3つ目の穴の可視化 | 子宮を取る権利

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子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

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こんにちは。

 

この間、Twitterであった、「生理(月経)の血が尿道や肛門から出てくると思ってる子どもがいる」という話題について。

 

このテーマを書くとアメブロに引っかかる単語が出てこないかなあ、ちょっと心配。

 

男子の二次性徴は、モノが可視化出来るからイメージつきやすいし同性同士で情報交換もしやすいのかもしれません。

しかし、女子の二次性徴は?

 

お腹の中に赤ちゃんを育てる子宮という臓器があるまでは判っても、その子宮が外界へどう繋がっているか「ちゃんと教えないと判らない」でしょう。

 

尿道とか肛門とかは産まれた時から使っているから、それらがあることに違和感はないでしょう。

でも性教育なしに「尿道と肛門の間にもう一つ穴がある」ことを自覚するのは、めちゃくちゃ難しいんではないでしょうか。

 

わたしの幼少期の話ですが。

家には子ども向けの図鑑がありました。そこには人体をテーマにしたものも。

もちろん臓器やその仕組みもこと細かく描いてあります。

 

その中で、男性の生殖器は父も弟もいるからなんとなく可視化でイメージ出来ていたのですが、女性器の図を見ても、これが腹から股間にあるものだとは全くもって判りませんでした。

 

小4の性教育で、子宮から下に伸びている器官(膣)があることを知って、かなりのカルチャーショック?でした。

だって小4じゃそこから何が出てくるわけじゃないし、それがあることで自分に何か影響するわけじゃなし。

 

それでもわたしはまあまあ好奇心が強い方なんで、鏡で3つ目の穴の存在を確認してみました。けれど、「自分で見るのが怖い」「自分で触るのが怖い」という人も多い、むしろ多数派なんじゃないでしょうか。

 

ときどき、月経とか二次性徴とかについて「性教育や生物の授業中に寝てたんか?」と思うくらい疎い人もネットとかでは見かけます。

でもたまたま性教育の授業の日に欠席してたとか、不登校で授業についていけないとかは可能性として大人側が考えなきゃいけないことですし、わたしみたいに「図鑑で見ても判らない」子どもがいることも考えてなきゃいけないでしょう。

 

セクシャルな話題は別としても、女子には「3つ目の穴」があることを適確に教えておかないと、そしてそこがパーソナルスペースとして大事に守らなきゃいけないことを、もっと早いうちに知っておけばよかったとも思います。

 

そうじゃなきゃ、月経を知らずに成長した子が、月経が来た時にめちゃくちゃ戸惑うことだって未だにたくさんあるんですから。