これは中3〜高1レベルですけど,高2高3でまだ区別できてない人がいます。これはもちろん覚えなければいけない基本事項なのですが,それを説明してもピンとこない高校生がたくさんいます。「横たわる」と「横たえる」という言葉になじみがない(日本語の意味をわかってない)からです。小学校の国語で「落ちる」と「落とす」,「立つ」と「立てる」の使い分けみたいな,自動詞と他動詞という概念について学ぶべきなのですが,あまり徹底されていません。
算数,数学や英語で苦労しているケースのかなりの部分が国語力の不足に起因しています。「国語ができない」となると,「どんな勉強をすればいいですか?」「どんな問題集がいいですか?」などとしばしば質問を受けます。しかし,わざわざ「勉強」なんてしなくてもいいのです。「本を読む(ジャンルは問いません)」「マンガを読む」「親と会話する(友達はダメです)」「ブログを書く(LINEやツイッターはダメです)」など国語力を伸ばす方法はいくらでもあります。
あと,「テレビを見る」もいいです(ゲームはダメです)。「マンガを読む」とか「テレビを見る」には疑問を持つ人が多いかもしれませんが,問題は自分の知らない言葉に接した時にそれを「流さない」態度です。
私は小学校の頃から高校を卒業するまで毎日5時間から8時間はテレビを見ていました(机に向かったことはありません。机や部屋を与えられませんでしたので)。テレビの上(テレビの「上」に物がおけました。今では置けませんね)には地図帳と辞書がありました。知らない言葉とか地名が出てくると必ず調べました。自分の知らないことがあると気持ち悪いですから。NHK教育なんかはほぼ見ませんでした。NHKみたいなクソマジメなのは大嫌いでしたから,アニメかドラマかお笑いか,クイズ番組などのバラエティがほとんどです。
この「知らないのはイヤ」が大事です。受講生の皆さんと接していると「知らないのはイヤ」がないのですね。なぜなんでしょう?私は負けず嫌いでしたから,人が話してることがわからないなんて屈辱以外の何ものでもありませんでした。だから小学校の低学年から,お笑い番組やアニメやクイズ番組を材料に,辞書と地図帳を調べ倒しました。その結果,中学受験も大学受験も現代国語と地理に関しては一冊も問題集をやることもなく,過去問すらやったこともないのに苦労しませんでした。とにかく日常生活で「知らないのはイヤ」「人に負けたくない」を基本にしていればかなりの部分イヤな受験勉強を避けられるということです。
