監督:トッド・フィリップス

(※DCユニバースに属していない作品)

 

ジョーカーは

どの作品を見てもクソ野郎なので

嫌いなんだけど、

 

本作のジョーカーも

御多分に洩れず

キ〇ガイ

更に嫌いになった。

 

でも

今までのジョーカーと違い

何だか

哀れで

不憫なところもあったが、、、

 

おっと、

騙されてはいけない。

 

哀れんだり、

不憫に思うと

ジョーカーが

心の隙間に入り込み

やがて取り込まれてしまう。

 

ジョーカーが

頭のおかしい嘘つき男だということを

忘れてはいけない。

 

ジョーカーの罠に

かかってはいけない。

 

次のジョーカーに

なってはいけない。
 

**************

 

主人公のアーサーは

コミュ障で

大人しくて

頭が悪い。

 

アーサーは

貧困街の古いアパートで

精神疾患の母親を

献身的に

介護しながら暮らしており

一流のコメディアンを

目指していた。

 

やがて

あんなことや

こんなことがあり、

 

彼は殺人鬼に変貌し

自分が存在する意味を

自分なりに解釈する。

 

そして彼は

社会に不満を持つ貧困層の

シンボルになった。

 

潜在的に

悪の心を持つ貧困層のクズどもは

 

彼のメイクを真似て

ピエロの仮面を着け

 

富裕層、

成功者、

エリートの全てを敵とみなし

 

ゴッサムシティで

暴れ回るのだった。

 

**************

以下

ネタバレと

ジョーカーについて

個人的に思うこと。

時々現れていた

アーサーの妄想の症状は

母親からの遺伝なのかな?

と思っていたけど

 

実は

母親と彼は

血のつながった本当の親子ではなかった。

 

母親は

棄児(捨て子)だった彼を

養子縁組し

引き取り育てたが

 

結局

母親自身のネグレクトと

母親の交際相手からの

身体的虐待で

 

幼い彼の脳神経と

心が壊れてしまった為に

 

彼は妄想性の

精神病を発症してしまったようだ。

 

彼が生きてきた環境を思うと

同情する部分も多々あるけれど

 

でも、

彼と同じような環境で生きてきた全ての人が

彼と同じような

殺人鬼には

ならないはずなので

 

ジョーカーを

自分の代弁者のように思ったり、

カリスマ性を感じたり、

共感したり、

憧れたり、

崇拝してはいけない。

 

彼が

頭のおかしい凶悪犯罪者だということを

忘れてはいけない。

 

頑張ったり、

苦労していることを

誰かに認められたり

誉めてほしいだけなのに、

 

誤解されたり

バカにされたり

軽々しく扱われたり

見下され続けても

 

相手に危害を加えることで

高揚感を得てはいけない。

 

(個人的な感想です。

あしからずご了承ください。)

 

ラストシーンについては

今までのすったもんだが

アーサーが作ったウソ話だったとの

見解がある。

 

どの部分がそうなのか、

いつからがそうなのか、

ラストシーン以外の

全部がそうなのかは

よく分からないが

 

今まで見てきたアーサーの

気分が悪くなるような

2時間ほどのお話が

 

全部

アーサーの作り話だったのなら

その方が、

まだ救われるような気がする。

 

アーサーは

障害者や子どもに優しく接したり、

 

健気に母親の介護をする

優しい息子でもあったから

 

「優しい」という部分だけは

ウソじゃなかったらいいな…

と思った。

 

 

「アハハハハ~」

 

いや、

優しいエピソードもウソなんかい?

 

ホント、ジョーカー嫌いだわ!

腹立つ~w