大きなスイカ2個をいただきました ・・・スイカの話アレコレ! | 定年退職したオジンの日々・・・アレコレ日記

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大きなスイカ2個をいただきましたが1個は「でんすけすいか」です。黒い皮が特徴で北海道を代表するスイカです。形がやや歪なのと皮の表面に傷がある訳あり品です。重さが約10キロでまともな物を買えば1個8,000円前後でしょうか。もう1個はらいでんスイカでこれも北海道を代表するブランドのひとつです。これも表面の皮に傷が少しあるのと形や模様に難がある訳あり品です。重さは約9キロです。

2個とも訳あり品として販売予定だったらしいのですが、諸事情から出荷できずに保冷庫に保管されたままになっていたそうです。縁があって回りまわって我が家でいただくことになりました。





訳ありとはいえ問題は外見だけで中身には全く問題がありませんでした。とても美味しかったですよ。北海道は昼夜の寒暖差がとても大きくて甘みをつける果物の栽培には非常に適した土地なんだそうです。スイカを食べるのはこれが今年最後になるかと思います。




でんすけすいか
でんすけすいかは平成元年に商標登録された名称です。水田の転作作物として田を助ける「田助」またツルツルの外観が今は亡き喜劇俳優の大宮敏光さん(舞台名でんすけさん)に似ていることもあって「でんすけ」と名づけられたそうです。北海道上川郡当麻町の名産品です。

らいでんスイカ
らいでんスイカは地名の雷電に由来します。北海道共和町産ですが近くの雷電海岸から名付けられたとのことです。らいでんスイカはスイカとネギを一緒に植える「混植栽培」を取り入れています。ネギが持っている殺菌効果を利用して農薬を減らすという「環境保全型栽培法」です。後味さっぱりの甘い果汁が特徴とのことです。

スイカの原産地
スイカの原産地はアフリカの砂漠だそうですが意外な感じがしますね。エジプトの壁画にスイカを描いたものがありますが、4000年ほど前のものでその当時は主として種を食べていたそうです。スイカの原種は現在の物よりかなり硬く苦味が強かったそうです。果物として栽培されるようになるのは地中海沿岸に伝わってからで、その後ヨーロッパを経てアメリカへ。アメリカで品種改良が重ねられ普及するようになったとのことです。

日本への伝来
アジアでの歴史は古く紀元前にはインドへ、その後シルクロード経由で中国に伝わったとされています。日本に伝来したのは室町時代以降と考えられていますが確かなことは不明なようです。日本では園芸分野では野菜に分類されますが栄養学上の分類では果物とされています。

世界と日本の生産量
スイカの生産量世界一は中国で全世界の生産量の66%を占めているそうです。2位以降はトルコ・イラン・ブラジル・エジプトなどとなっていますが、スイカは世界の多くの国で生産されているんですね。日本の生産量は僅か0.36%です。

日本の主な生産地
2015年の調査によればスイカの生産量日本一は熊本県で全体の15%を生産しています。2位千葉県・3位山形県・4位新潟県などとなっています。ちなみに北海道は8位です。

スイカの栄養
スイカは全体の90%が水分です。スイカの栄養素の中で注目を浴びているのがシトルリンというアミノ酸ですが、血管を広げる作用があり血液循環の働きを良くしてくれるそうです。またアンモニアの分解・排出の作用もあるため疲労・疲労感の軽減になるともされています。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促してくれるのでアスリート系の人達のサプリとして利用されることもあるそうです。集中力アップも期待できるそうですよ。