それは、全てを変えた
今回のご紹介はこちら!
メディコムトイ MAFEX No.180 「ジャスティス・リーグ:スナイダーカット」 サイボーグ ¥9,190(税込)
造型&可動に定評のある人気アクションフィギュアシリーズ「MAFEX」より、配信映画「ジャスティス・リーグ:スナイダーカット」(2021年)に登場の「サイボーグ」です!
2018年公開の劇場映画「ジャスティス・リーグ」(2018年)に、大幅追加&再構築した「スナイダーカット版」では、特に深く掘り下げられ存在感を増した「サイボーグ/ヴィクター・ストーン」。
元よりキーマンとなる重要な役回りではありましたが、再構築された物語では「ほとんど主人公」と言っていいほど。物語は彼を軸にして展開し、まさに「スナイダーカット版」は「新たなヒーローサイボーグの誕生」のストーリーという一面が強調されています。
▼「スナイダーカット版サイボーグ」については「DCマルチバース サイボーグ」の回でもご紹介しておりますので過去記事もどうぞ!
▼「DCマルチバース サイボーグ(スナイダーカット版)」もイイ感じなんだな!
というわけで、「スナイダーカット版」をみると惚れ直しちゃう「サイボーグ」!!
▼今回のお品は2018年に発売された「劇場版サイボーグ」のアップグレード版と言える内容。共通している部分も多くなっています。
それでは、早速見ていこう!今回は「劇場版(MAFEX)」にはなかった「フルフェイスマスクVer.」がデフォで装着されている。
元アメフト選手という設定だったり、コミック版やアニメ版の印象でなんとなく「マッシブ」なイメージのある「サイボーグ」だが、映画版はむしろスリムなシルエット。(前述のDCマルチバース版はどちらかというとマッチョな仕上がりだったが)
素体は基本的に前作と同じものだが、カラーリングが少し明るめに。
作中でも印象的な複雑なボディのデザインを精緻に再現。入り組んで重なり合うような表現が圧巻。
腕部や脚部なども、露出した関節の表現など、「サイボーグ」ならではの特殊なデザインが見事だ。
側面から見ると意外なスリムさが際立つ。
背面の景色もいいんだコレが。一番好きかも。
筋肉のようにも骨のようにも見えるデザイン。
ひざ裏が誠にセクシー!
顔パーツは3種。
新規パーツの「フルフェイスヘルメットVer.」。
強烈なインパクトの割に作中での登場は一瞬なのはちょっと残念。フィギュアでは思う存分堪能できるぞ。
表情どころか面影を全く失ったのっぺらぼうな顔。人間らしさはそこにはない。
こちらは素顔のノーマルVer.。サイボーグ演じるレイ・フィッシャー氏のお顔が見事に再現されている。
機械に覆われた左眼は、作中では常に赤く発光しているのですが、そのおかげでヴィクターの心が揺れ動いたときの瞳の動きが結構露骨で、無機質なパーツなのにかえって内面の人間味をビシバシ感じるという面白いギミックになっていたのが印象的でした。
こちらは食いしばり顔。
物語序盤は表情も乏しいヴィクターも次第に感情を露にするシーンが増えて、内面の変化が見て取れるように。
ヴィクター役のフィッシャー氏は抑えた演技の中でわずかな機微を表現する難しい役を好演。
当初あった「サイボーグ単独映画」のプランはキャストも含めて全てキャンセルされて、フィッシャー氏のサイボーグを再び見ることは難しい現状ですが、願わくば笑顔を取り戻したヴィクターの姿も見てみたいものです。(ラストでその予感はすこしあったけど)
お次は可動も見ていきましょう。
頭部可動は良好。
上下の向きには十分な可動域がある。
頭部と首は別パーツなので、様々なニュアンスに対応できる。
腕部可動も良好。
肩回りは、大きめの肩アーマーの干渉が若干ありますが、関節周りには余裕もあり気になるほどでもない。
▼肩アーマーは上下に大きく稼働するので、腕部への干渉は少ない。
肘部の関節は従来のジョイントではなく、ヴィジュアルの再現を兼ねた独特の仕様になっている。
露出した関節は見た目通りの動きを見せる。
肘の内側のケーブルは腕部の動きに追従するようになっている!
こだわりの表現だ!!
▲細いパーツも多い。
ご覧の通り腕部の構造は独特で、ヴィジュアル的にも素晴らしいが、反面デリケートな操作が必要。
今作では、前腕部を換装する構造(後述)が盛り込まれていて、腕部のケーブルはその内側に潜り込ませるようになっている。
胴部は胸と腰が可動。
仰け反る、うつむくと、可動域は大きくないが、首の可動域が広いこともあってしっかりこなせる。
特に仰け反りは、作中でも見せた飛行ポーズをばっちり再現できる。
▼ちゃんと正面を向いて飛行可能だ。
脚部可動も良好。
腕部同様、膝部は露出した内部構造を再現!
たまらんぜ、これは!
股関節には上下の可動もあり、
太ももには、ロール機構も内蔵。
大きく足を開いたり、腰を落としたガニ股ポーズもラクラク。
内股もできる。
一方、足首は片側ボールジョイントのみで、つま先を伸ばしたりすることができない。
▼つま先上げ。
▼つま先を一生懸命伸ばしてもあんまり変わらない。
また、足先はダイキャスト製で安定感はあるが、足首の可動域は狭いため、ポージングによっては足つきが悪く感じることも。
独特な感触もありますが、全体の可動としては優秀!ポージングを十分に楽しむことが出来るでしょう。
可動の機構がデザインにしっかり落とし込まれていて、ヴィジュアルを全く損なうことが無い点もこだわりを感じる一品となっています!
付属品も充実だ!
前述のヘッドパーツに加え、アームウェポン、追加背面アームなどが付属!
▼前回の劇場版付属品はこちら。
こちらは、作中のキーアイテム「マザーボックス」。
3つのマザーボックスのうち人間族が秘匿していた1つ。(他はアトランティス族とアマゾン族が隠していた)。
作中では、太古の戦いの後長らく埋蔵されていたが、ナチスが発掘、世界大戦を経てCIAが保管し、その後宇宙人技術を研究する「S.T.A.R.S.ラボ」にもたらされた。
見えているのは「マザーボックス」本体ではなく、それを封印する金属製の箱である。質感や雰囲気も良く再現されている。
さて、作中で登場したこのマザーボックス。CIAでの呼称は「未知の物体 61982」との言及があるが、この意味ありげな数字は由来があるとされている。
「61982」とは「1982年6月19日」。
それは、「Tails of The new TITANS」誌の第1号が刊行された日。
コミックで「サイボーグ」が”単独の表紙を始めて飾った日”だったのだ。
「サイボーグ」のコミックデビューは1980年とこれよりももっと前、デビュー後若手ヒーローチーム「タイタンズ」に加わるものの、長く脇役扱いだった彼は表紙を飾ることが無かった。
スナイダー監督は、サイボーグが念願の晴れ舞台を飾った日付を、作品のキーアイテムに忍ばせたというわけだ。
それから以後、DCユニバースで存在感を増していく「サイボーグ」であるが、
2011年に行われたリランチ(再構築)「NEW52」において、「とあるボックス」と運命的な邂逅を果たすことになる。
あるとき、異星人よりもたらされた未知の物体が「S.T.A.R.S.ラボ」に持ち込まれる。
▼実写版とデザインが似ているような似ていないようなコミック版。
ところが、キューブの実験中に事故が発生。同時に惑星「アポコリプス」からの侵攻が突如として開始される。
▼ボックスのエネルギーが暴走。「ダークサイド」の尖兵「パラデーモン」も襲撃してくる。
混乱の最中、不運なことにたまたまその場に居合わせた(ラボの父親に会いに来ていた)「ヴィクター・ストーン」はボックスの暴走に巻き込まれ瀕死の重傷を負ってしまう。
ナノマシンと金属の皮膚による治療を施されるヴィクターであったが、
突如、彼の肉体は変貌を遂げる。
ボックスのエネルギーには物体を”変換・再構築する”という能力があり、それを浴びたヴィクターは機械と同化したサイボーグへとその姿を変えたのだった!
▼身体を武器に変える能力もボックスのエネルギーに由来するものなのだ。
そして、これを発端とした「ダークサイド」との戦いを経ていく中で、ヒーロー同盟「ジャスティスリーグ」が結成され、サイボーグはその中心人物の一人として活躍することになるのだった。
と、かように映画「ジャスティス・リーグ」はこの「NEW52」のストーリーを下書きにしていることがわかります。(ただ、このコミックのボックスは「ファーザーボックス」と呼ばれるもので「マザーボックス」とは厳密には別物)
映画においても「マザーボックス」は”変換と再構築”という能力をもち、サイボーグやスーパーマンを復活させたり、敵方ステッペンウルフはこの力で地球の生命と環境を作り替えようとしました。
てなわけで、キミも
ウェポンの組み合わせは自由だ。
アームキャノンは前述の通り前腕を取り外して換装。
状況に応じて変幻自在の戦いを見せるのだ!!
背面アームは肩甲骨パーツを取り外して装着する。
背面アームも左右それぞれ4か所が可動。ただし、背中に接続する根元の部分が片側ボールジョイントなので、背面に大きく振ったりなどはできない。
これぞ、サイボーグならではのフォーム!!
フルフェイスだと人外ぽさがマシマシでいい感じだぜ。
といったところで、今回のご紹介はここまで!
キャラクターの魅力でもある複雑にして特異なデザインの再現をとことんまで追求しながら、アクションフィギュアとしてのプレイバリューも損なわない。
クオリティの両立を謳う「MAFEX」の真髄を感じる一品!サイボーグの魅力を存分に味わおうじゃあないか!!
▼今回ご紹介のお品は通販サイトでもお取り扱い中です。
▼「スナイダーカット版スーパーマン」も好評販売中!
▼MAFEX 「アクアマン(スナイダーカットVer.)」は2023年発売予定!!
この他、当店ではアメトイ・アメコミ関連商品をたくさんご用意しています。
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