ゴムゴムゴームズ - ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ - | トイ&コミックのガリンペイロ

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ミスター・ファンタスティック!

 

 

 

ファンタスティック・フォーのリーダーである彼、リード・リチャーズはマーベルユニバースにおいてトップクラスの天才でもある。

学生時代にはベンジャミン・J・グリム(シング)や後に妻となるスーザン・ストーム(インビジブル・ウーマン)らと、

そして終生のライバルとなるヴィクター・フォン・ドゥームと出会うこととなる。

 

その後、事故により宇宙線を浴びた4人は身体が変質し、

リードは身体が伸び縮みするゴム人間に、

ベンは身体が岩化した岩石人間に、

スージーは身体が透明化した透明人間に、

ジョニーは身体が燃え盛る人間松明に変貌してしまい、ファンタスティック・フォーを名乗るヒーローとして活動を始めるのでした…

 

まあオリジンについては今更私が語ることでもないのでサラッと流して…

 

少し前に読んだ

Fantastic Four 誌がとてもよかったのでその感想について。

以下ネタバレが含まれます。

 

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リードは昔語りと称し、自らを愚かで傲慢な人間だと自嘲する。

安全措置を怠り、友人と婚約者、その弟を人間ではない存在に変えてしまったのは紛れもなく自分なのだから。

 

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友人たちを怪物に変えてしまった。その罪に男は耐えられなかった。

そこで男は、世界が彼らを見る目を変えることにした。

誰もが会うことを望むような最高で勇敢な三人だと思わせることにしたのだ。

人目をはばかることなく大都市に住み、コスチュームと空飛ぶ車を与える。

そうすることで人々は自分たちを恐れなくなることを知っていたからだ。

 

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「ミスターファンタスティックなんて名乗りたくなかった」

けれど、ヒーローとしての名前は新聞の見出しに使える。

Tシャツやアクションフィギュアを売るために必要だったのだ。

ファンタスティック・フォーのヒーローとしての魅力や名声はあとからついてきたものではない。

自分たちにとって必要だったからそうしただけなのだ、と。

 

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そうすることで――友人たちを有名にすることで、彼は友人たちの普通の人生を奪ってしまったことを許されるかもしれないから。

 

この後に続くラストシーンは感涙モノなので、是非ご自身の目で確かめてもらうとして。

ファンタスティック・フォー結成のオリジンに深く切り込むこのお話は実に刺さる内容でした。

 

不慮で望まずに力を得てしまった人間がヒーロー(ヴィラン)になる、という展開は少なくないアメコミ界隈ですが、

そこから敢えて正体を公にしてヒーローとして活動する、というパターンはあまり知りません。(個人的に)

 

リードは天才故に、なんでもできるように描かれがちですが、

その裏でファンタスティック・フォー結成にこんな理由があったとは…と思うとなんとも切ない。

ファンタスティック・フォーはヒーローの物語であると同時に仲間、家族の物語でもあったのだと再認識させられる、そんな内容でした。

機会があったら読んでみてください。

 

ファンタスティック・フォーと言えば、MCUのフェイズ4以降に合流が決まっているヒーローチームでもあります。

過去に3度実写映画化され、2005年、2007年の

ファンタスティック・フォー 超能力ユニット

ファンタスティック・フォー 銀河の危機

ではヨアン・グリフィズがリードを演じた。

 

▲ファンタスティック・フォー ブルーレイコレクション 3枚組 ¥4,270+税

は実写映画3作を楽しめる。

 

超能力ユニットでは異形として市民に忌避されたファンタスティック・フォーが受け入れられていく過程が、

銀河の危機では一気に宇宙規模の話となる壮大さやシルバーサーファー周りの特撮が特に見所と言える。

この2作には我らがキャプテン・アメリカ/クリス・エヴァンスがヒューマントーチ/ジョニー・ストーム役として出演しているのも見所。

 

2015年のリブート版ファンタスティック・フォーではマイルズ・テラーがリードを演じる。

終盤の展開や興行収入的に色々言われがちなリブート版ですが、

研究生時代に後のファンタスティック・フォーメンバーやヴィクターと織りなす学生ドラマや、

事故以降には他の3人(とヴィクター)のためを優先して行動するリードの物語として個人的には好きです。

余談だが、リブート版の監督はジョシュ・トランク。

2012年に「クロニクル」という映画で監督デビューしており、このクロニクルの脚本には

「スーパーマン:アメリカン・エイリアン」のマックス・ランディスが関わっている。

 

 

▲「クロニクル」

偶然超能力を得てしまった高校生3人の物語。少年たちにとって強大すぎる力はやがて彼らを翻弄する…

 

 

▲「スーパーマン:アメリカン・エイリアン」小学館集英社プロダクション様より邦訳発売中

 

スーパーマンとして目覚める以前のクラーク・ケントの物語。

オリジンの補強的な側面もあるが、少年としての精神性の未熟と力のアンバランスさがドラマを生む。

 

望んで力を得たわけではない少年たちが力と向き合い、アイデンティティの確立に苦悩する姿は

ファンタスティック・フォーと重なる部分が多く、こういうのが好きな人にはとても刺さるドラマだ。

1994年にも実写映画化されていたようですが、作品を見たことがないのでそれはさておき。

 

玩具でのミスター・ファンタスティックも人気。

 

超能力ユニット公開時にトイビズから発売されたアクションフ ィギュア。
両腕がベンダブルで自由に捻じ曲げできる。

 

 

同じくトイビズ。
関節に延長パーツを差し込むことでゴム人間の伸縮を再現できる逸品。
ただしすぐ関節が緩くなる。

 

 

同じくトイビズ。胴部が蛇腹のスプリングになっている。
 

マーベルレジェンドでもトイビズ時代からハズブロ時代まで数体がリリースされており、

こちらは2018年にウォルグリーン限定で発売されたもの。
 

この度発売された

マーベルレジェンド スーパースクラルシリーズ ミスターファンタスティック ¥3,800+税
 
素体は前述のウォルグリーン限定版のリデコ商品。
腕の差し替えがなくなっており、代わりに手首の差し替えで画像のような指が伸びた状態を再現できる。
前述の玩具と比べると物足りなく感じるが、指先が伸びているパターンは珍しいのでコレはコレでアリだ。

また、Return of the Fantastic Four…2018年のファンタスティック・フォー誌に合わせた黒基調のコスチュームに、髭面なのが新鮮。

 

ファンタスティック・フォーはMCU フェイズ4以降からの参戦が内定しているヒーローチームであり、

 なにかと話題になるアニメ「宇宙忍者ゴームズ」についても語りたいが、

 


それはまた別の機会に。

 

 

コレを機に君もミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズに触れてみよう!

思った以上にかっこいいぞ!

 

当店では、アメトイ・アメコミ関連商品をたくさんご用意しています。

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