九州自転車旅 おまけ編 荷物の事

 

 

2024年3月27日から21日間九州一周ライドを敢行しました。(実走は19日 距離1,660km 獲得標高14,343m)その後輪行で別府に移動してから阿蘇に抜けるボーナスステージ(3日間 174km 3,402m)に挑戦して、4月20日に無事帰宅しました。

その間、STRAVAとFacebookは随時更新していたのですが、amebloの方は時間がかかるので、帰宅してからの更新でお許し頂こうと考えてました。(実際、現地でこの作業は無理ですね)

 

すでに走行分の更新は済ませましたが、おまけ編を作ります。荷物の事や費用の事、ルート作りの事などを記録して置きたいと考えました。過去のライドの四国一周ライドや北海道一周ライドでも、こうした記録を残していて、他ならない自分自身が次のロングライドの準備の時などに役立ったのです。

 

 

  バッグ類のこと

 

今回のライドは下の画像のようなバッグを使いました。これは2023年の北海道一周ライドと同じ構成です。2022年の四国一周の時は、サドルバッグ+小さめのフロントバッグ+リュックだったのですが、走り始めてすぐに腰に違和感が出ました。思えばその頃から負荷を掛けると腰痛が出やすかったのですね。

 

そこで、2023年からはリュックを使わない様にしようと、フロントローダーとバーローダーで大容量にしました。

 

バッグ類はなぜかTOPEAK(トピーク)の製品ばかりになりました。

 

フロントローダーは→

容量は8ℓ。とにかくギューって押し込んで、両端を巻き上げる形なので、衣料とかだとかなり沢山収納できます。ただ、ライドの最中に中のものを取り出すというのは、ちょっと面倒なので、基本的には宿で収納したら、次の宿まで開く必要のない物を収納するバッグになります。

 

バーローダーは→

カタログでは容量6.5ℓになってますが、それはかなり希望的ですね。ライドの最中に取り出す機会の多い小物入れとして使ってました。補給食やサコッシュ、メモ帳、キズ薬、お守りなどですね。脱いだウィンドブレーカーを放り込む位の容量は有ります。フロントローダーに取り付けるタイプになるので、これを単独で付けるのは、難しいように思います。

 

サドルバッグは→

カタログでは15ℓ。かなり入るのですが、沢山収納すると、走っていてもグラグラするし、ベルトが緩んでくるとタイヤを干渉したりしがちです。私が自転車を最初に買った時からの相棒です。手前に収納している物なら、ライドの途中で取り出すことも割と簡単です。取り出す予定の無い輪行袋や工具類は奥にして、雨具などは手前にしておいて、すぐに取り出せる位置にするようにしていました。

 

上部にあるゴム紐が案外役に立ちます。ただ、ここにウィンドブレーカーを挟んでいて、気が付いたら無くなっていたことがあります。

 

 

  自転車のメンテナンス

 

2,000キロ近くになるライドです。予想されるトラブル対応と、お守り的な安心材料としての機材をLOKO Bicycleさんと考えて、メンテナンス系の用意をしました。

 

それと、LOKO Bicycleさんで、出発前の点検でシフトケーブル(前後)の交換、チェーンの交換、ブレーキパッド(前後)の交換をしてもらっています。

タイヤはシュワルベのマラソンに交換しました。(これは自分で)

 

パンク修理系です。幸い、前回の北海道に続いてノーパンクでした。装着したシュワベのタイヤのマラソンが有効だったのです。

 

左からパナレーサーの地面に置いて押し付ける式の空気入れ。もっと小型の物を持っていたのですが、出発前のパンクで困りました。貸してもらったこれが良かったので購入しました。しかし、重量は増えましたね。

タイヤチューブは2本です。四国の時に一本だけで、現地で購入しようとすると、これが無いのです。有っても英式だったりとかでした。

薄手の軍手にタイヤレバー×3本、サイドカットとかの対策のブートシート。

そして、今回また増えたのが、CO2 バルブとボンベです。能登ライドの時に空気入れが故障していて困りました。多分にお守り的ですが、二種類の対策を考えようとしたのです。しかし、これも重量増につながっています。

 

パンク系です。左から仏式のバルブやネジ類、次の真鍮のアダブターは、仏式のバルブに英式の空気入れが使えるアダプターになります。能登の博物館でパンクした時に、博物館には英式の空気入れなら有ったのです。英式の空気入れなら一般家庭でも借りることが出来るかも知れませんからね。

パンクしたチューブのパッチは簡易型です。接着剤を使うタイプは上手に出来た試しがないのです。旅先ならよけいにそうだと思っています。パッチの下は布ヤスリです。チューブの表面をザラザラにして接着をよりしっかりさせます。それと、製造の時のバリのようなはみ出している部分を削り取らないとそこから漏れるように思っています。パッチに金属製のヤスリがついてきますが、有れって有効?と私は懐疑的です。

 

この辺りは普段のライドでは持ち歩かないです。左から、インシュロック。ワイヤーの固定とかちょっとした修理に使えるように思います。

組工具は6種と下のアダブターで7種になります。

3㎜のアーレンキーは機械式ディスクブレーキの調製に必要です。組工具ではやりにくいのです。小さなドライバーはタイヤに刺さった異物を取り出す用です。

ボタン電池が二種類。しかし、これは万が一にしてもコンビニで調達可能ですから、不要な装備って言えると思います。

ディレーラーハンガーは自転車を倒したりして、ここが曲がったりした時用です。

チェーンカッターとチェーンをつなぐ部品も持って行きました。これも多分にお守りです。使った事が有りません。通常のチェーン交換もLOKO Bicycleさんにお願いしているので、万が一の時はその時にスマホでググって使い方を調べる事になるかと思います。北海道ライドの時にLOKO Bicycleさんから餞別で頂きました。

 

今回のライドでLOKO Bicycleさんに用意してもらったのが、このチェーン掃除のケミカルです。リンクは→

ボロ布といっしょにしてビニール袋に入れて持参しました。

 

 

  衣料関係

 

今回の九州一周ライドは、出発が3月27日でした。例年だと桜が満開になっていても不思議でない時期なのですが、2024年は桜の開花も遅れて寒かったですね。

出発の朝は早かったし、かなり低めの気温予想でした。

それと、一周ライドの後に阿蘇を目論んでいて、阿蘇は標高も高いから寒いだろう~と2023年の北海道より衣料は増えてました。

これも重量増になっています。

 

ウェア類です。半袖のジャージとTシャツ型のウェアです。それに長袖のシャツ(これも後ろにポケットの有るタイプ)このシャツは室内着とか軽いウィンドブレーカー的に着るなど重宝しました。ナイロン混紡で乾きが早いのもありがたいです。

アンダーウェアはモンベルの中厚と冬用(ウール混)の二種類にしました。ほとんどは中厚だけを着用していましたね。冬用より、薄手のアンダーシャツの方が使い勝手は良かったと思います。

下はビブタイツです。普通のショーツタイプよりお尻の痛みが改善するように思います。ただ、ビブだと排便をするときに全部脱ぐ必要が有ります。なので、早朝散歩とかコーヒーとか出発前に朝のお便りが来るように心がけていました。(ほとんど予定通りになりました)

 

ウェアのその②

今回ズボン的な物として、ユニクロのジャージとストレッチジョガーパンツを持参しました。寒い時や外に食事に出る時などに重宝しました。しかし、ジャージ重くてかさばりましたね。(出発の朝が寒かったからね)薄手のストレッチジョガーパンツと半ズボンの2枚体制の方が良かったですね。軽量化にもなったしね。

 

蛍光イエローのウィンドブレーカーは今回ネットで新調しました。(シニア仲間のK岡さんご愛用)とにかく目立つ色のウィンドブレーカーが欲しかったです。北海道ライドの時にはLOKO Bicycleのブルーのウィンドブレーカーを持って行ったのですが、サドルバッグにくくり付けていたら、知らない間になくなってました。脱ぎ着する頻度が高いし、脱いだ後の置き場に困ったりするからでしょうね。量販品なら紛失した時のショックも少ないだろう~と思いました。

 

グレーのはユニクロの薄手のパーカーです。これは北海道の時、途中の札幌で購入しています。寒かったのです。外出やちょっと寒い朝とか重宝しました。靴下は×2種。ツルツルのパンツ×2枚。ハンカチも一枚だけですが、持参しました。

 

帽子と手袋、アームカバー。

帽子と手袋は毎日着用してましたが、アームカバーは出番がなかったです。常に長袖のアンダーシャツを着用していたからです。しかし、一ヶ月近いライドですので、暑くなることも考えて持参しました。

 

長袖アンダーシャツ×2枚でしたが、長袖は1枚+半袖1枚+アームカバーが最適だったかも知れません。

 

番外的ですが、洗濯ネットと洗剤です。ビブタイツやアンダーウェアを他の衣料と洗うと摩擦で傷んでしまいます。(私は元洗濯屋)脱水の時に無理に引っ張る可能性も有ります。横型の洗濯機だとハンカチなどの小物が隙間から出てしまうかも知れません。洗濯ネットは必要だと思っています。一回分だけの使い切り洗剤はコンビニなどで販売しています。これは液体ですが、粉タイプもあります。お宿では洗濯しますが、洗剤が自動投入の所もあれば、別途購入してください、の所も有りました。

 

これらの衣料は、お宿でフロントローダーにギューって詰め込んで、次のお宿で全部取り出す、というパターンでした。

 

  レインウエア

 

レインウェアを着ている写真を探したのですが・・・

 

こんな姿でした。

 

 

左からワークマンの防水の手袋。これは出番がなかったです。キツイ雨の日でも、ブレーキとか掛けるので、手の平の自由度は高くしておく必要がありました。

ウェアの下はモンベルの自転車用→

ウェアの上はモンベルの→

シューズカバーもモンベルです→

 

一ヶ月近いライドなので、当然雨の日も予想されます。豪雨では中止や停滞しようと考えていましたが、小雨程度なら走ります。雨具は出番が少ないのに、重くてかさばりますが、雨が浸みてくると体温を奪われて辛くなります。

 

九州ライドでは、最後の別府から阿蘇に向けての三日間は、お天気が良いことが分かっていたので、雨具一式も含めて自宅に送り返しました。軽くなりました。

リタイヤしてから日程に柔軟性を持たせることが出来ます。無理して雨の日には走らずに、順延するなど考えたいですね。

 

 

  お薬類

 

現在68歳なので、お薬の類はかなり有ります。これが案外かさばります。

 

上の二つの袋は主治医さんから毎月処方してもらっているお薬です。ほぼ一ヶ月分になりますので、これも意外とかさばりました。

 

スキンケアの類ですね。左から日焼け止めクリーム、ハンドクリーム、お尻に塗るワセリン。お尻がヒリヒリした時に塗るクリーム、オロナインと痒み止めクリームは100円均の容器に入れ替えています。

 

 

花粉の季節なので、そっちのお薬も沢山。鼻用のスプレーに、目薬が三種類。

 

 

筋肉痛のパップ剤とクリーム剤。パップ剤は現地で買い増ししています。また、スプレータイプの物を現地で購入しています。

 

歯磨きも大事です。普段は一日に4回(食事後と就寝前)に歯磨きしている人なのですが、ライド中はなかなかお昼ご飯の後の歯磨きが出来ませんでしたが、用意はしていました。それと、タオルの準備がないお宿も予想されたのでタオルとボディソープを少量持参しました。

 

 

 

充電関係。今回はC型の充電器を一台増やしました。

モバイルバッテリーと二口の充電器。ケーブルは専用のものも有ります。

充電器を一台増やしたので、夜中に起きてケーブルを切り替えるような事は無かったです。

 

 

  小物類

 

バーローダー(ハンドルバーに取り付けのカバン)に入れる物です

 

キズ薬にお守り、モンベルのクリップ式のサングラス。モンベルのサコッシュ。ティッシュペーパー、手帳とボールペン、JRのチケットにJRのシニア割引(ジパング倶楽部)の会員証、首から下げるタイプの財布。これには写ってないですが、肩から下げる反射帯(散歩の人が使っているようなタイプ)も持参しました。トンネルや交通量の多いところで使っていました。

 

サコッシュは前はリュックだったのですが、こっちの方が安定していて小型で良かったです。

 

財布は首から下げられるタイプです。(ワークマン)スマホとこの財布は首から下げていて、肌身離さず状態にしました。この二つが有れば最悪帰宅出来ると思ってました。


 

 

ヘルメットとランプ類。

ヘルメットの後ろに二つ。サドルバッグに一つの赤点滅のランプを取り付けています。これは充電式。ヘルメットの一つとサドルバッグは常時点滅にしていました。トンネルや交通量が多い道などでは、ヘルメットのランプは二つ共に点滅させていました。

フロントは常時白色の点滅させています。いつもは充電式の電池を使っていますが、九州ライドの時は乾電池で運用しました。(充電器を省略するため)

 

左から光学式の心拍計とそのバンド。サイコンはiGPSPORT iGS630です。

Garminと比べると格安で自分には十分な性能だと思っています。バッテリーが長持ちもロングライドには向いてますね。昼間だけの走行なら二日間は十分に持ちます。

地図表示やナビ機能は、他を知らないので詳しくは分かりませんが、時々変な表示をすることも有りました。でも、「あっちだろう」で走っていたら、サイコンも考え直したのか、正しく表示してくれることが多かったです。

腕時計は北海道の時は、ランニングの時から使っていたGarminでしたが、充電に専用ケーブルが必要なので今回はパスして格安の時計にしました。