NHK「フェイク・バスターズ」感想 | 子宮を取る権利

子宮を取る権利

子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

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こんにちは。

生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

ぜひともよろしくお願いします。

 

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この間、NHKで報道されていた「フェイク・バスターズ」について、観ながらメモ撮ってたらすごく時間がかかってしまいました。

 

フェイク・バスターズ - NHK

https://www.nhk.jp/p/ts/XKNJM21974/

 

 

 

 

(数日間はNHKプラスで見逃し配信しているそうです)

 

それこそ最終的には

「わたしは医療関係者ではないので、医者の言うことを信じてください」

と言うしかないんですが、じゃあどの医者を信じればいいのという疑問も常に出てくるでしょう。

 

ネットとかSNSなどは、自分が欲しい情報だけを無意識にピックアップしてしまい、逆の意見を無視してしまいがちです。

 

例えば、Twitterで好きなタレントさんの情報ばかりをピックアップして探していると、フォローするアカウントもそのタレントさんの関係者やファンばかりで、タイムライン上ではそのタレントのファンしかいなくなる、そこで出てくる誤解が、

「世の中にはそのタレントさんが好きな人しかいない」

と思いがちになってしまうこと。

 

例としては極端かもしれませんが、似たようなことが常に起こっていると思います。

それを番組内では『フィルターバブル』と言ってました。

 

今回はコロナワクチンのことについての話が中心ですが、ワクチン推進派はワクチン推進の意見ばかり拾うし、ワクチン反対派は反対派の意見ばかり拾ってしまい、どちらにしろ偏った方向になりかねません。

 

冒頭でインタビューしていた夫婦は、夫はワクチンに対して受けた方がいいと思ってましたが、妻が極端な反ワクチン派で、「夫がワクチンを打ったら一緒には暮らせない」「ワクチンを打つと死ぬかもしれない」と言ってました。

 

その際に、論理だけで言い負かそうとするとうまくいかない、なぜワクチンに反対するのかを理解しないと、特に家族間ではうまくいかないんだと感じました。

 

妻が反ワクチンになったのも「家族を守りたいから」でした。

ワクチンを打つ人も、打ちたくない人も本当は「コロナを乗り越えたい」はずなんです。

 

コロナワクチンで死ぬのが例えば100万分の1だとしましょう。

ワクチン推進する人は分母の100万を強調して言いますが、不安になる人や実際何らかの被害に遭う人は分母がどんなに大きかろうと、分子の1しか見えなくて怖くなるんだと思います。

 

分子ばかりが気になる人に分母の大きさを語っても、説得力がないんです。

 

実際何らかの大病にかかった人は、分母がどんなに大きくても当人は分子の1ですし、分母が大きければ大きいほど、この苦しみを判ってくれる人がいない孤独感に苛まれます。

 

コロナワクチンに限らず、不安を駆り立てる言葉は一人歩きします。

特に「不妊」という言葉は、大半の女性を不安にさせる効果は大きいです。

わたしみたいに「もう子宮摘出したから不妊もなんも関係ないもんね」と言える人は少ないですし、ましてや「別に子どもを産まんでもよくない?」なんて人に言うのは言葉の暴力です。

 

番組内では不妊デマなどの反ワクチンを煽るようなツイートなどを分析して、最初は誰が言い出したのか割り出しました。

そうすると、20万件中の反ワクチンデマ発言のうち、20程のアカウントが大量に拡散していた、という結果が出ました。

拡散する理由は悪意ではなく、「知らせなきゃいけない使命感」からです。

不妊と書かれてしまえば不安になるし、他の人に教えてあげなきゃいけないと思いがちです。

 

コロナワクチンの不妊情報ももう随分前に医療的に否定されています。

なのに、その情報をなかなかアップデートできないまま、考えが固定されてしまうことがあります。

 

あと、カリスマ的医療関係者が、コロナに限らず癌などでも標準医療を否定するような本や記事を書いて、広めている事実もあります。

日本には「表現の自由」が認められていますが、その裏でデマ本を売っているという事実もあります。

 

自分に都合のいい情報ばかり信じがちですが、それが本当かどうか見極めるにはどうすればいいのか。

 

「こびナビ」という医療関係者団体があります。

https://covnavi.jp

 

 

 

 

彼らは医療的に最低限合意できる、信頼できる記事だけを載せていますが、その上でも誹謗中傷などが止まらないと言えます。

特に妊娠中にワクチンを打った女性医師に対しても、お腹の子に危険を与えているということを散々言われたそうです。

それでも「妊婦もワクチンを打ったほうが安全である」ということを客観的に伝えようとしていました。

 

しかし、こびナビ自身はボランティア団体であり、彼らはみんな病院で目の前の患者さんを診るのが本業です。

 

情報を拡散するのは本来、マスコミの仕事です。

そのマスコミが安全に、ワクチンを肯定するには、どうすればいいのか。

 

実際、ワクチン接種後に死亡した例もあります。

ただ、ワクチンと因果関係がある死亡例は今の所ゼロです。

だとしても、ワクチンのせいで死んだと思いかねない見出しや画像が一人歩きしてしまいます。

 

わたし個人的には、ワクチンを接種しようと思っています。すでに予約は完了しています。

幸運なことに、わたしの家族や親戚の大半は「ワクチン早めに受けよう」「もう接種終わって安心している」といった意見が多いです。

もし、強い反ワクチン派が近くにいると、わたしもその意見に流されてたかもしれません。流されなくても反ワクチン派の前でワクチンの話はしないでおこうとするかも。

 

情報を入れれば入れるほど迷うことはありますし、その情報もすぐアップデートします。

情報をかき集めるだけでなく、その情報元がどこから来てどれだけ信じられるのかも精査する必要がありますし、わたしのような弱小ブログでも、どこかの誰かに影響しているかもしれない自覚が必要だと思います。

 

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