WEB-HEAD(ウェブ・ヘッド)
ピーター・パーカーが放射線によって変質した蜘蛛に噛まれ、
蜘蛛に似た能力を得た超人「スパイダーマン」となったことは今更語ることもない設定であるが、
ピーターが蜘蛛に噛まれたことで得た能力は基本的に
・強靭な肉体
・スパイダーセンスと呼ばれる危機察知能力
・壁や天井を這い回ることの出来る能力
だけである点には注意が必要だ。
先に挙げたウェブヘッドのように、スパイダーマンには代名詞のように「ウェブ」がつきまとう。
クモと言えば蜘蛛の巣/蜘蛛の糸であり、スパイダーマン自身もマスクやスーツに蜘蛛の巣をイメージしたパターンを意匠としている。
また、敵を捕らえたり、街中をスイングしたり、
▲ゲーム「Marvel's Spider-Man」より
象徴的、印象的に使用される「スパイダー・ウェブ」はスパイダーマンのアイデンティティと言えるだろう。
だが先にも述べたように、この「ウェブ」は蜘蛛に噛まれたことによって獲得した能力ではない。
「スパイダー・ウェブ」はピーター自身(場合によってはピーターの父や他の人物)の発明なのだ。
コミック版などでも一時期あった
「体内でウェブを生成し、手首から射出する」
生体ウェブのケースも存在するが、
このようなケースは例外であり、
「ウェブ・リキッド」と呼ばれる蜘蛛の糸を生成する原液と、
その原液を射出する「ウェブ・シューター」
▲手のひら中央部にトリガーがあり、そこを中指薬指で素早く2回タップすることでウェブが発射される仕組み。
拳を握っただけで発射してしまわないように設計されている。
コルナ(メイロックサイン)にも似たスパイダーマンの独特な手の形はこの「ウェブ射出」に必要なジェスチャーなのだ。
▲スパイダーマンとしての能力を得たピーターはその能力を十二分に発揮するためにウェブを開発する。
▲アルティメット・ユニバースでは父の研究から着想するが、自作である点は同じ。
▲アルティメット・ユニバースでは後にトニー・スタークからより高性能なシューターを贈られる。
※このシューターはピーターの死後、メイおばさんの手でマイルズに受け継がれる。
▲映画「スパイダーマン:スパイダーバース」では忍び込んだ研究所から脱出する際に
ピーター・B・パーカーがスパイダーマンとして目覚めたばかりのマイルスにシューターを渡すシーンが描かれている。
▲その後、スーツとともにメイおばさんからシューターを受け継ぐシーンはコミック版アルティメット・ユニバースへのリスペクトが感じられる。
▲映画「アメイジング・スパイダーマン」シリーズでのウェブシューター。
画面に映るシーンは少ないが、ガジェットとして非常にそそられるディティールをしている。
▲MCU版ウェブシューター。画像は「シビルウォー」から。
手のひらにトリガーが伸びているデザインはコミックの設定に忠実。
▲番外編:スパイダーグウェンのウェブシューター。
大まかなデザインや使用法は同じ。空気中の水分からウェブリキッドを無限生成できるチートアイテム。
スパイダーネットやストリングを射出する装置であると同時に、スパイダーマシンGP-7やマーベラー(巨大戦艦)を呼ぶ通信装置として、果てはミサイル(!)を発射したりする。
このようにスパイダーマンを象徴し、スパイダーマンを語る上で欠かせないアイテム
「ウェブシューター」
はファンアイテムとして度々立体化している。
▲ダイヤモンドセレクト社製のウェブシューター 1/1レプリカスタチュー。
ポリストーンで作られているため実際に装着するのは難しいらしい(※某構成作家M様談)。
▲1997年に発売されたトイビズ製ウェブシューター玩具のコマーシャル。
現在も似たような玩具が出ているが、スプレー缶使用の為、輸入が難しい。
さて、この度ガリンペイロには、そんなウェブシューターから
2019年SDCC限定「スパイダーパンク ウェブシューターバングル & ピンバッジセット」 \13,800+税
が入荷。
スパイダーパンクとはマーベルコミックにおいて、
並行世界のスパイダーマンたちが集い、危機に立ち向かう、というイベント「スパイダーバース」に登場したアース138世界のスパイダーマン。
暴力でアメリカを支配するオズボーン大統領にロックの力で立ち向かう、といういかにもな設定と
それまでにないパンクロックなコスチュームで人気を博したキャラクターである。
それまでにないパンクロックなコスチュームで人気を博したキャラクターである。
PS4での「MARVEL’S スパイダーマン」でもコスチュームのひとつとして登場。
このスパイダーパンクが装備しているウェブシューター、という設定で1/1スケールのレプリカ化をしたのがこの商品である。
スパイダーパンクの外見に倣い、鋲打ちのバングルとしてデザインされたウェブシューターはいかにもらしい見た目で心踊る。
ゲームではあまりハッキリと見る機会のないウェブシューターだが、
ゲーム版とは細部に違いが見られるが、
ちなみに実際に装備することが可能で、裏面にあたる鋲部分には買った人だけが楽しめる意匠が施されているので、是非ご自身の目で確かめてみて欲しい。
これだけでコスプレ用の小道具としても成立してしまう…!
2019年のSDCC会場限定で発売されたこちらは限定1000個のレアもの!
是非皆さんのコレクションに加えてみてください!