こんにちは
本格的に寒いですね!
今日は
“曲がった鼻の方が無保形物鼻成形をする場合の注意点”
についてのお話です。
無保形物鼻成形のため来院した
20代の女性の方の事例です。
普通、鼻の整形を希望される方は、自分の顔の微細な非対称性や反りを認知できない場合がよくあります。
しかし、非対称や反りが、手術でしっかり矯正されないと、非対称性がより顕著に見えるようになり、手術後の不満に繋がる事があります。
今日は、曲がった鼻の無保形物の鼻の整形進行時に留意すべき点についてお伝えしたいと思います。
【手術前診断】
正面から見ると鼻が上に向いてる方で、鼻根から鼻先に下がる線も片方に曲がっている様子が見えます。
下から見ても鼻の穴の左右が異なり、鼻の柱(鼻柱)が片方に曲がっています。
側面と45°から見ても鼻が短く、鼻のラインが柔らかく見えません。
【手術方法】
[鼻中隔湾曲症の矯正&鼻翼軟骨の再配置]
一般的な無保形物の鼻整形のように進めますが、鼻中隔湾曲症の矯正で曲がった鼻中隔を正し、鼻翼軟骨の再配置で鼻の穴の非対称性を改善しました。
曲がった鼻筋の部分は直して移植を行いました。
無保形物の鼻整形は、鼻筋を覆うシリコン保形物がないので、より繊細に曲がった鼻の矯正をする事が必要です。
【術後経過】
正面は曲がった部分が改善されたのが見られ、鼻が上を向いて鼻の穴が見える症状がなくなりました。
側面と45°では低い鼻が矯正され、鼻根から鼻先まで綺麗に伸びる感じが出て女性らしい鼻のラインになっています。
下から見ても鼻の穴の非対称性が矯正されました。
【まとめ】
今日は無保形物の鼻の整形を希望される方の中で、曲がった鼻の方の場合をご紹介しました。
曲がった鼻から保形物を使わずに手術するには、鼻の構造を全て正す事のできる様々な手術方法が必要です。
無保形物の鼻の整形を考えている方にお役に立てば幸いです。
ありがとうございます