最初はいかにも猫バカの本かと思ってました。カワ(・∀・)イイ!!っていう系統かとね。

 

猫嫌いとか猫と無縁の人に、猫を飼ってもらうと、誰もが猫好きに豹変するようなお話かな~とか想像していました。

 

 

 

 

 

あらすじは

 

 

怪しげなメンタルクリニックで処方されたのは、薬ではなく猫!? 京都を舞台に人と猫の絆を描く、もふもふハートフルストーリー!

 

 

 

↑は公式サイトです。すでにシリーズは4作目になっています。同じような猫が題名に入っている本も書かれています。公式サイトとすると、最新作の紹介になりますね。シリーズ累計が30万部を突破しているっていうのは、読者の皆さんが次作→次作→最新作と楽しまれているのでしょうね。

 

このサイト、この物語の舞台の

 

京都市中京区麴屋町通上ル六角通西入ル富光路通下ル蛸薬師通東入ル
↑読めます?

 

をストリートビューで見るコーナーとか、ブックカバーの無料ダウンロードなど楽しめるようになっていますよ。

 

 

 

じんわりと引き込まれる猫ワールド

 

 

第一話では、偶然この本を手に取った読者(猫が好きかどうか?分からない人)を和ませる(寄席でいう「暖めて置きました」的な)お話だと思いました。

「猫を処方」って言っても、アニマルセラピーっていう治療の範囲だろう、とは分かるのですが、「猫と医療」って、いくらか違和感があるのですが、ここでは、猫を見れば、本当にだらしなくなる不動産屋の親父を登場させて、その猫バカぶりを見せていて、だんだん自分もこの猫ワールドに、違和感を感じないようになっていくから、不思議でした。

 

そして、第二話では、猫のおかげで家族との会話が復活した、中年男性を登場させていています。この頃になると「猫も良いかも~」って思うようになっていくのです。

 

お話は、読み進めるに従って、この「中京こころのびょういん」のミステリー風なところが、少しづつ拡がってくるのです。「これって変」と思えるシーンも登場人物も「そっと」忍ばせてあって、これがまた読むのを止められない(少なくても各話の区切り位まで)のです。

 

猫は、やっぱり不思議さや神秘的なところがあるイメージですね。言葉を発しませんが、その分、勝手に会話を想像することが楽しめます。これがこの小説のファンタジー色やミステリアスな部分にピッタリだと思いました。

 

 

 

猫飼ってみたい?

 

 

保護猫のことや多頭飼育などのペット業界の現状も触れられています。この小説を読んで「猫飼ってみよう」と思う人も居るかもしれないですね。だけど、生き物を飼うってことはそれなりに覚悟も必要ですよ、ってクギを指すのもちゃんとされています。

 

 

 

蛇足

 

ページを読み進めていくと

 

こんなシオリが挟んでありました。私の前に読まれた方がそのままにされていたのでしょう。図書館では返却の後に、ページをパラパラとめくって確認されていますが、ちょっと小さめだったので、すり抜けたのでしょう。私もそのまま返却しました。次の誰かに伝わるでしょうか?