いいドラマだった。
発達障害を持つ
大学の非常勤講師
相河一輝/あいかわ かずき
(高橋一生)が
その独特な個性のために
周りに色々な影響を与えたり
周りの理解を受けたりする中で、
人がこの世に誕生することこそが
奇跡なのだと悟り、
その奇跡に感謝し、
大嫌いで
持て余していた自分自身を好きになり、
自分を受け入れ
自分らしく生きていくお話。
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小さいころから
周りに馴染めないことを
いつも戸惑い
悩んでいた彼は
自分が大嫌いだった。
でも
人間って
たった1人だけでも
自分を理解して
受け入れてくれる人がいたり、
生きやすくしてくれる環境や
居心地の良い場所があったら
なんとか生きていけると思う。
一輝の周りには
彼を気にかけ
彼の個性を理解し
彼に寄り添い
彼の人生を支えてくれる
人たちが居る。
陶芸家の祖父/相河義高
(田中泯)
一輝が幼い頃、一輝の母親は失踪した。
そのため、祖父は
森の中に
一輝が安心して過ごせる家を作り
一輝を育ててくれた。
大人になった一輝は
以前の家で暮らすようになったが
時々祖父の元を訪れ
祖父や森に
心を癒してもらっている。
母親/山田妙子
(戸田恵子)
母親は
夫(一輝の父親)が亡くなった後、
精神的に行き詰まり
育てにくい一輝を捨てたが、
一輝が15歳になった頃に
舅(亡き夫の父親、一輝の祖父)の
了承を得た上で帰ってきて
一輝には
住み込みの家政婦と偽り
以後、同居し
彼を見守っている。
(一輝は
最初から家政婦さんが
母親だと分かっていたが、
気付かないふりを通して
山田さんと呼んでいる)
大学教授/鮫島瞬
(小林薫)
一輝の大学時代の恩師で、
卒業後に
大学で講師として働かないかと
誘ってくれた。
この世に生まれてきたことも
奇跡と言えば
奇跡なのだが、
自分を好いてくれる人たちや、
逆に相性が悪い人たちと
同じ時代を生きることになったのも、
奇跡と言えば
奇跡なのかも知れない。