尽き得ぬ論争の果て - ロボコップ vs. ターミネーター - | トイ&コミックのガリンペイロ

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子供が遊びで話す

「スタローンとジャン・クロード・バンダムはどっちが強い?」

そのレベルでいいよ… 

――集英社刊/荒木飛呂彦作:ジョジョの奇妙な冒険 44巻 「看守ウェスト・ウッドの秘密②」より引用

 

ロボコップとターミネーター、どっちが強い?

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ロボコップもターミネーターも80年代から90年代…そして現代に至るまで映画シーンの話題の中心となる作品だ。

どちらも人型ロボット(サイボーグとかアンドロイドとか呼び方の定義はさておき)がストーリーの中心となる作品であるが、それ故に比較されてきたりもする。

それこそ冒頭で述べたような子供の「もしも」遊びには度々登場する夢の対決のド定番であったりもするのだ…

 

まあ、そんなワケで実際に戦ってたりもするんですけどね。

最近では Mortal Kombat11 にロボコップもT-800もゲストキャラクターとして参戦しているので

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▼地味に夢の対決を実現出来たりするのですが

 

今回お話しするのはそれよりも以前。1990年代のコミック展開についてだ。

 

「ロボコップ vs. ターミネーター」は1992年にダークホースコミックスで展開された全4号のミニシリーズ。

アートはウォルター・サイモンソンで、脚本は映画「ロボコップ2」「ロボコップ3」の脚本も手掛けたフランク・ミラー。

1993年の映画「ロボコップ3」の公開に先駆け、「ロボコップ2」と「ロボコップ3」の間に起こった出来事…という態で展開されたが、ストーリーに矛盾が生じているのでロボコップシリーズならびにターミネーターシリーズの正史としてはカウントされていない。

 

2029年、人類存亡を懸けた戦いの最中、レジスタンスのフロー・ランガーはスカイネットの深層へと辿り着き、そこでスカイネットに自我が芽生えた理由が「人間の心を持った機械」…すなわちアレックス・マーフィーがロボコップとして新生してしまったことに起因するということを知る。

フローは過去へ飛び、破滅の未来を回避するためにマーフィー殺害を計画するのであった。

一方でスカイネットはロボコップを守るために3体のターミネーターを過去へ派遣。

戦いの中で自身の存在が人類破滅の未来へと続いていることを知ったマーフィは、ただ破壊されるのではなく、自らの手で破滅の未来を回避することを選ぶのであった…

 

という物語。

 

で、このクロスオーバー展開は非常にヒットして、後々様々な展開が行われて

ダイナマイトで展開された「Terminator/Robocop: Kill Human」では

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遥か遠い未来、人類最後の生き残りであるローレンがスカイネット博物館に展示されていたロボコップを発見。

ロボコップは再起動され、スカイネットへの侵入を試みるもその過程でローレンは死亡。

ロボコップは自分が機能を停止してから現在に至るまでの歴史を知り、過去へと戻り歴史の改変を試みるも、未来から送られてきたターミネーターたちの妨害に遭う…

 

といった感じで、どちらかと言えばターミネーター史にロボコップが介入する…といったパターンが多い。

ダークホース版の「Robocop vs. Terminator」は特に人気で、1994年にはジェネシス(日本でいうメガドライブ)用ゲームになったりもしている。

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▼ゲームとしては横スクロールのシューティングアクション。

 

プレイヤーはロボコップを操作することになる。

 

ゲームの前半では人間の犯罪者を容赦なく撃ち殺していくロボコップを楽しめるが、

ゲーム中盤からはターミネーターとの戦いに発展していく。

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物語はやがてスカイネットとサイバーダイン社の共謀というとんでもない方向へと展開していくのだが…

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エンディングは他に類を見ない衝撃展開なのでぜひ各々の眼で確かめてみてほしい。

あとグラフィックがやたら綺麗。

 

そんなこんなでゆるーく30年ほど因縁があるようでないようで度々ぶつかり合っているロボコップとターミネーターですが…

どっちが強い? という論争に明確な結論は出ていなかったりします。当たり前と言えば当たり前なのですが。

 

そしてそんなロボコップとターミネーター、2023年のこの時代にもメディコムトイのMAFEXシリーズでアクションフィギュア化するという夢のような共演?を果たしているのだ。

 

ロボコップのほうは先日発売されたばかりのマーフィヘッドのダメージバージョン。

アイテムは安定安心のMAFEXなので、詳細なレビューは追々として…

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▼MAFEX ターミネーター(T-800)のレビューはこちら。

 

ロボコップとターミネーター、どっちが強い…かは君次第!

 

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