秋葉原の事件現場に行ってみた。
6月8日は日本の犯罪史上類を見ない凶悪な犯罪は同じこの6月8日に起こっている。
秋葉原の無差別殺人事件、池田小学校大量殺人事件。
川崎市登戸の事件があり、そう言えば秋葉原の現場はどうなっているんだろうと思って現地に行ったら偶然、6月9日日曜日だった。
あの日から11年経った今も、事件現場には花やペットボトルが置いてあった。
登戸の犯人はこのタイミングを狙ったのだろうか。自殺してしまったので、確かめる術がない。
この登戸の事件はどちらかと言えば池田小学校の方に似ている。
犠牲になったのが幼い子供たちという点でのことですが、その犯行動機については、やはり自殺したので、謎のままである。
この度、この秋葉原事件の犯人である加藤智大についての本を読んでみた。
結構意外であった。
当然、この事件のことや加藤については当時の報道などでも知っていた。しかし、ネットの掲示板への書き込みを頻繁に行っていたとの印象が強く、やはり引きこもりの人間がやった犯罪、非正規雇用の社員がやった犯罪というイメージが強かった。池田小学校の犯人のように生れながらの凶暴性があり、小さい頃から犯罪ばかりやっていた奴かと思っていた。
かなり違っていた。
名門の高校に通っていて、友達も沢山いた。仕事も派遣だけではなく、正社員にも多くの会社でなっている。そして、驚くことに結構女性との関わりもあった。
そう、ほんの少しのかけ違いである意味普通の人間が犯罪史上稀に見る犯罪に走ってしまった。決してこの犯人を擁護する気持ちは全くないですが、この犯罪は避けることが出来なかったのかと深く考えさせられた。
ただし、単に非正規雇用の問題とか、引きこもりの問題とかいうように単純化する問題でもないように思える。
ところで、登戸の犯人。最近の犯人のことを知っている人はほとんどいない。手記とかもない。生きていれば、どうせ死刑になったとしても、裁判では少しはこの犯罪に走った過程が分かった。少しは犯罪動機や最近の犯人の動向が分かった。
しかし、自殺してしまったので、何もわからない。
本当にその意味からも汚い。卑怯だ。
その中で、少なくとも全てに共通にしているのは、やはり親の教育がかなりの部分影響しているように思える。
とくに母親の教育の影響が大きい。しかも、ほとんどが、厳しすぎる教育であったようだ。登戸の事件も母親の代わりに祖母の教育が厳しかったようだ。
やはり、親の教育が子供の人間形成に多大な影響を及ぼすと思う。
当然、それだけではないけど。
犯人本人らの問題が一番だけど、これは間違いないことだと思う。
親に対する教育や国民全体に対する教育とかも
必要になっているのではないだろうか。
昔あったような道徳の授業とかを学校でやるとか
方法を考えてみる必要があるのではないだろうか。