誕生日!
その人がこの世に生を受けた日。
学芸会で主役になれない子も、演奏会でカスタネットしかやらせてもらえない子も、この日だけは主役になれる
だから、この日に言われる「おめでとう」は、特別なんだ
「もう誕生日を祝ってもらう年じゃないよ~」と照れる歳になっても、「おめでとう」って言われるとホントに嬉しい
幼い時は両親から、子供の時は友達から、年頃になったら恋人から、結婚したら家族から、そして年老いたら孫達から・・・。
言ってくれる相手は変わっても、一生、「おめでとう」って言ってもらいたい
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でも、とらの場合、ちょっと状況が違う
まず、春生まれのため、新年度が始まったばかりでクラスや職場の雰囲気が馴染んでないうちに誕生日が過ぎてしまうという問題がある。
でも、まあ、これについては、大人になるにつれて気にならなくなるから、あまり大きな問題じゃない。
最大の問題は、とらの誕生日には、「みんな機嫌が悪い」ということ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
直前まではニコニコしながらはしゃぎ回っていた恋人や家族も、とらの誕生日が来た途端、機嫌が悪くなる(ノ_・。)
そう・・・。
とらの誕生日は、国民がこぞってはしゃぐ、春先恒例の”金の週間”の翌日なのだ
カレンダーによっては振替休日になるので、楽しもうと思えばとことん楽しめるのだが、一緒に騒いでくれる相手がいないから、もちろん、そんな経験はない
大型連休が終わってしまい、現実の世界に引き戻されるショックと戦っている最中に、とらの誕生日なんか祝う気になれないよね~。
うん、わかるわかる。自分のことでいっぱいいっぱいだもんね
毎年、1週間くらい経ってから、「そういえば、今年もお祝いしないで誕生日終わっちゃったね。」って言われる。
ずっとこんな経験をしてるから、今はもう慣れた。
だからとらは贅沢を言わない。
ひとり静かに”金の週間”が始まった頃から、ひとりカウントダウンを開始する。
5日前、4日前、3日前(むむっ)、2日前(わくわく)、1日前(ドキドキ)、キタ--------------キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
♪はっぴ~ば~すで~ とう "み~"♪
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そういえば、数年前に「国民の休日が連続した場合、最後の国民の休日の翌日に振替休日を持ってくる」という、とってもとってもありがたい法律ができたけど、これって、ほぼ、とらの誕生日を休みにするための法律だよね
おっ来年、みんなはその恩恵を受けるわけだね。
連休の最終日、「ちっ、明日から仕事かよ」ってイラッとしたら、「あっ今日はとらの誕生日だ」って思い出してくれ。
そう・・・、パブロフの犬の原理で!!ワンワン