1980年代。

僕は大学を卒業し、忍城の町で不夜城と呼ばれた会社で、
来る日も来る日も仕事に明け暮れていた。

”24時間闘えますか?”というCMが流れていた。

日本は高度経済成長からバブルへと向かっていた。

”人生設計”を誰もが標榜していた。

バブルはあっという間に崩壊し、
人生の設計図は紙くずとなり、失われた30年の闇が覆った。

湾岸戦争、アフガン戦争、、
ITバブル、金融バブル、、、すべては崩壊し、世界を闇が覆った。

アフガニスタンは再び教条主義者の手に堕ち、
ロシアはウクライナに侵略戦争を起こし、
中国は国境などないかのように軍事威嚇を繰り返し、
パレスチナとユダヤは2千年前の教条主義を掲げて戦争を繰り返す。

24時間、誰に魂を売って闘うのだ。
きのうまでの安逸は一瞬で破壊される。

権勢・権力を手中にした者は、自ら変わることはあり得ない。
なぜなら、奴にとって変わることは自らの死を意味するのだから。

世界を変えずして、一人だけのHeavenなどどこにもない。
世界を変えるには、まず一人が変わりつづけなければならない。


あらかじめ定められたもの。
あらゆるトップダウン設計、あらゆる教条主義は崩れ去る。

成住壊空の現象の奥に、常住のものを見出そうとするのが人間だ。

 

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
四劫(しこう)

仏教の世界観で、この世界が生成し消滅する過程を四つの時期に区分したもの。

①成劫[じょうこう](成立する期間)
②住劫[じゅうこう](安定して存続する期間)
③壊劫[えこう](崩壊する期間)
④空劫[くうこう](再び成立するまでの期間)

空劫が過ぎればまた成劫が始まり、
この成・住・壊・空の四劫が循環して尽きることがないという。

「観心本尊抄」の「今本時の娑婆世界は三災を離れ四劫を出でたる常住の浄土なり」

との仰せは、
変化し流転する現象世界の根底に常住する妙法の世界を述べられている。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 

 

真の栄光のフィナーレとは、次の生までもつづくものにこそある!


・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
真のフィナーレは、レディー・ガガが
ジャガーのボーカルとスティーヴィー・ワンダーのキーボードで対決する、
「Sweet Sounds of Heaven」でしょう。

「Shine a Light」や「You Can't Always Get What You Want」のような
ローリング・ストーンズの壮大な楽曲を思わせる素晴らしいゴスペルチームとなり、
このバンドがまだ到達できるとは思えなかった感情と探求が伝わってくる、
ただただ見事な楽曲です。

この曲は5分後に終わります。
ですが、ドラマーのスティーブ・ジョーダンは叩き続け、
ガガはジャガーをマイクに押し戻し、
彼のファルセットをより高くすることに挑戦し、
バンドは再び演奏を始めるのです。

そのピークを迎えた後はコーダが続き、
ジャガーとリチャーズがバンド名の由来となったマディ・ウォーターズの曲
「Rolling Stone Blues」を演奏します。
それは静かで親密な瞬間で、ギターのリズムとハーモニカ、
そしてシンプルで不滅の言葉があり、
どんな困難にも負けずこの2人はまだ立ち続け、
自分たちにインスピレーションを与えてくれた
ブルースの巨人たちに恥じない生き方をしていることを示しています。

 

最後の歌詞はというと…、

Well, my mother told my father
(母は父にこういった)

Just before I was born
(俺が生まれる直前に)

She said “I got a boy child coming
(「男の子が生まれるのよ」)

He’s gonna be a rolling stone
(「この子は転がる石(常に活発な活動をしている人は慣習にとらわれず、
時代に取り残されることがないという意味)になるわ」)

Gonna be a rolling stone”
(「転がる石になるのよ」)

 

ザ・ローリング・ストーンズは長い間、未知の領域に身を置き、
誰もが想像し得なかったほど長い間バンドを続けてきました。60年以上もの間、

ロックンロールグループであり続けるための設計図などはありません。

彼らは、「これが最後のアルバムではなく、
すでに次のアルバムのほとんどを完成させている」と言います。

そして私(筆者アラン・ライト)は彼らの健闘を祈り、
「彼ら自身が望み、活動できるのならあと20年は続けてほしい」と願っています。

ですが、もし『Hackney Diamonds』の最後の数分が
本当にザ・ローリング・ストーンズの最後になったとしたら、
これ以上に素晴らしい終わり方はないかもしれません。

【60年以上経っても、ザ・ローリング・ストーンズにはまだ証明すべきことがある】
By Alan Light 公開日:2023/10/25
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・