3月28日。
10日以上刺しっぱなしだったカテーテルを抜くことに。
本来なら手術翌日に抜けるはずのカテーテルですが、手術中に膀胱に傷がついたためなかなか取れずにいた。
長かったよ~、邪魔だったよ~。
これが抜けないとどっちにしろ退院できない。
処置室(これは泌尿器科だったのか?)に向かい、台に仰向けになる。
(ベッドではなく透明な板のようなもの)
カテーテルから逆行するように造影剤を入れ、レントゲンのような写真を撮る。
カーテンの向こうで作業しているため、なんかカチャカチャいってるなあ、くらいの感覚。
カテーテルの違和感は常にあるため、今どんな作業をしているか触感でもあまり判らない。
なのでいつの間にかカテーテル取れたのも全然気付かず。
「外れましたよ」
と言われて驚く。
カテーテル抜くのって痛いとかよく聞いたけれど、痛みどころか抜けた感じすらなし。
そういやカテーテル抜けるの痛いって言っていたのみんな男性だ(^^;)
尿道の短い女性だとあっという間なのね。
カテーテルがあった頃は常に尿意があったため、抜けたあとも膀胱がパンパンで、すぐトイレに向かう。
排泄しても直前まで膀胱がパンパンだったから、何かが残っている感覚が続く。
でもカテーテルを繋いでいた点滴スタンドももう気にしなくていい。
11日間ありがとう点滴スタンド。
スタンドをナースステーションに返す。
移動する時も、座る時も、眠る時も、ずっと点滴スタンドの方向を気にしなきゃいけなかった。この制限ももうなくなるのね。
自由を得た気分。
病室に戻り、シャワーを浴びる。全身くまなく洗えるのも久しぶり。
今まではカテーテル繋いだまま身体を洗わなきゃいけなかったから洗いにくかった。
そして、自前のパジャマを久しぶりに着る。
この日まではカテーテルの都合でズボンが穿けなかったから、パジャマ新調するの無駄だったんじゃね?
新しいパジャマもホントはモチベーションの一つにしてたので、やっと着れて嬉しい。
でも退院まで検尿は欠かせず。
病室そばのトイレにわたしの名前の書いた検尿コップを用意される。
今まで排尿できなかった反動で、やたら頻尿。膀胱の力が弱ってたのか?
子宮全摘出した人でも、カテーテルは本来すぐ外せただろうから、カテーテル10日はレアケースなのかな?