アベンジャーズ系の映画を

時系列(公開順ではない)でまとめた

2番目のお話。

 

(全作品ではなく、

私が観賞した映画のみの時系列)

 

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監督:アンナ・ボーデン

   ライアン・フレック

 

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第二次世界大戦が終結し

その70年後に

キャプテン・アメリカが

S.H.I.E.L.D

(国際平和維持組織)により

海底から救出され

目を覚ますのだが、

 

本作は

キャプテン・アメリカが

まだ海底から

救出されていない1995年の

世界を描いている。

 

スピンオフ作品なので

S.H.I.E.L.Dのエージェント

(=諜報部員) の

ニック・フューリー役の

サミュエル・L・ジャクソンと

 

部下のフィル・コールソン役の

クラーク・グレッグは、

 

デジタル技術により

25歳若返った姿

登場しており、

 

ニック・フューリーが

初めて

スーパーヒーローに出会ったエピソードや、

 

眼帯をするようになった理由や、

 

ヒーローグループが

「アベンジャーズ」という

名称になった理由も

描かれている。

 

 

 

以下

ネタバレ

(ニック・フューリーが

眼帯をするようになった理由や

「アベンジャーズ」という

名称になった理由は

最後の方に書いています)

キャプテン・マーベル

”ヴァース”

 キャロル・ダンヴァース

(ブリー・ラーソン)

クリー文明の中心地である

惑星ハラの

特殊部隊:スターフォースの

見習い隊員。

 

数年前

何にでも姿かたちを変え

他の惑星を乗っ取る

邪悪なスクラル星人に襲撃され

重症を負い

記憶を失ったが、

 

惑星ハラの

クリー星人に助けられ、

 

クリー星人の輸血を受け

超人的な特殊能力や

身体能力を与えられた。

 

”ヴァース”は

毎晩

不思議な夢を見る。

 

瀕死の重傷を負った見知らぬ女性が

ふいに現れた何者かに銃殺される夢と、

 

幼い頃の自分が

父親と思しき男に罵倒され

邪険に扱われる夢と、

 

大人になった自分が、

必死で挑戦する姿を

周りの男たちがあざ笑ったりする夢だ。

 

記憶を失った”ヴァース”は

毎晩見るその不思議な夢に悩み

特殊部隊の隊長に相談するのだが、

 

隊長は

クリー星人の誇りを胸に

悪夢と過去にとらわれず

 

邪悪なスクラル星人の

侵略を食い止めるために

日々鍛錬し

 

感情を抑え

民のために

戦わなければならないと諭した。

 

が、

 

”ヴァース”は

本当は

惑星C-53の地球人

アメリカ空軍のテストパイロット

キャロル・ダンヴァースだった。

 

”ヴァース”(=キャロル)を助けたクリー星人たちは

全てを知っていたが

記憶を失った”ヴァース”には

本当のことは明かしていなかった。

 

 

ウェンディ・ローソン博士

/マー・ベル

(アネット・ベニング)

クリー星人の科学者。

 

地球人に成りすまし、

C-53(=地球)の

NASAの空軍施設で、

 

S.H.I.E.L.Dの管理下にある

コズミック・キューブ

パワーを利用した実験を手掛け、

 

ペガサス計画と言われる

超空間の移動が可能な

ライトスピード・エンジン

用いた航空機を開発していた。

 

ローソン博士は完成を確かめるために

一人で無許可のテスト飛行を

行おうとしたのだが、

 

操縦を志願したパイロットと共に

墜落死したと記録されていた。

 

ローソン博士(=マー・ベル)の

当初の目的は

ライトスピード・エンジンを開発し

スクラル星人との戦争に

利用しようとしていたのだが、

 

科学者として

恥ずべき戦争に

人生を費やしてきたことを後悔し、

 

終戦のために

ライトスピード・エンジンを

完成させ、

 

敵であるスクラル星人たちを

安住の地(惑星)に導こうとしていた。

 

また、博士は

故郷を追われ

難民となっていたスクラル星人たちを

 

宇宙空間にある

自分の宇宙船ラボ

(ラボラトリー:研究所、実験室)に

かくまってもいた。

 

その企てが

同胞のクリー星人にバレてしまい

テスト飛行中に追撃され、墜落、

機体もデータも焼失し

博士は帰らぬ人となった。

 

NASAは

博士の無許可の事故により、

数十億を損失したため、

 

元々極秘で行われていたペガサス計画は

打ち切りとなった。

 

 

ニコラス・ジョセフ・

”ニック”・フューリー

(サミュエル・L・ジャクソン)

この映画の

実際の公開年(2019年)から遡った

過去の時代のお話なので、

 

若き日の

ニック・フューリーが登場するのだが

デジタル技術により

違和感なく若返っている。

 

私が知っているニック・フューリーは

黒い眼帯を着け、

長身で、

スタイリッシュで、

タフで、クールで

鋭いイメージなんだけど、

 

過去のニック・フューリーは

(背が高いのは同じなんだけど)

普通のおじさんで、

普通のジャケットを着て、

ネコが好きで、

歌が上手くて

寒い冗談を言う人だった。

 

まぁ

それはそれで

なんか好感を持てた。笑

 

ニックは

アラバマ州で生まれ

高卒で軍隊に入り、大佐にまで昇進。

 

その後

S.H.I.E.L.Dのエージェント

(=諜報部員)になり、

 

1986年からの6年間は

上官の指示のもと

地球外生命体の来襲を

予測する部署にいる。

 

ある日

S.H.I.E.L.Dに、

宇宙から地球に

不時着したとみられる女がいるとの連絡が入り

 

初めて

地球外生命体の

超人”ヴァース”に出会い、

 

地球に

”ヴァース”の敵である

スクラル星人が潜伏していることも知った。

 

あんなことや

こんなことがあり、

 

ニックは

”ヴァース” の断片的な記憶を手掛かりに

NASAの空軍施設に

一緒に向かうことにした。

 

空軍施設内には

”グース” という名前の

人懐っこい可愛いネコがいて

 

無類のネコ好きのニックは

大喜びしてデレデレになる。

 

またまた

あんなことや

こんなことがあり、

 

”ヴァース” とニックは

ペガサス計画の資料を

盗み見することに成功。

 

資料には

ペガサス計画の全容や

事故の詳細のほかに

博士の手書きのレポートも残されており

 

それにより

博士がクリー星人だと分かった。

 

また

資料に含まれていた写真には

ローソン博士と

パイロットのマリア・ランボーと

”ヴァース”が一緒に写っていた。

 

”ヴァース”は

ローソン博士の経歴は知らなかったのだが

 

ローソン博士の姿かたちは、

”ヴァース”の夢に出てきて

何者かに銃殺される女性でもあり、

 

惑星ハラで”ヴァース”が交信する

スプリーム・インテリジェンス様

でもあった。

 

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スプリーム・インテリジェンスとは

全能の神に近い存在で

惑星ハラのクリー星人を統治する

超高度AI。

 

国民(クリー星人)には真の姿を見せず、

 

交信する人の

潜在意識の中にある最も尊敬する人物の

姿かたちで現れる。

 

自分が見たスプリーム・インテリジェンスが

どんな人物であるかは

他人には口外してはならない決まりがあるため

 

”ヴァース”は

スプリーム・インテリジェンスと

一対一で

交信する時に現れる女性と、

 

夢の中で

何者かに銃殺される女性が

同じ人物であることを

隊長には伝えていなかった。

 

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ニックと"ヴァース"は

ローソン博士が開発し

隠していたジェット機に乗り

 

写真に写っていたパイロットの

マリア・ランボーを

探しに行くことにしたのだが、

 

なぜかネコの”グース”が

ジェット機に

先に乗り込んでいて

2人に同行した。

 

 

 

マリア・ランボー

(ラシャーナ・リンチ)

元アメリカ空軍パイロット。

小学生の娘と2人で暮らしている。

 

空軍パイロットとして勤務していた当時は

女性は戦闘機の操縦はできなかったので

おもに

テスト飛行のパイロットをしていた。

 

6年前、

ローソン博士の墜落死亡事故を

軍が隠ぺいし、

 

死亡が確認された博士と

消息不明になっているパイロットの

記録を抹消したため

 

この件について知る

数少ない人物の一人だった。

 

事故当時

テスト飛行の操縦をしていたのは

マリアと同期入隊した女性パイロットで、

 

マリアの親友でもあり

家族のような存在のキャロルだった。

 

マリアは

キャロルは絶対に生きていると信じながら

軍が事故を隠ぺいしたことにより

探すことも

助けることもできなかった。

 

マリアは

いきなり訪ねて来たキャロルが

”ヴァース” と名乗り

過去の記憶を

失くしていることに

最初は戸惑う。

 

あんなことや

こんなことがあり、

 

記憶が戻ったキャロルが

現実を受け入れられず

 

「自分が何者か分からない!」と

苛立つと、

 

マリアは

「あなたの名前は

キャロル・ダンヴァース。

命がけで正しいことをしたパイロット。

 

私の親友。

 

同期入隊の

シングルマザーの私を

支えてくれた相棒。

 

賢くて、冗談が好きで、

手から炎を出すようになる前から

あなたは他の誰よりも強かった!」

と教え、

 

「お帰りなさい」と抱きしめた。

 

 

モニカ・ランボー

(アキラ・アクバル)

マリアの一人娘。

 

キャロルが消息不明になる前は

母親のマリアとキャロルとモニカは

3人で一緒に暮らしていた。

 

モニカは

キャロルのことを

「キャロルおばさん」と呼び、

 

キャロルは

モニカのことを

「おチビ中尉」と呼んでいた。

 

母親のマリアが

記憶を取り戻したキャロルに

宇宙船の副操縦士として

一緒に戦ってほしいと依頼されるも

躊躇していることを知り、

 

「超クールな任務をあきらめて

私と家でテレビでも見る気なの?」

 

「娘にいいお手本を見せなきゃ!」

 

「お婆ちゃんたちとお留守番するから大丈夫」

母親マリアの背中を押し、

 

キャロルに頼まれて

新しいスーツのデザインも手掛けた。

(以前のスーツは緑色がベースだったけど

赤と青がベースになった)

 

 

タロス

(ベン・メンデルソーン)

 

 

スクラル星人の将軍。

 

偉い人なんだけど

威圧的ではなく

穏やかな喋り方をする。

 

失敗した部下を叱責しない。

 

ネコが苦手…。

 

スクラル星人は

自分の目で見たものに

擬態することができるため

 

タロスは

ニック・フューリーの上官に

擬態していた。

 

また

スクラル星人は

いわゆる地球の航空機の

ブラックボックスのような機能を持つ

超高度な記録装置を用い、

人の記憶を映像化して覗き、

解析することができる。

 

タロスたちは

自分たちの同胞が隠れている場所を

探り出すために

 

クリー星の

特殊部隊:スターフォースを

惑星トルファにおびき出し

隊員の”ヴァース”を

捕えたのだが、

 

”ヴァース”に

コズミック・キューブの元になる

エナジー・コア(=ローソン博士が

研究開発していた

ライトスピード・エンジンの

動力源となる物質) と

同じエネルギーを感知したため、

 

”ヴァース”の失われた記憶の中にある

「女性の名前」と

 

同胞の

スクラル星人たちの隠れ場所の

「座標」を映像化し

覗こうとした。

 

拘束されながら

その映像を見た”ヴァース” は

 

それ以上の記憶を覗かれまいとして

抵抗し、

スクラル星人の宇宙船を破壊したため

 

スクラル星人たちは

脱出ポッドで

惑星C-53(=地球)へ避難し、

 

"ヴァース"も

スクラル星人たちを追い

惑星C-53(=地球)に不時着した。

 

あんなことや

こんなことがあり、

 

タロスたちは

マリア・ランボーの家に現れ、

 

”ヴァース” に

6年前の墜落事故の

音声を聞かせた。

 

(地球には

そのデータを映像化して

再生する機器が無く

音声のみしか再現できなかった)

 

音声を聞いた

”ヴァース”(=キャロル)の

失われた記憶が戻り、

 

タロスの同胞の

スクラル星人たちが

かくまわれている

ローソン博士の宇宙船ラボの

場所も分かった。

 

キャロルとニックが

軍から盗んで乗って来たジェット機を

タロスに同行していた部下の科学者が

宇宙船にバージョンアップさせ、

 

皆で

同胞たちがかくまわれている

宇宙船ラボに向かうことにした。

 

 

ヨン・ロッグ

(ジュード・ロウ)

いつでもどこでも

ジュード・ロウ。

 

クリー星の

特殊部隊:スターフォースの隊長。

 

記憶を失った”ヴァース”を訓練し

エリート戦士に育て上げ、

 

他の惑星に侵略、

乗っ取る

邪悪なスクラル星人との戦いを

指揮していたが、

 

本当は

他の惑星に侵略し

乗っ取っていたのはクリー星人で

 

スクラル星人は

クリー星人に故郷の惑星を奪われ

難民となっていた…。

 

ヨン・ロッグは

惑星C-53(=地球)に送り込んだ

部下のマー・ベル (ローソン博士)の

企みを察知し、

 

惑星C-53(地球)にやって来て、

ローソン博士と

パイロットが乗ったテスト機を

墜落させた。

 

墜落した機体から

命からがら脱出したローソン博士は、

 

ライトスピード・エンジンが

ヨン・ロッグ(クリー星人)の手に渡る前に

 

テスト機を銃で撃ち

機体を完全に爆破しようとしたのだが、

 

すんでのところで

ヨン・ロッグによって銃殺されたため

 

ローソン博士の意向を知っている

パイロット(キャロル・ダンヴァース)が

 

博士の代わりに

テスト機の

ライトスピードエンジンを銃撃し

爆破させた。

 

爆破により

パイロットのキャロルは

コズミック・キューブに由来する

ライトスピード・エンジンのエネルギーを

直接浴び

超人的な特殊な能力を得たのだが、

 

その衝撃で

気絶したキャロルは

クリー星人が住む

惑星ハラに連行され、

今までの記憶を消され、

ヨン・ロッグによって

新たな記憶を埋め込まれた。

 

眠りから覚めたキャロルは

自分の名前は”ヴァース”で

命の恩人のヨン・ロッグの血液を輸血され

クリー星人と地球人の

ハイブリッドになったという記憶を

信じ込んだ。

 

 

ロナン・ジ・アキューザー

(リー・ペイス)

クリー星人の将軍で

最も力のある軍事指導者の一人。

 

クリー帝国の軍隊

”アキューザーズ”の司令官。

 

青くてエジプト風。

 

スクラル星人の居所を

なかなか見つけられない

ヨン・ロッグに苛立ち、

 

クリー星人に

それができないのなら

自らスクラル星人の

抹殺に動くと言い

不信感を見せるものの

 

ヨン・ロッグは

たいして

動揺していなかった模様。

(2人のチカラ関係は不明)

 

 

フィリップ・

”フィル”・J・コールソン

(クラーク・グレッグ)

S.H.I.E.L.D(国際平和維持組織)の

新人捜査官で

ニック・フューリーの部下。

 

S.H.I.E.L.Dの中で

まだニック・フューリーを

嫌っていない人物。

 

穏やかで柔和。

 

命令よりも

自分の直感に従うタイプ。

 

ニック・フューリー役の

サミュエル・L・ジャクソン同様、

デジタル技術により

25歳若返った姿で登場している。

 

 

グース / ”フラーケン”

(レジ―、アーチー、リゾ、ゴンゾ)

ローソン博士が

NASAの

ペガサス計画の

実験施設で飼っていたらしいネコ。

 

人懐っこくて可愛いが、

スクラル星人やクリー星人には

危険生物として恐れられている。

 

ニック・フューリーたちに懐き

勝手について来た。

 

口(クチ)から

タコの触手のような舌を出し、

どんな大きさの物でも

カラダの中に取り込むことができる。

 

ローソン博士が

宇宙船ラボの中に隠していた

コズミック・キューブを、

 

クリー星人に見つからないように

カラダの中に取り込み

地球まで持ち帰ってくれた。

 

 

が、

 

あまりに

デレデレ可愛がるニック・フューリーに

ちょっとイラつき

 

ニック・フューリーの片目を引っかき

傷を負わせてしまう。

 

 

この傷のせいで

ニック・フューリーの片目は

失明してしまい、

以後、

眼帯を装着するようになった。

 

クリー星人との戦いが終わり、

スクラル星人の安住の惑星を探すために

タロスたちと一緒に

旅立つことにしたキャロルは、

 

ニックに改良したポケベルを渡し

「緊急時に呼んでね」と言った。

 

そのポケベルの通信範囲は

銀河系の2倍に及ぶように改良されていた。

 

S.H.I.E.L.Dに帰ったニックは

まだお気に入りの義眼や

眼帯を見つけることは

できていなかったが、

 

グースを相変わらず可愛がっており、

S.H.I.E.L.Dのニックの執務室には

グース用のベッドも置いてある。

 

そして

ニックは

地球を守るための

ヒーロー計画を発案していた。

 

最初は

「プロテクター計画」

名付けていたのだが、

 

空軍パイロット時代の

キャロルのコールネームが

 

”キャプテン・キャロル・

アベンジャーズ・ダンヴァース”

だったため

 

名称を

「アベンジャーズ計画」

変更した。

 

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エンドロール

 

23年後、

「⑯ アベンジャーズ/

インフィニティ・ウォー」後の世界。

 

ニックがキャロルに送った

ポケベルの信号が消え、

 

困惑する

キャプテン・アメリカ、

ブラック・ウィドウ、

バナー博士(ハルク)、

ウォーマシンのもとに

 

突然キャロルが現れ

「ねえ、フューリーは?」と尋ねる。