ファンタジー映画。
監督:M・ナイト・シャマラン
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自分の役割を知り
悲しい過去を乗り越えようとする人、
厳しい未来を受け入れる覚悟ができた人、
困惑しながらも協力する人たち、
ラストはあっさりしていたけど
おとぎ話みたいな不思議な映画で
面白かった。
でも、
評論家たちに
たいしたオチが無いなどと
叩かれたことが原因で(?)
シャマラン監督作品の中では
一番最低の興行成績だったそう。
ふ~ん。
そう言えば
この映画の中で
唯一ひどい目にあったのは
映画評論家のおっさんだったけど
それが酷評の原因じゃないよね?
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いつも自分の映画に
ちょい役で出演するシャマラン監督が
この作品には
ガッツリ重要な役柄で出演している。
20年前の作品なので
シャマラン監督が若くて
最初、
「この俳優さん、
何か見覚えがあるけど誰だっけ?」
と思いながら観てた。。。。
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~序章~
昔々、
人間は海岸沿いに住んでおり、
海の中のブルー・ワールドに住む
ナーフ(海の精)と交流があった。
ナーフは人間を導き、
未来を予言し、
お互いが平和に暮らしていた。
だが、人間が
欲望のまま内陸地に移動し始めた為
ナーフの世界と
人間の世界は離れていった。
ナーフは長い間、
人間に帰ってくるように語り続けたが
人間は聞く耳を持たなかった。
ついにナーフは人間に背を向けた。
やがて
人間界には暴力があふれ、
戦争が繰り返されるようになった。
ブルー・ワールドに住むナーフは
再び人間に救いの手を差し伸べようとし、
真夜中に
人間の近くに
送り込まれるようになったのだが、
人間界に潜む
ナーフの敵である
スクラントと呼ばれる
オオカミのような猛獣に襲撃され
生きては帰れない者も多かった。
それでもナーフは
人間を助けるために
何度も何度も
人間界に送り込まれた。
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~ストーリー~
ナーフの女王(マダム・ナーフ)
=”ストーリー”
(ブライス・ダラス・ハワード)
人間界の危機を救うため
真夜中に
あるマンションのプールに現れた。
彼女は
自分が女王(マダム・ナーフ)であることを
知らなかったのだが、
本人にその自覚が無いことが
ナーフの世界では決まりごとだった。
彼女は
自分がマダム・ナーフだと
徐々に分かるようになると
「なぜ私なの?
私は平凡で不器用な
ただのナーフ。
導くことなんて出来ない」と怖がった。
彼女には
人間の”作家”に会うという責務が与えられていた。
その人間の”作家”は
選ばれた人間=”器(うつわ)”という
役割を持っている。
その人間は
自分の役割を知らないのだが、
マダム・ナーフに出会うと
心を針で刺されたような目覚めを感じ、
人間が住む世界を変えることができる。
”器(うつわ)”と出会い
責務を果たすことができたマダム・ナーフを
巨大な鷲
(グレート・イートロン)が
迎えに来る。
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しかし
草のような緑色の毛で覆われた
ナーフの天敵
猛獣(スクラント)が
その時を密かに狙って
マダム・ナーフを襲撃しようと待ち構える。
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だが、
サルのような守護獣
(3匹のタートゥティック)が
木々の上から現れ
猛獣スクラントを攻撃し、
マダム・ナーフの危機を救う。
守護獣タートゥティックは
邪悪で凶暴だが、
ブルー・ワールドの正義を守る番人なのだ。
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また、
”器(うつわ)”以外にも
人間たちの中には
マダム・ナーフが
グレート・イートロンと一緒に
無事に帰れるように
手伝い、助ける者たちがいる。
彼らは
”守護者”
〇姿を見せないスクラントが
いつ襲ってくるか本能で分かる。
〇スクラントは守護者に姿を見られると
後ずさりする。
〇スクラントは守護者には勝てない。
”癒し手”
〇万物の生命を蘇えさせる人。
〇蝶を引き寄せる人。
”通訳”
〇感受性が強い人。
〇ありふれた絵や記号や物を見て、
そこから神の声を読み取ることができる人。
”ギルド=7人の姉妹”
〇共に戦う仲間のグループ。
〇”癒し手”と共に復活の儀式を行う。
”2人の証人”
〇秘密のない男と尊敬される男。
と、呼ばれている。
彼らは自分の役割を知らないのだが
自然に
選ばれた人=作家=”器(うつわ)”に
引き寄せられる。
マダム・ナーフは
直接、彼らに役割や、
マダム・ナーフを助ける方法を
教えることはできない。
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マダム・ナーフは
守護獣タートゥティックや
役割を持つ人間たちに助けられ
大鷲グレート・イートロンが迎えに来る場所に立つ。
ほどなくして
天空から
グレート・イートロンが現れ
マダム・ナーフを翼にいだき、
仲間たちが待つ
元の世界に連れて帰る。
そして
マダム・ナーフは自由になれる。
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クリーブランド・ヒープ
クリーブランドは”崖の土地”の意
フィラデルフィア郊外のマンションの管理人。
マンション共有部分の清掃やメンテナンス、
住人たちからの苦情や要望に対応し
忙しい日々を送っていた。
吃音がある。
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ヒープは
ある日の真夜中、
プールに人影を見つけた為
警告しながら近づき、
滑って転倒し、
気を失ったまま
プールに落ちてしまったのだが、
プールの中にいた少女に助けられる。
少女の名前はストーリーで
ブルー・ワールドから来たと言い、
ヒープに
「心を針で指されたような目覚めを感じる?」
と訊いた。
ヒープが
「いや、感じない」と答え
「もう家に帰りなさい」と促すと
ストーリーは
不安げな表情になり涙を流した。
そして
「私は”ナーフ”。
ここに住んでいる”作家”に会いに来た。
その人が男なのか、女なのかは分からない。
その人に会えたら、すぐに帰る」
と言った。
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ヒープは
ストーリーの話しに困惑しながらも
彼女と話す時は
言葉が詰まらずに
スラスラ話せていることに気付いた。
ヒープは翌日から
マンション内の住人に
”作家”がいるか探し始め、
住人たちの協力の元
ストーリーを
元の世界に戻そうと奔走した。
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ヒープは元医師で、
夜間にも家を空けることがあり、
ヒープが不在中の夜間に
妻と娘を強盗に殺害された過去を持っていた。
ヒープは
人の命を救う仕事をしているのに
愛する家族を救えなかったことを悔やみ、
苦しみ、
医師の仕事を続けられなくなった為
マンションの管理人の仕事に就き
日々淡々と働いていた。
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あんなことや
こんなことがあり、
ヒープはついに
”作家”の住人を見つけ、
ストーリーに会わせた。
その住人は
間違いなく
選ばれた人間の”作家=器(うつわ)”だった為
ストーリーは
その日のうちに
元の世界に帰ることになった。
ストーリーがプールサイドで
大鷲グレート・イートロンが
迎えに来るのを待っていた時、
茂みの奥から
天敵の猛獣スクラントが現れ
ストーリーを襲撃した為
ストーリーは深い傷を負ってしまった。
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ヒープは
”役割”を持つ住人たちに
事情を説明して集まってもらい
皆で協力し
ストーリーを復活させた。
ヒープは
自分の役割は
ストーリーの”守護者”だと
思っていたが、
実は
”癒し手”だった。
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韓国系の住人
やけに自信満々の女子大生
ヤンスン・チョイ
(シンディ・チャン)
プールサイドで日光浴しながら
勉強をしていた時、
ヒープに
”ナーフ”の意味を知っているかと尋ねられた。
ヤンスンは
「”ナーフ”は東洋の
おとぎ話にでてくる”海の精”。
小さい頃に
ひいおばあちゃんが話してくれたんだけど
どんなお話だったかは覚えてない」と言った。
ヒープが
「キミのお母さんならもっと詳しく分かる?」
と問うと
ヤンスンはヒープを自室に連れて行き
英語が話せない母親の話を
”通訳”してくれた。
ヤンスンの母親
(ジューン・キョウコ・ルー) は、
娘に同時通訳してもらいながら
東洋に伝わるブルー・ワールドの
おとぎ話を話して聞かせ、
ナーフの使命や
重要な役割を持っている人間や、
その重要な人間に引き寄せられてくる人間たちや、
ナーフの敵や、
ナーフの傷を治す薬について
(韓国語で)教えてくれ、
敵に襲われるナーフは
”ナーフの女王”と呼ばれる特別な存在で
ブルー・ワールドの
誰もが帰りを待っていることや、
重要な役割を持っている人間は
世界を変えられるが、
本当に重要なのは”ナーフの女王”だと
教えてくれた。
そして
話の最後に
ヒープに
「あんた、早く結婚しな」と言い
それもヤンスンが
ご丁寧に通訳してくれた。
ヒープはヤンスンに
「最近、
なにか文章を書いてる?」と訊いたが
ヤンスンは
「論文もまだ書けてない」と答えた為
”作家”では無いことが分かった。
また、
ヤンスンは
母親の韓国語を通訳してくれたが
ナーフを助ける”通訳”ではなく
”ギルド=7人の姉妹”の1人だった。
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インド系の住人
兄のビック
(M・ナイト・シャマラン)と
妹のアナ
(サリタ・チョウドリー)
ビックは売れない作家で
執筆中の原稿が進まず
些細なことでイラつき
妹に悪態をつくことが多くなっていた。
アナは
そんな兄にあきれて言い返し
よくクチ喧嘩をしているが
兄を支えており
兄妹2人で仲良く住んでいた。
ヒープは
兄妹の部屋の電球交換を依頼され、
部屋に入った際
ビックが執筆中の原稿を目にした。
作業が終わり
ヒープはビックに
「キミは作家なの?」と訊いた。
ビックは
「ああ、そうだ。
今は
社会の問題点や
求められる指導者について書いている」と答えた。
ヒープは
ビックが”作家”=”器”だと推測し
マンションの重要書類がまだ未提出だと嘘を言い
管理人用の住宅に呼び寄せ、
ストーリーに会わせた。
ストーリーとビックは
一言も発しないまま
お互い見つめ合ったのだが、
ビックは
一瞬で
自分が変わり、
自分の考えが全てはっきりと明確になり、
内なる声が聞こえ、
書くことへの恐怖心が無くなった。
ストーリーはビックに
「お互いを見ることができて良かった」
と言った。
ヒープは
ビックに
「彼女に会って
心を針で指されたような目覚めを感じたか?」
と訊いた。
ビックは「……うん」と答えた。
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ヒープは
作家=”器(うつわ)”=ビックに
無事に会えたストーリーを
大鷲グレート・イートロンが
迎えに来るプールサイドに連れて行った。
ストーリーが
「私が帰るところを見ないで」と言ったので
ヒープは
ストーリーをプールサイドに残し
マンション内に移動した。
すると猛獣スクラントが現れ
ストーリーを襲撃したため
ヒープはストーリーを救助し、
ビックとアナの部屋に連れて行き
シャワー室に保護してもらった。
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シャワー室に保護されたストーリーは
ビックに
「あなたの未来を知りたい?」と訊いた。
ビックが「知りたい」と答え
アナもビックの隣に座り
兄妹2人で一緒に話しを聞いた。
「将来、
ある少年があなたの本を読み感動する。
少年は大人になり演説家になる。
彼はいつもあなたを語る。
国内はもちろん、
世界中にその言葉が広まる。
そして彼は指導者になり、
この国を変える。
あなたの本が彼の思想の種。
変化の種なの」と教えた。
ビックは”器(うつわ)”で
アナは”ギルド=7人の姉妹”だった。
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後日
ビックが
完成した原稿を持ち
1人でシャワー室にやってきた。
ストーリーはかなり弱ってきていたが
ビックに
「書けたの?」と訊いた。
ビックは頷き
「僕の未来が分かるのなら質問がある。
たぶんこの本はすぐには評判にならない。
10年はかかると思うんだが、
なぜ僕は
急に注目されるようになるんだろう。
一体何が起きるんだろう。
その少年は、僕の本に感銘を受け
大人になっても
いつも僕のことを話すと
あなたは教えてくれたけど、
僕と少年が会うとは言わなかった。
それはなぜなのか考えた。
そして気が付いた。
これは社会を批判する内容の本だ。
もしかしたら僕の身に何か起きるの?
この本が元で僕は殺されるの?
だから少年には会えないの?」と訊いた。
ストーリーは「そうよ」と答えた。
ビックは「分かった…。
でも、このことは妹には言わないで」
と言った。
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映画評論家の
ハリー・ファーバー
ヒープは
”器”や
他の”役割”の人たちを探す為、
ファーバーに
「あなたは映画の評論家で
筋書きに詳しいプロだから
お伺いしたいのだが、
例えば
ミステリー映画で
主人公が
謎の人物たちを探しているとする。
1人は記号を解読して
メッセージを”通訳”できる人、
あとは
物語の最後に
重要な役目を果たす
”集団(ギルド)”を
探しているんだけど、
主人公は
どうやって
彼らを探すと思う?」と質問した。
ファーバーは
「”通訳”は、
いつも何かを解いている人。
例えば
クロスワードパズルが得意な人を
探すだろう。
”集団(ギルド)”は、
仲良しグループを探すだろう。
いつも無意味で
退屈な話をしている連中だ」
と教えてくれた。
あんなことや
こんなことがあり、
ファーバーは
マンション内に侵入した猛獣スクラントに遭遇し
襲撃され
たぶん、〇んだ。
ベルさん が
(メアリー・ベス・ハート)
”癒し手”だと推測した。
ヒープが
ファーバーを訪ねた時、
「隣室のベルさんも物書きらしいよ」と
教えたくれた為、
ヒープは
その足でベルさんを訪ね
質問したのだが
「昔、本を執筆したことはあるけど
今は書いていないわ」と話してくれた。
その時
ベルさんの肩に
蝶がとまったのを見たヒープは、
ヤンスンの母親が話してくれた
”癒し手”は
ベルさんだと推測した。
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ビックとアナの部屋の
シャワー室に保護されたストーリーは
どんどん弱ってきた為
ヒープは
デュリー、
喫煙者グループ、
ベルさんの部屋を訪ねて
事情を説明し、
ストーリーを助けるために
協力してもらうことにした。
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だが、
”通訳”だと推測されたデュリーは
クロスワードパズルのメッセージが
だんだん読み取れなくなった。
”ギルド”だと推測された
喫煙者グループは
他のマンションの住人たちが
大鷲グレート・イートロンに
気付かないように
警備や誘導をすることになっていたのだが
失敗ばかりした。
そのせいで
ストーリーは
再度、プールサイドで
猛獣スクラントに襲撃され
瀕死の重傷を負ってしまった。
デュリーは困惑し、
ヒープに
「自分が”通訳”だとは思えない。
彼らも本当に”ギルド”なのか?
なぜ私が”通訳で”
彼らが”ギルド”だと思った?」と
質問した。
ヒープは
「ある人(ファーバー)が断言していたから
君たちに違いないと思ったんだ」と答えた。
実はヒープ自身も
最初は自分が”守護者”だと思っていたが
徐々に
自分は”守護者”が持つチカラを
持っていないと気付き
戸惑っていた。
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部屋に集まった皆が困惑し、
暗い雰囲気が漂う中、
”器(うつわ)”の役割を持つビックが
「”通訳”は
昔行われたことを今もできる人だ。
感受性が強くて
ありふれた物や絵や文字を見て
そこから神の声を聞ける人だ。
思い当たる人はいないか?」と
皆に訊いた。
デュリーが
「そうか!いたぞ!」と言った。
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ありふれた物や絵や文字を見て
そこから
神の声を聞ける人=”通訳”は、
デュリーの息子の
ジョーイ・デュリー/中央の男の子ジョーイは
自宅のキッチンにあるシリアルの箱の
絵や文字を見ながら
「……儀式を行う」
「 ……”ギルド”の他に
”2人の証人”が必要だ」
「……尊敬される男と
……嘘のない男が”証人”だ」と
メッセージを読み取った。
ヒープが
「誰が”ギルド”なんだ?」と問うと
ジョーイは
「…… ”ギルド”は ”7人の姉妹”。
”ギルド”が儀式を行う」と言った。
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ヒープと喫煙者グループは
手分けをして
役割を持つと推測される住人の部屋を訪問し
事情を話して回った。
"ギルド=7人の姉妹”には
家族全員が虫嫌いのペレス家の5人姉妹と、
ヤンスンと、
ビックの妹のアナ、
”2人の証人”には
妻に色んな秘密を暴露されている為
嘘が無いバブチックさんと、
ヒープが尊敬しているリーズさん
(ビル・アーウィン) が選ばれた。
/左のモスグリーン色の服の男性がリーズさん。
右の白シャツはヒープ。
リーズさんは
ほとんど外出せずに自宅で過ごす人だが、
思慮深く、
知的なリーズさんを
ヒープは尊敬していた。
リーズさんは
ヒープの悲しい過去の出来事を知っており
「つらいだろうけど
ここに逃げていてはダメだ。
私みたいになるぞ。
今、
何かが起きていることは
私にも分かる」と言った。
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新たに”ギルド”となった娘たちが加わり、
”2人の証人”が
ストーリーを復活させる儀式に
立ち会った。
”癒し手”のベルさんが
「まだ行かないで。
私たちの所に戻ってきて」と言いながら
ストーリーを抱きかかえ、
”ギルド=7人の姉妹”が
ベルさんのカラダに触れ、一緒に祈る。
それを見た
”嘘のない証人=バブチックさん”が
「早く病院に連れて行った方がいい」と言い
”尊敬される証人=リーズさん”は
「おとぎ話を信じるのは、もうやめよう」
と言った。
その言葉を聞いたヤンスンは
”2人の証人”に
「このおとぎ話は本当よ。
それを証明するの」と言った。
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だが
ベルさんと”7人の姉妹”が
ストーリーを復活させる儀式を執り行っても
ストーリーは更にだんだん弱っていった。
ビックの妹のアナが
「ベルさんは
”癒し手”じゃないのかも…」と言った。
ヒープが
「でも確かに
ベルさんの肩に蝶がとまっていた」と答えると
ベルさんは
「え?
あの蝶はヒープさんに寄ってきていたのよ。
あなたが管理人になってから
このマンションの敷地内には
蝶がたくさん集まるようになったのよ」
と言った。
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そこにジョーイが
父親のデュリーに付き添われてやってきた。
「ごめんなさい、読み間違えてたよ。
儀式の中心になるのは男の人だった。
彼が”7人の姉妹”の儀式を取り仕切るんだ」
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皆は
ジョーイの話を聞き
儀式の中心になる男性はヒープで、
ヒープこそが”癒し手”だと確信した。
皆が口々に
ヒープに
「あなたは”癒し手”だ。
彼女が復活するように祈って」と言ったが
ヒープは動揺し
儀式の中心に座ることができなかった。
だが、
リーズさんが強い口調で
「やれ!」と促した為
ヒープは
意を決して
横たわっているストーリーを抱きしめた。
”ギルド”の娘たちが
ヒープの背中や肩に触れてパワーを送り
復活の儀式が始まった。
ヒープは泣きながら
「守ってやれなかった。
後悔している。
家族が恋しい。
会いたい。
神様、助けて。
ストーリーという美しい少女に出会った。
彼女をもう帰さないといけない。
仲間たち、
みんな、愛してる。」と祈りの言葉を捧げた。
すると
ストーリーのカラダの傷が
みるみるうちに消えていき、
ストーリーは微笑みながら蘇った。
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復活したストーリーは
激しく降る雨の中
皆に見送られながら
グレート・イートロンの迎えを
待つことになった。
そこに
マンション内から飛び出してきた
猛獣スクラントが現れ
ストーリーを襲撃しようとした。
ヒープはとっさにストーリーをかばい
側にあったモップを手に取ろうとしたが、
スクラントは体勢を低くし、
ヒープとストーリーの背後を見ながら
唸り声をあげ
後ずさりし始めた。
ヒープが恐る恐る
自分の後ろを振り向くと
そこには
なぜか右手だけを筋トレで鍛えている
明るい筋肉バカのレジー
(フレディ・ロドリゲス) が立っていた。
ヒープは
「嘘だろ!
レジーが”守護者”なのか!?」と驚き、
「レジー!
そいつの目を見ろ!
目をそらすな!」と叫んだ。
レジーは
モップを手に取り
スクラントを
プールサイドの奥の茂みに追い詰めていった.
ちょうどその時
上空に大きな羽ばたきが聞こえ
グレート・イートロンが現れた。
レジーは上空を見上げ
足元のバランスを崩してしまった。
スクラントは
その隙を狙って
レジーに襲い掛かろうとした。
するとその瞬間、
茂みの木の上から
3匹の守護獣タートゥティックが
飛び降りてきて
スクラントと激しく戦い、
スクラントを茂みの奥に引っ張り込み
姿を消した。
レジーは
信じられないという表情で
それを見ていた。
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雨が降りしきっていた。
猛獣スクラントは
守護獣タートゥティックに退治され
いよいよ
ストーリーが
大鷲グレート・イートロンと飛び立つ時がきた。
ストーリーは
助けてくれた皆にお礼を言いながら
プールサイドに向かい歩いた。
そして
ビックの前で足を止めた。
「あなたの妹さんは結婚して
7人の子供を産む。
あなたは2番目に産まれた子供には会える」
と言った。
ビックは頷き、
ストーリーを見送った。
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ヒープは
ストーリーに付き添い
プールサイドに一緒に立った。
ストーリーは
ヒープに
「あなたの未来を知りたい?」と訊いた。
ヒープは
「いや、知りたくない」
「キミは命の恩人だ」と言い
ストーリーを抱きしめた。
ヒープは
ストーリーに会えたことで
悲しくてつらい過去を
乗り越えることができた。
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ますます雨が降りしきる中
グレート・イートロンが舞い降りてきて、
震えているストーリーを
大きな翼でつつみ込み
舞い上がっていった。
ヒープと仲間たちは
上空を見上げ
ストーリーを見送った。
~お終い~
~エンドロール~
娘たちよ
もう一度 話してあげる
聞いたら 眠るんだよ
To my daughters,
I'll tell you this story one more time,
But then go to bed.











