーボードを見ると、赤いLEDが点灯しています・・・メモリの取り付けがちゃんとできてないという警告です・・・・
それで、メモリを再度取りつけ直しました・・・このマザーボードだと、メモリの片方を引っかけて、もう一方で固定する方式・・・引っかける方が少しういていました。
それを手直しし、再度電源を入れると、UEFIが立ち上がり、設定等の確認・・・・そして、再起動したら、なんと、ドライバなど入れてないのに、起動して、普通に動きました・・ちょっとびっくりです。
この時点で仮復旧です・・ほぼ6~7時間くらいだったかな??
前のマザーボードがBIOSのマザーだったので、新しいマザーもBIOS互換モードにしてました・・・
しばらく、それで使って・・・やはり、Windows10などに適した、UEFIの通常モードにすることにして・・・これも再インストールなしで・・・SSDをMBR形式からGPT形式に変換するコマンドを使って変換・・・ハードディスクは前からGPT形式なので、そのまま・・・
そして、UEFIの通常モードに切り替えて、セキュアブートを有効にして・・どうなるか見ていたら・・・難なく起動・・・
あとは、インストールしていた各種ソフトが再認証が必要になるか・・動作に問題無いかの確認をして・・完了です。
復旧作業が全て終わったのはトラブル発生から1週間後の本日です。
今回使ったのは、予備として何年か前に買っていたマザーボードだけで・・あとは全て同じです・・新たに買う物はなかったです・・・