「単語は文の中で覚えた方が効果的」…それはそうなんです。よく言われることですが,文から切り離して単語だけを覚えても,結局使えないというのは確かです。しかし,それはプロを目指すような高いレベル,あるいは,非常に偏差値の高い,元々できる人にしか当てはまりません。単語カードなら気楽に持ち運べますから一日に何回も目にすることも可能ですし,そもそも文ごと覚えられるような人は苦労しません(少なくとも記憶力の致命的な私にはとても無理です)。

単語カードで「日本語→英語」「英語→日本語」がすらすら思い出せて,発音記号も読めるようになったら辞書で使い方を一つ一つあたる,でいいのです。私の直接見ている受講生の皆さんは同じ単語カードを何枚も持っていて(出て来るたびに私が作りますから),参考書に挟まっていたり,ペンケースに入っていたり,ファイルの中にあったりします。それでこそ,生活の中で出会う回数が増えて記憶に定着しやすくなります。それを単語帳にまとめたり,輪っかでまとめたりしてはいけません。一か所に集中管理するのは,その単語に出会う機会の減少につながるからです。単語を覚えようとして「よし,今から単語を覚える時間だ」みたいにしているうちはだめなのです。生活の中で「あ,何だっけこれ?(裏返して)あ。そうだった。」の繰り返しです。ポケットにくしゃくしゃに入っている感じでもいいです。なくなる?いいのです。大事な単語は何度でも出てきますから,何度でも作ります。絶対に一か所にまとめないでね。