”プロメテウス”は

ギリシャ神話に登場する男神で

人間の創造主。

 

本作では

宇宙探査船の名前が

”プロメテウス号”

 

*******************

 

監督:リドリー・スコット

 

 

本作の企画段階では

同監督の

「エイリアン (1979年作品)」の

30年前の物語で

エイリアンの起源が分かるストーリーの

予定だったらしいが

 

徐々に

「エイリアン」とは異なる

オリジナルストーリーである、とか

 

「エイリアン」が存在する世界を

描いてはいるが

異なったキャラクターと

異なったテーマを持つストーリーだ、

 

とかに

変わったらしい。。。

 

私は

そんな予備知識を

な~んも知らなかったから、

 

映像は綺麗だけど

良くも悪くも一昔前の作風で、

所々「エイリアン」をパクってて

所々 先が読めるな~

などと思いながら見ていた。

 

最後の最後で

本当に

あの「エイリアン」が出てきて

びっくりした。。。笑

何やら意味深な

映画の冒頭シーン。

太古の昔。

 

謎の宇宙船が

ある惑星(たぶん地球の)

大きな滝の上空に浮かんでいる。

 

どこからともなく現れた異星人が

(たぶん宇宙船から降りた?)

謎の宇宙船を見上げながら

滝口に立ち、

 

手にしていた容器の中の

黒い液体を飲む。

 

すると

異星人のカラダが変貌し始め、

 

もがき苦しみながら

滝つぼに身を投げ入れる。

 

異星人のカラダは滝底で崩れ去り

細胞が水の中に溶け出していく。

 

つまり

そいつのDNAが

その惑星(たぶん地球)に

拡散したってことだと思う。

 

 

エリザベス・ショウ博士

(ノオミ・ラパス)

考古学者。

西暦2089年

スコットランドのスカイ島で

35,000年前に描かれた壁画を発見。

 

その壁画は

人類の起源に関わる別の惑星の存在を

古代人たちに教えるもので

 

すでに

地球の様々な場所で発見されている

同じような壁画より

1,000年以上も古いものだった。

 

エリザベスは

その壁画は、

それが描かれた時代以後に存在する者たちを

惑星に呼び寄せる星図(=招待状)であり、

 

”エンジニア(技術者)”なる地球外生命体が

人類誕生の謎を解く創造主だと確信する。

 

壁画の発見から4年後の

2093年、

人類の起源を探るための調査チームが

宇宙探査船”プロメテウス号”に乗り込み、

 

壁画に描かれた星図が示す惑星に向けて

出発する。

 

エリザベスは

恋人で、

同じく考古学者のチャーリーと共に

メンバーに加わった。

 

地球を出発してから

2年4か月と18日後、

 

宇宙探査船は目的地の惑星に到着し

乗組員たちの

冷凍睡眠装置が解除された。

 

あんなことや

こんなことがあり

 

エリザベスは

恋人のチャーリーに

「私は子供を産めないカラダだから…」

というセリフを

わざわざ喋った後に

(イヤな予感がした通りに、と言うか

案の定、と言うか)

人間ではない胎児を身ごもり、

 

自動手術機で

その胎児を

帝王切開して取り出す。

(このシーン、

けっこうグロかった…)

 

そして

あんなことや

こんなことがあり

 

エリザベスは、

地球に向けて

メッセージを送信する。

 

『 ”プロメテウス号”より

最後の連絡です。

 

乗組員は全員死亡。

 

これを受信しても、

絶対に発信地に来ないように。

 

ここは死の星。

私はこの星を去ります。

 

今日は1月1日、

西暦2094年です。

 

私はエリザベス・ショウ。

”プロメテウス号”の最後の一人。

 

探索を続けます。』

 

 

デヴィッド

(マイケル・ファスベンダー)

アンドロイド。

容姿端麗。

頭脳明晰。

喜怒哀楽がほとんど無い。

 

”プロメテウス号”の

探査チームを編成した会社の

亡くなった社長の命令や

指示にのみ従い、行動していた。

 

乗組員の人間たちが

冷凍睡眠装置で眠っている間、

 

”プロメテウス号”の操縦や

管理をしながら

 

地球外生命体の

諸言語の学習や研究をし、

 

2年4か月と18日の間

一人だけ起きていた。

(起動していた)

 

乗組員の中では

特に

エリザベス博士に興味を持っていたようで、

眠っている博士の記憶を

こっそり覗いていた。

 

探査船が

目的の惑星に到着し、

 

調査メンバーと共に

人工的なドーム状の岩山の

内部を調査した際、

 

途中で単独行動を取り

 

指令室のような場所に辿り着き、

映像記録装置を発見、

起動。

 

ホログラムが再生され、

約2000年前に

岩山の内部にいた地球外生命体

(=エンジニア)の

死体を発見する。

 

死体があった場所の先には

扉で閉鎖された部屋があった。

 

扉をこじ開けると

円筒形の容器が無数に有り、

 

床面には

ミミズのような

生き物がうごめいていた。

 

エリザベス博士たちは

嵐の中、

死体の頭部を探査船に持ち帰り

DNA型を分析し

 

人間のDNA型と

完全に一致することを確認した。

 

デヴィッドは内密に

円筒形の容器の一つを持ち帰り、

中から黒い液体を採取し、

 

それを

こっそりシャンパンに混入させ

エリザベス博士の恋人の

チャーリー博士に飲ませた。

 

その日の夜、

エリザベスとチャーリーは愛し合い

 

翌日、

エリザベスの体内に

生後3か月の胎児が確認された。

 

あんなことや

こんなことがあり、

 

デヴィッドは

この惑星に

一体だけ生き残り、

睡眠装置で眠っていた

地球外生命体(エンジニア)に

頭部とカラダを引きちぎられたが、

 

彼らが

岩山に残していた宇宙船が

まだ1機あることを確認しており

 

一人だけ生き残ったエリザベス博士が

地球に帰れるように

その宇宙船の操縦サポートをすると

無線で話しかけた。

 

エリザベス博士は

デヴィッドの頭部とカラダを

回収するため

岩山に向かい、

 

デヴィッドに

「地球には戻らない。

 

彼らの星に行き

なぜ

人間を造り、

滅ぼそうとしたのか

知りたい」と言った。

 

デヴィッドが

「それを知って、

今更どうなるのですか?」と問うと

 

エリザベス博士は

「それが大事なのよ」と答えたが

 

デヴィッドは

「(知ることが大事なのかは)分かりません」と

呟いた。

 

尚、

人工的な岩山は

それ自体が巨大な宇宙船だった。

 

 

チャーリー・ホロウェイ博士

(ローガン・マーシャル=グリーン)

考古学者。

 

エリザベス博士の恋人で

彼女の心の支えだった男性。

 

デヴィッドに

黒い液体が混入したシャンパンを飲まされ

カラダに異変が起こる。

 

チャーリー博士は

”プロメテウス号”の乗組員への

感染を恐れ、

自ら命を絶とうとしていたが


探査チームの監視役の

細い細い女性リーダーに

火炎放射器で焼き殺される。

 

 

メレディス・ヴィッカーズ

(シャーリーズ・セロン)

”プロメテウス号”の監視役。

 

美人で

人間離れした体型。

 

細い細い人。

 

人間かアンドロイドかは

最後まで不明だったけど、

たぶん人間。

 

”プロメテウス号”の

探査チームを編成した会社の

社長の娘。

 

社長は1兆ドルの資金を提供したが

彼女自身は地球外生命体(エンジニア)は

ヘボな絵を描いた原始人だとしか

思っていない。

 

だが、

もし本当に彼らに遭遇したら

手を出さず、

言葉も交わさず、

何もせずに

ただちに報告するように指示する。

 

 

ピーター・ウェイランド

(ガイ・ピアース)
”プロメテウス号”の調査チームを編成した
会社の社長。
 
メレディス・ヴィッカーズの父親。
 
すでに亡くなっている。
 
冷凍睡眠装置から目覚めた乗組員たちに
ホログラムで現れ、話しかけ、
 
全生涯を通して
”人類の起源”
”生きる目的”
”死後” について
答えを求め続けてきて、
 
その問いを
エリザベス博士と
チャーリー博士が
壁画の星図を基に解いてくれると信じ
探査チームを立ち上げた
と説明した。
 
が、
 
実は
社長はまだ生きていて
”プロメテウス号”に同乗していた。
 
社長は
エリザベス博士とチャーリー博士の
壁画発掘による仮説から
 
地球外生命体(エンジニア)が
人類の創造主であるのなら、
 
人類の救世主でもあるはずだと
信じていた。
 
社長の
本当の探査の目的は
人類の創造主の
地球外生命体(エンジニア)に会い
 
自分を老衰による”死”から
救ってほしいと
直接頼むためだった。。。
 
だが
地球外生命体(エンジニア)が
引きちぎったデヴィッドの頭部で
社長を激しく殴打し、
 
社長は
「全てムダだった…」と言い
絶命した。
 
頭部が引きちぎられたデヴィッドは
「そうですね。
良い旅を、ウェイランド社長」と
返事をした。
 
なんか哀れだったけど
社長も冷凍睡眠装置で眠っていたから
とりあえず2年4か月と18日間は
寿命が延びたことには
なるけどね、、、。
 
 
ヤネック船長
(イドリス・エルバ)
”プロメテウス号”の船長。
 
岩山での調査中に
行方不明になっていたメンバーが
何かに感染して
狂暴な化け物になって戻ってきたことから
 
この惑星は、
地球外生命体(エンジニア)の母星ではなく
彼らの軍事的な基地だと気付く。
 
彼らは
危険回避のために
黒い液体(病原体=生物兵器)を
母星では製造せず
この惑星を試験場にしていたが、
 
何らかの理由で事故が起こり
ここにいた
地球外生命体(エンジニアたち)は
自分たちが製造したものに感染し
全滅したのではないか?と
仮説を立てた。
 
あんなことや
こんなことがあり、
 
高齢の社長を含めた探査チームが
岩山(巨大な宇宙船)内の
操縦室で
 
一体だけ生存していた
地球外生命体(エンジニア)を
覚醒させ、
友好関係を結ぼうとしたのだが、
地球外生命体(エンジニア)は
いっさい聞く耳を持たず
 
とっさに逃げ出したエリザベス博士以外、
全員が殺害された。
 
”プロメテウス号”で
画像を見ながら待機していた
細い細いヴィッカーズ監視役は
 
ヤネック船長に
”プロメテウス号”を
地球に帰還させるように指示を出した。
 
ほどなくして
岩山(巨大な宇宙船)から
脱出したエリザベス博士から
”プロメテウス号”に無線が入り、
 
『一体だけ生存していた
地球外生命体(エンジニア)が、
 
地球に生物兵器を拡散させるために
宇宙船で飛び立とうとしている。
 
阻止しなきゃいけない!』と告げた。
 
ヴィッカーズ監視役は
エリザベス博士の訴えを無視し、
 
ヤネック船長に
「出発しなさい!
私の船を地球に戻して!」と
帰還命令を出した。
 
ヤネック船長は
その命令には従わず
 
「”プロメテウス号”の
イオン・エンジンに点火し、
船自体を弾丸のようにして
体当たりで阻止する」と宣言した。
 
ヴィッカーズ監視役は
生命維持ポッドで脱出するために
急いで操縦室から走り出た。
 
ヤネック船長が、
副操縦士のラヴェル 
(べネディクト・ウォン) と、
 
チャンス 
(エミュ・エリオット) に、
 
「後はオレひとりでやる。
脱出してもいいぞ」と声をかけると
 
ラヴェル副操縦士は
「あなたみたいなヘボ船長に
船は任せられない」と笑い、
 
チャンス副操縦士も同意した。
 
”プロメテウス号”から
ヴィッカーズ監視役専用の
居住モジュールが切り離された。
 
ヴィッカーズ監視役も
生命維持ポッドで脱出に成功。
 
”プロメテウス号”は
地球外生命体(エンジニア)の宇宙船を
追跡し、衝突。
見事に撃墜した。
 
あんなことや
こんなことがあり、
 
結局ヴィッカーズ監視役は亡くなり、
 
エリザベス博士は
切り離された居住モジュールの中に
逃げ込んだのだが、
 
居住モジュールの中には
エリザベス博士が
帝王切開して処置したはずの
胎児が生き残り
手術室の中で成長していた。
 
デヴィッドから無線が入り
「宇宙船を撃墜され
激おこした
地球外生命体(エンジニア)が
居住モジュールにやって来る」と告げた。
 
エリザベス博士は
化け物の胎児に
地球外生命体(エンジニア)を
捕らえさせることに成功し、
 
岩山(巨大な宇宙船)に
デヴィッドの頭部とカラダを回収に
向かった。
 
そして
デヴィッドと共に
地球外生命体(エンジニア)が残していた
宇宙船に乗り
地球にメッセージを送る。
 
化け物の胎児は
地球外生命体(エンジニア)のカラダに寄生し
ほどなくして
そのカラダの内部から飛び出してきた。
 

 

キモいよ。

出てくんな。