たまに通る大きな川沿いの道。

 

信号待ちで止まり

河川敷でゲートボールをする

高齢者たちを見ていたら、

いきなりフロントガラス真正面の上空を

大きな鳥が横切った。

 

すると、続いて

その鳥を挟み撃ちするように

2羽のカラスが現れ、

大きな鳥を追いかけ始めた。

 

大きな鳥は

高さや向きを変えて飛びながら

カラスたちから離れようとしたけど、

 

カラスたちは鬼ごっこするように

左右から威嚇したり、

追いかけたりしていて

3羽はどんどん

向こう岸の方に飛んで行ってしまった。

 

あっけにとられたけど

信号が青になったので車を発進させた。

 

運転しながら

さっきの

カラスに追いかけられていた大きな鳥は

何だっけ?と考えた。

 

茶色っぽくて、

カラスより

ひと回りくらい大きかったよね…。

 

ワシかな?

タカかな?

・・・。

 

いや、違う。

 

たぶん

あれはトンビだ!と思い、

カラスにイジメられていたようにも見えたから

弱っているトンビなのかも知れないと思い

心配になった。

 

夜、

ネットでトンビとカラスのことを調べてみた。

 

カラスとトンビは

だいたい同じような環境に住んでいて

互いになわばり意識が強く、

食性も似ているので敵対する間柄。

 

それで

カラスはトンビの姿を見ると

ちょっかいを出したくなるそうで、

 

集団でトンビを攻撃することがあっても

それはエサを横取りしようとするのではなくて

 

どちらかと言うと

因縁をつけて

絡んでいるような感じらしい。

 

カラスってヤンキーなの?

 

でも逆に

トンビがカラスを追いかけることも

たまにあるそうだけど

頭の良いカラスにはかなわないらしい。

 

トンビはカラスのように

動物の死骸などの腐肉や

人間の残飯などを食べ、

 

羽ばたかずに滑空するので

猛禽類のタカ科の中では

最低ランクの位置付けとされているそう。

(かわいそう)

 

だから、

「トンビがタカを生む」

平凡な親から優秀な子供が生まれる

 

「トンビの子はタカにならず」

平凡な人間の子供はやっぱり平凡な人間になる

 

「トンビも居ずまいから

タカに見える」

しょーもないヤツも

立ち振る舞いをきちんとすれば立派に見える

 

「トンビに油揚げをさらわれる」

不意に横から自分の大事なものを

しょーもないヤツに奪われる

 

みたいに

トンビを

格下ランク扱いにしたことわざがあるんだね。

(かわいそう)

 

あと

カラスのことわざや慣用句は、

 

「今泣いたカラスがもう笑う」

喜怒哀楽が激しいヤツ

 

「カラスの行水」

ちゃんと洗わずにお風呂から出てくるヤツ

 

「烏合の衆」

集団になっても団結できないヤツら

 

ウケル~~~笑

 

でも、

個人的には

カラスもトンビも好き。

 

カラスはいつも元気そうだし、

 

たまに見かけるトンビも

自由に空を滑るように飛んでいて

カッコいいから。