2次元万歳のブログ -5ページ目

ニート系戦隊らぶりぃー・りとる・どろっぷす

さて、まだまだライトノベルの感想でいきたいと思います。発売から2ヶ月経っている作品で、しかも、今回


は批判だらけですが。好きな方はこの段階で戻ってください。





ニート系戦隊らぶりぃー・りとる・どろっぷす





あらすじなどはこちら
から





まず、最初にコンプライアンスの問題についてツッコミを。
意図的に犯罪者を描いているのならともかくも


カラーページのキャラ紹介で、ヒロインの一人の設定が年齢19歳で無類の酒好きはどうかと。作中で舞台


を現代日本とは明記していませんが、明らかに日本だと思われる舞台設定でこの記述は。まあ、作中で年


齢や学年には一切触れていないので、おそらく作者ではなくカラーページ担当の方のミスでしょうが。法令


順守が重要視されている社会になってきているんだからこういう細かいところも重視して欲しいところです。


売れている作品だと問題になりそうなことを自ら作らなくていいでしょうに。





さて、内容の話を。芦屋六月氏の作品はデビュー作の「美少女が多すぎて生きていけない」も買っていた


ので、比較しますが、地の文は比較にならないくらいに読みやすくなっています。主人公もあっちはイライ


ラする感じですが、こっちは標準的かちょっと下くらいまでのレベルに落ち着いていると思います。





ただ、正直ギャグに振るのか、シリアスに振るのかははっきりとして欲しかった。いや、この設定なら正直


全てギャグに振ったほうが良かった気がします。





どっちつかずになって、面白くないんですよね。その象徴的なシーンが最後の方で敵組織の幹部がドロッ


プスの一員が倒すシーン。主人公の心理はギャグに振られているのに倒し方がものすごく恐ろしいんです


よ。冒頭のシーンで人間臭さを感じさせているだけに読者からすると相当恐ろしいシーンです。下手なホ


ラーよりもよっぽど恐怖を感じるシーンで気持ち悪さだけが残りました。





敵組織が繰り出す怪物に襲われるのも確かに怖いですが、このシーンを見るほうがよっぽど命の危険や


恐怖を感じるだろうと。





他のシーンでも昨今の魔法少女モノや美少女モノで流行っている不条理さに関する議論をやっています


が、活かせていないんですよね。不条理さがあるから引きこもって戦わないというのなら入れるのも解りま


すが、この作品タイトルにあるようなやる気が無いニート系という感じじゃないんですよね。





むしろ、流行りモノとしては制約のせいで恋愛できず美少女なのにモテナイ喪女系なんですよね。もこっち


に敬意を表して喪女系戦隊にした方が良い内容なんですよ。





少し話が逸れましたが、不条理さを入れているせいで、変に重たくなっている上に、入れたのはいいけど、


リカバーできていないんですよね。あそこからの議論で、メインヒロインだと思われるゆいかが戦隊に復帰


する流れが実に不自然な感じがあるんですよ。





姉のあえかに無理やり美少女戦士にされたというのなら姉の罪悪感と妹の憤りを解消するために主人公


である亨が奮闘するという方が良かった気がします。





ついでに「美少女が多すぎて生きていけない」でもそうでしたが、主人公とメインヒロインの恋愛部分が全く


と良いほど描けていないんですよね。読んでいるとこれはメインヒロインと恋愛するよりも他のヒロインと恋


愛関係にならないと不自然というレベルになっているんですよ。メインヒロインは何でこいつに惚れるの?と


いう気になるんですよ。メインヒロインとどう恋愛させるのかが考えられていない感じなのが。





おかげで、「美少女が多すぎて生きていけない」でもそうでしたが、全くメインヒロインに魅力を感じられない


という。この欠点を克服しないといけないでしょう。今回で書けば上に書いたように姉妹の感情のもつれを強


調してゆいかとあえかの思いのたけをぶつけ合わせる流れに持っていったほうが良かった気がします。





敵幹部である杏が亨の妹・鳴をたぶらかした上に亨たちの家に居座るのもギャグに振り切れていないのと


亨の性格やゆいかとのかみ合わせの悪さもあって、非常にイライラするものにしかなっていないのも大き


な欠点ですね。





愛理と杏のやり取りは悪くないですし、愛理と亨の相性も良いのに実に惜しいんですよね。愛理あたりをメ


インにして徹底的にギャグに振ったほうがとここでも感じるんですよね。





ゆいかをメインに据えるのならもっとゆいかをデレさせるか亨がゆいかに憧れているという描写を強調しな


いと苦しい。杏が亨の家にいる意味が1巻の段階では無いと感じるだけでなく凄く杏と鳴がウザく感じられる


だけだという。





他の2人のメンバー、麻緒子はギャグ要因でどっちかに極端に振っていれば個性が光るのに中途半端な


ので、あまりいる意味があるように感じられず、彼女と百合関係にある雪乃にいたっては個性を活かしてい


るエピソードもなくシナリオ上出している意味がまるで感じられないというのが。





設定も面白くラストシーンのオチは非常に秀逸で他の作品にもヒケを取らない驚きも与えてくれているよう


にところどころものすごく光る部分はあるだけに惜しい。





芦屋氏は設定自体は面白いと感じるものを出すのですが、コメディを書ききれないためか活かせない。何


でギャグでやれば実に面白くなりそうな設定をシリアスで書いて失敗している感じ。シリアスにするのならメ


インヒロインとの恋愛描写が弱いのが最大の欠点でギャグにするのならキャラの会話テンポやかみ合わ


せが悪いのが欠点。





いや、他のヒロインをメインに持ってくれば上手くやれると感じるので、修正は可能でしょう。この作品で書


けば、タイトルを喪女系にして、恋愛に焦る年上ヒロインに亨が振り回されるようなギャグ話にすればもっと


光る気がします。同級生をメインにするのなら捻くれたタイプではなく、勉強好きで一見恋愛には興味がな


い感じのキャラを持ってきたほうが効果的だった気がします。





ゆいかは理屈臭いというか本当に悪い意味で捻くれて素直じゃなく好感が持てない感じなのが。しかも、亨


がガツンと行くタイプではないので、余計にその欠点が目立つという。





もう1つかみ合わせがよくなる要素があればお勧めできるんですが、そのもう1つが足りないばかりに実に


読みにくい作品になっているのが残念です。ただ、最後のギミックは良かったので、続刊が出るのならどう


いう感じになるのかは気になります。





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空戦魔導士候補生の教官2

さて、今週は時間が取れたので、まだまだ溜まっているライトノベルの感想を。





空戦魔導士候補生の教官2





あらすじなどはこちら
から





いや、表紙を見てびっくりしました。1巻終わった後、普通に次はリコかレクティのエピソード中心で来るだ


ろうと思ったらユーリとクロエとカナタが来ていたので。カラーイラストの1ページもユーリだったので、余計


にびっくり。





まあ、1巻がカナタとミソラ、リコ、レクティだったから次はかつてカナタが所属していたチームでというのは


自然な流れなのかもしれませんが。でも、ロイドはハブられているという。男性向けレーベルで男がいても


ということなのかもしれませんが。





で、両手に華みたいな感じでクロエとユーリがいるからこの2人が中心かと思ったらクロエの方は1巻のとき


とほとんど出番の多さも役回りも変わらないという。クロエが好きな人にはがっくり。でも、今回はユーリが


メインなので、ユーリファンには非常に満足できる話。





しかし、カラーイラスト1ページ目のユーリのイラストを見るとものすごくスリットがきついのにまさかの履い


てない!?という素晴らしいもの!





いやあ、眼福。眼福。





今回、作中でもお色気担当のような感じで頑張ってくれています。





さて、真面目に内容の話を。今回は前回個々のパワーアップを果たすことが出来たけど、未だ初勝利を掴


むことのできないE-601小隊とユーリが率いる小隊が戦うことになる話。





1巻のときもそうですが、今回もユーリは過去の出来事からカナタを敵視している。そんな彼女とカナタの過


去も語られる。かつては師事していて、尊敬していたが故に自分達を裏切ったカナタのことが許せないとい


うユーリの心境がよく伝わってくる話でした。





でも、許せないけど、気になって仕方がないという心理も良く伝わってきます。そんな彼女が再びデレるよ


うになるまでのお話。





もちろん今回はチームとしての勝利が目的なので、ミソラ、リコ、レクティたちE-601小隊の面々のエピソー


ドもきちんと充実しています。特に今回は1巻に比べてリコの見せ場が増えて、やる気も増している感じがし


ました。





逆にミソラは出番が減っている感じですか。むしろ、今回はユーリに喰われて負け犬になってしまっている


感じが。他にも色々と空回りしていたり、周りからストーキングが趣味と思われるようになってしまったり。何


かかわいそうな感じに。





レクティは1巻と出番はあまり変わっていない感じ。でも、ちゃんとコスプレはしてくれますし、ユーリと仲良く


なったりと色々と見せ場はありました。彼女はきちんと履いていました。





後、レクティに関しては少し毒を吐くようになっている感じですか。





相変わらず構成も綺麗で、カナタが飄々としている割にいやみたらしさが無く、むしろ、彼が飄々としている


が故にどんな精神状態でもイライラすることなく読むことが出来ました。





敵は小物臭いんですが、突き抜けている上にその能力も納得できるもので恐怖感もあったので、なかなか


良かったです。でも、きもかったですが。





ユーリファンの方々は今回の敵を見てあそこまで行かないようにお願いします。





ただ、不満点もあったのは事実。1番は今回ミソラが覚醒というか大事なことに気づくシーンがあるのです


が、そこに至るまでの課程が物足りないんですよね。





せっかくユーリメインなんだからメインヒロインであるミソラを嫉妬心から暴走させても良かった気がしま


す。カッとなると周りが見えなくなるタイプですし。ただ、これはやりすぎると重くなるというかテンポが悪くな


りますが。





それにしても、覚醒前のエピソードは足りないかなあ。普段仲が悪いリコから声をかけられてというのは良


いんですが、レクティからのアドバイスが無かったのは疑問ですね。先に気づいた2人から声をかけられて


というのがあればより説得力が増した気がします。その方がチームとしてのまとまりが出たように感じられ


ると思うのですが。





後、1巻のときもそうでしたが、何人かが同時に喋っているというか突っ込みを入れているシーンでキャラの


口調に合わせて語尾を分けていないのが。





ただ、これも大きな欠点ではなく違和感程度のものですが。





最後の結末を見るとかつての教え子であるユーリと和解するだけでなく再教育を施すことにもなり、今後の


展開が非常に気になるところですし。





あとがきを読むと次回はレクティがメインに来るみたいなので、非常に楽しみですし。話をどう広げるのか


全く読めないので、先が実に気になります。





後、2巻がユーリメインだったばかりに男は要らないとばかりに1巻と比べて大幅に出番を削られてしまった


感じすらあるロイドに光は当たるのかも含めて。当然のように表紙にはいない上に未だにイラストが出てこ


ない彼に。今回端役のリリィにすらあったのに。





ファンタジーの王道という感じの作品で読みやすいですしヒロインも可愛く、お勧めです。ヒロインの成長を


促すタイプのものは数も少ないので、そういったものを読んでみたいと思った方は是非。クロエは幼馴染で


すが、ほかのキャラは皆年下なので、年下好きの方も是非。





1巻の感想へ





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明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3

今日もライトノベルの感想を。昨日書いたやつとほぼ同じ内容で、同じ流れになると思います。





明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。3





あらすじなどはこちら
から





終わるのかよっ!





くそぅ!くそぅ!





昨日と同じ流れですが、それだけこの作品も終わるのが実に惜しい作品です。





1つの体に2つの人格というのはお約束ネタですが、互いの意思疎通が取れずに1日おきに人格が入れ


替わるというのは斬新でした。





1巻の頃は設定に慣れなかったのですが、2巻、3巻と設定が頭に入り始めるとドンドンと面白くなっていく


んですよね。





地の文も読みやすい。いや、ただ読みやすいだけじゃないんですよね。何かのインタビューで作者の藤


まる氏は映画の脚本家を目指しているというのを読んだことがありますが、まさに映画の脚本という感


じで、情景がものすごくイメージしやすい文章なんですよね。





また、キャラの心情と情景が一致しているのが良くわかり、切ないシーンでの効果が抜群!





是非アニメで、いや、実写でも良いので、映像として見たくなる作品でした。この内容なら実写化しても設定


を変にいじらなければさして違和感は無さそうですし。





2巻の終わりの段階で3巻で完結かというのはわかっていましたが、やっぱり終わるのが残念。





3巻ではあらすじにもあるとおりに坂本君たちと同じ状況になっているキャラが出てくる。





上手いなと感じるのはその新キャラ・月村千秋は女性であるという点。女性の体に男性である隼人君という


人格が宿っていて、情報共有の方法も坂本君たちが交換ノートを使っているのに対して千秋たちはボイス


レコーダーを使っている。





そんな同じような悩みを抱えていながら違っている千秋と交流していく中でお互いが抱えている思いや悩み


がまとまっていき、それぞれの決断をするところが実に切なくて目が離せなかったですね。





さらに坂本君に宿っている光と千秋に宿っている隼人と交流することで決意している。この2人はトラブル


メーカーで性格も似ている。でも、どこか違っている。そんな2人だけど、宿っている肉体の主人格である坂


本君と千秋のことを心の底から心配しているのは一緒。この2人の行動が解るとまた切ない気持ちになりま


す。





ラストに向かうシーンでは意表を突かれました。たぶん、坂本君はこういう決断をしたんだろうなとは思って


いましたが、ああ来るとは思いませんでした。でも、1巻の内容と対比させるあたりが上手いなと。





最後の結末も映画の終わり方みたいで、普段はあまり好きじゃないタイプの終わり方なんですが、この作


品だと確かにああいう終わり方の方が綺麗だなと感じる終わり方でした。最後のイラストが少しイメージと


違いましたが。





シナリオももちろん素晴らしかったですが、キャラも設定と同じく作者が思わず「どうしてこうなった!」とい


うようなことをあとがきで書いてしまうくらいに奇抜なキャラばかり。





坂本君は相変わらずヘタレでした。そこまで行っておきながら!?というシーンがいくつかありましたし。で


も、一途でやるべきときはやってくれる良いキャラです。





光も相変わらずの感じ。トラブルメーカーで周りの都合なんておかまいなしで皆を巻き込んでいく。でも、


不愉快にさせないキャラ。明るく振舞っていながらも心の奥底では不安を抱えている実にメインヒロインらし


いキャラ。





光に惚れていた風城君はドンドンと壊れていますね。おそらく事情を知らない人が傍から見ていたら実に気


持ち悪い感じでしょうね。いや、日常パートで坂本君に語っている内容を聞くとドン引きするレベルですね。


でも、シリアスパートでは格好いいところを見せてくれました。特にラストは素晴らしかった。





坂本君の舎弟になったもぴりんは最初のカラーポスターで一発芸を披露して笑わせてくれました。





坂本君に惚れている木下菫もぶっこんで来ますね。実に積極的に迫ってきますチャンス有と見れば口へ


のキスも仕掛けてくる恐ろしい子でした。風城君との攻防話は必聴です。想像すると笑えます。





真田霞ちゃんは相変わらず凄かったです。香寺美紗貴との対決なんかワクワクしますよね。そんな彼女の


本音が後半語られるのも良かったです。あの始まり方だったら確かに坂本君は誤解しますよね。エピロー


グシーンでは彼女のおそろ・・・もとい一途さが伝わってきますし。坂本君は腹を括るのもありだったんじゃ


ないかと。ロリ体型で巨乳は魅力的ですし。





美紗貴も良かったです。彼女には実に弄ばれたくなります。しかし、もう1つエピソードが欲しかったですけ


どね。エピローグでも語られていませんし。





1巻では蒼山サグ氏に2巻では高坂桐乃さんに帯で絶賛されていた妹の雪瑚は今回は大人しかったです


ね。でも、ラストシーンの会話シーンでは実に可愛らしく、あそこは涙腺が決壊しそうでした。





今回の新キャラである千秋は坂本君に対してはひねくれていて、一筋縄じゃいかない感じ。だけど、根は


優しくて上手く感情が出せないだけという典型的なツンデレ。





隼人の方は一見何も考えていないような感じだけど、裏では千秋のために色んなことを考えて一生懸命に


行動していた本当に尊敬できる素晴らしい漢でした。





養護教諭の南雲は最後まで何を考えていたか解りませんでしたが、だからこそ良かった。結末と合わせて


考えると味わい深かったです。





3巻完結が実にもったいないほどに個性的なキャラクターが揃っていました。もっと彼らのエピソードを見た


かったです。





ただ、3巻で終わるからこそ輝いていたのかなとも思います。構成がしっかりしていて、どのシーンを読んで


いても面白い。流れるように読めるのに本当に切なくて泣けてしまう良い話でした。さすがに投稿作が1番


多い電撃で金賞を獲った作品だなとうならされました。





どんな年齢層にも勧められる作品です。1巻から3巻までを一気に読むのも少しずつ読むのもどっちも趣き


はありそうです。是非とも色んな方に読んで欲しい作品ですね。





藤まる氏の次回作が出れば間違いなく買うでしょう。出来ればイラストレーターさんは藤丸氏と組むという


一発ギャグも期待しています。でも、そうなるとメディアワークス文庫の方かな?ご本人が語られているよ


うにこの作品もメディアワークス文庫向きでしょうし。





1巻の感想へ





2巻の感想へ





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