日本時間で4月2日深夜に新作のマーベルレジェンドが発表された。
しかしながらハズブロ本社のあるロードアイランド州では4月1日、エイプリルフールの真っ只中である。
故にこんなキャラクターが発表されたとして、皆はなんらかのジョークだと思ったという。
そう、彼の名は ウェブマン！
スパイダーマンのようだが、スパイダーマンではない、ウェブマン だ！
スパイダーマンのカラーである赤青を反転したカラーリングのこのキャラクターは
1977年に発売された
SPIDEY SUPER STORIES #25
に登場したヴィラン？だ。
SPIDEY SUPER STORIES は元々、
アメリカの子供向け教育番組「The Electric Company」内で展開された1話5分程度のショートストーリーである。
スパイダーマンが（軽）犯罪者と戦うストーリーではあるが、子供向けにコメディチックに演出されている。
特筆すべきなのは
実写のスパイダーマンということ。
CBSのThe Amazing Spider-Man TV シリーズ
1974年放映開始のSPIDEY SUPER STORIESは記念すべき 一番最初の実写スパイダーマン ということだ。
いわゆるコミック本編との関わりはほとんどない。
※スパイダーマン以外のコミックキャラが出演することもなかった。
1974年当初からコミックでの展開もなされ、
「The Electric Company」版とは異なり、コミックでのキャラクターも多く登場する内容で1982年まで刊行されることとなる。
さて、ウェブマンに話を戻そう。
ウェブマンはドクター・ドゥームが作り出したスパイダーマンの鏡像だ。
スパイダーマンと対峙することとなる。
ドクタードゥームはこの後、2体目のウェブマンを複製するが、
最終的にはスパイダーマンがマシンを破壊したことで
2人のウェブマンは消滅。
ドクタードゥームはお縄となった、という流れだ。
そんなワケでMARVEL LEGENDS WEB-MANだ。
パッケージは一昨年から続くレトロパッケージコレクションのもの。
キャラクター名も WEB-MAN に変更されてはいるものの、
素体は従来のスパイダーマン素体で、単純な色違いである。
コミック本編でも登場はSPIDEY SUPER STORIES #25の一話限りで、以降の再登場もない（ハズ）。
キャラクターとしてもスパイダーマンの胸像であるということ以外、目立った何かがあるわけでもなく…
なんだってウェブマンなんてニッチなキャラクターをリリースしようと思ったのか。
その答えは永遠のナゾである。
取引先からも受注の案内が届いているので本当にエイプリルフールのジョークというワケでもないのだ。
カラーリング自体は新鮮味があって非常にかわいらしい側面もあるのだが…
ウェブマンに興味のある方は是非ガリンペイロまでご相談ください。
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