火星人が攻めてきたぞ! - マーズ・アタック! - | トイ&コミックのガリンペイロ

トイ&コミックのガリンペイロ

秋葉原と御徒町の狭間にあるアメトイショップ
毎日11:00〜20:00で営業中!
通販サイト⇒https://garimpeiro.buyshop.jp/
Twitter⇒https://twitter.com/garimpeiro_toys

まずはこの曲を聴いてほしい。

よし、聴いたかな?

 

今から1996年の映画「マーズ・アタック!」のネタバレをするぞ。

 

頭が破裂した君は火星人だ!

 

なんのことかわからない人のために説明すると

1996年に公開されたティム・バートン監督のSFコメディ「マーズ・アタック!」のクライマックスシーンだ。

ある日、地球はついに異星人(火星人)との交流を果たす…のだが、その交流の場で観衆が鳩を飛ばしたことで事態は激変する。
image

驚いた火星人は光線銃で鳩を焼き殺し、その場にいた人間も虐殺し始めたのだ。

 

image

後日「あれは誤解によるものだった、謝罪をしたい」という火星人たちはホワイトハウスに招かれるが、

 

image

そこでも虐殺を開始してしまう。

まあ虐殺と言っても、

image

一瞬で骨化してしまうマイルドなものなのでグロ耐性ない人でも安心?だ。

 

その後、火星人たちは

image

拐った人間を生首だけにしたり、

 

image

犬の身体に人間の頭部を移植したり、

 

image

爆破されるタージマハルをバックに記念撮影したり、

 

image

モアイ像でボーリングをしたり、と悪ふざけの延長のような行為で地球文明を破壊し続けていくのだった。

火星人たちの圧倒的な科学力と制圧力の前に地球人は為す術なく蹂躙されるだけに思われたが…

image

主人公のひとりであるリッチーは、老人ホームにいる祖母を助けようとした際に偶然に火星人の弱点を知ってしまうのであった。

 

その弱点こそが冒頭のSlim Whitmanの「Indian Love Call」だったのである。

音楽の持つ力なのか、あるいは歌詞か、はたまたSlim Whitmanの声によるものなのか…

兎も角、「Indian Love Call」を聴いた火星人たちは

image

頭が爆発して息絶えてしまうのであった。

こうして火星人に対抗する術を得た地球人たちは火星人の撃退に成功。

トム・ジョーンズが 「It's not unusual」 を唄って終わる、というストーリーだ。

 

所々何をいっているかわからないかも知れないが、そういう話なので気になった人は本作品を観てみよう!

 

90年代前後ののティム・バートン監督と言えば

シザーハンズ、バットマン・リターンズ/フォーエヴァー、ナイトメア・ビフォア・クリスマス、スリーピー・ホロウなどなどヒットを飛ばしまくっていた人気監督である。

キャストもジャック・ニコルソンを始め、マイケル・J・フォックス、ナタリー・ポートマン、グレン・クローズ、マーティン・ショート…などなど、錚々たるメンツである。

しかしながら荒唐無稽な悪ふざけが過ぎたとされ、公開当時のアメリカ本国での評判は芳しくなく、

「ティム・バートン史上最悪の映画」

とまで酷評されたりしたものだが、カルトなファンが多い名作でもある。

 

さて、宇宙人が地球侵略に来る、という内容の作品は定番であり、

火星人が武力を行使し地球を侵略をする

というプロットだけ聞くとH・G・ウェルズの「宇宙戦争(The War of the Worlds)」を思い浮かべる人も多いだろう。

系譜を辿るのであれば祖に当たるものは「宇宙戦争」で間違いないのだろうが、

映画「マーズ・アタック!」には直系の原作が存在する。

 

それがTopps社より1962年に販売されていたトレーディング・カード・ゲーム

image

「Mars Attacks」 ※画像は2012年に発売された50周年記念復刻版

である。

火星人は近く火星が消滅してしまうため、移住先として地球を侵略するのだが、

火星消滅という事実は大衆火星人に秘密にしつつ地球を侵略しなければならない。

地球人はそれを阻止して反撃する、という内容のカードゲームだ。

火星人側には攻撃カードや拷問、虐殺といったカードがあったワケだが、

image

▲その多くがセクシャルであったりバイオレンスであったりが過ぎる、という理由で猛抗議を受け、

程なく販売を停止することとなるのであったという。

現在ではそのアートの完成度や希少性から多くコレクターが存在するトレーディング・カードとなったことは言うまでもないが、

こういった元ネタを知っていると映画「マーズ・アタック!」で繰り広げられた火星人の悪ふざけににしか見えない悪逆行為にもオマージュが込められているのが感じ取れるだろう。

上の画像だとNo.24 の「THE SHRINKING RAY」やNo.32の「ROBOT TERROR」なども映画本編でリスペクトされている。

 

余談だがこのアート。

複数のアーティストによって手掛けられているのだが、そのうちのひとりがウォーリー・ウッドである。

そう。

60年代からのDCやMARVELでも多くペンシラーインカーとして活躍した彼である。

image

▲DAREDEVIL Vol.1 #5~8も手掛け、#7では現在まで続くデアデビルの「赤いコスチューム」をデビューさせたアーティストでもある。

余談終わり。

 

昨今ではこのアートにもサブカルチャー的が価値が見出されてきており、

スーパー7からは

image

Topps社のトレーディング・カードからのアクションフィギュア化がされることとなっていたりする。

上の画像はカードNo.1の「The Invasion Begins」だが、レイアウトの都合で元となったカードのイラストから反転されたイメージが使用されている。

image

こちらは同時リリース予定のNo.36「Destroying a Dog」

いいところを突いてくるライナップだ。

 

これから何かが「来る」かもしれない「マーズ・アタック!」

気になった方は是非ガリンペイロまでお問い合わせください。

 

ガリンペイロでは現在「マーズ・アタック!」Tシャツなども販売中です。

 

image

 

下記リンクから通販もできますので、何卒よろしくお願いいたします!

 

この他、当店ではアメトイ・アメコミ関連商品をたくさんご用意しています。

ご興味ある方は是非ご来店ください!

 

通信販売も行っています!

通販サイト(試運転中):https://garimpeiro.buyshop.jp/

 

*販売価格・在庫等はブログ掲載時点での商品情報です。変更になる場合がごございます。ご了承ください。

 

トイ&コミックのガリンペイロ AM11:00-PM8:00
〒101-021 東京都千代田区外神田6-10-12KENTビル1F

TEL:050-1263-5399